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理論・専門書
バロックから初期古典派までの音楽の奏法

●バロックから初期古典派までの音楽の奏法
当時の演奏習慣を知り、正しい解釈をするために

橋本英二

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内容紹介
20世紀後半の古楽研究の発展とそれにともなう古楽ブームの結果、古い音楽を演奏するさいには、装飾音、リズム、ダイナミクス、アーティキュレーションなどについて、当時の演奏習慣にもとづいた適切な解釈をすることが常識となった。現在では、古楽器演奏家はもとより、モダン楽器の演奏家のあいだでもこうした考え方が一般的となっている。
本書は、プロ、アマチュアを問わず、バロック音楽から初期古典派までの音楽を演奏する際に留意すべきさまざまな事項を、J. S. バッハ、F. クープラン、ラモー、クヴァンツ、テュルク、C. P. E. バッハ、L. モーツァルトなどの当時の教本(理論書)の記述にもとづきながら、実践的に解説した、わが国でははじめての書。R. カークパトリックの直弟子であり、D. スカルラッティの楽譜の校訂などでも知られるチェンバロ奏者、シンシナティ大学名誉教授の橋本英二が、みずからのバロック音楽研究の集大成として書き下ろした記念碑的労作。
目次
方針
フランスの代表的なクラヴサン作曲家(シャンボニエール、ダングルベール、
F. クープラン、ラモー)とJ. S. バッハの装飾音図解表
序章 バロックと古典期以前の概観
  第1節 バロックの語源
  第2節 バロック時代の区分
  第3節 代表的な国の内情、変移、音楽展望
  第4節 バロック以後

第1章 装飾音
 概論
 本質的装飾
  第1節 前打音
  第2節 複前打音
  第3節 トリル
  第4節 モルデント
  第5節 ターン
  第6節 スライド
  第7節 アッチャカトゥーラとアルペッジョ
  第8節 トレモロとヴィブラート
 任意の分割変奏
  第1節 概論
  第2節 任意修飾で使う材料と場所
  第3節 変奏の方法

第2章 リズム
  第1節 付点の強調
  第2節 不均等奏法
  第3節 三連符と付点音符の組み合わせ
  第4節 ヘミオラ、その他のリズムの変則

第3章 テンポ
  第1節 計量記譜法とその拍子記号
  第2節 拍子記号の意義
  第3節 クヴァンツのテンポ設定
  第4節 舞曲のテンポ
  第5節 テンポと発想記号
  第6節 テンポや拍の変化
  第7節 まとめとテンポ設定のこつ

第4章 ダイナミクス
  第1節 フォルテやピアノの想定
  第2節 こだまの繰り返し
  第3節 クレッシェンド、ディミヌエンド
  第4節 細かい変化について
  第5節 テュルクのダイナミクス用語の定義
  第6節 ダイナミクスの判断方法

第5章 フレージングとアーティキュレーション
  第1節 フレージング
  第2節 アーティキュレーション
  第3節 クヴァンツのタンギング
  第4節 ムッファトが示すフランス式のボウイング

第6章 形式
  第1節 ソナタ
  第2節 組曲
  第3節 舞曲の説明
  第4節 コンチェルト
  第5節 序曲
  第6節 シンフォニア
  第7節 合奏やオーケストラの人数

第7章 ピッチ

第8章 音律
  第1節 平均律と純正律の比較
  第2節 初期の調律法
  第3節 中全音律
  第4節 混ぜ合わせの方法
  第5節 調の使用について
  第6節 J. S. バッハと調律
  第7節 バッハ以後

第9章 通奏低音とその伴奏法
  第1節 低音の数字観念の変遷
  第2節 数字低音奏法の基本方針
  第3節 三和音
  第4節 7の和音
  第5節 その他の非和声和音
  第6節 伴奏法

第10章 カデンツァ

第11章 即興演奏
  第1節 分割即興法
  第2節 フーガ
  第3節 C. P. E. バッハが説明した幻想曲形式の即興奏法

第12章 バロック記譜の通念

第13章 繰り返し
  第1節 2部形式の繰り返し
  第2節 特殊な繰り返し
  第3節 楽節の繰り返しの末尾が前回と異なる場合
  第4節 小反復その他
  第5節 用語の説明


第14章 表現

第15章 楽器について
  第1節 鍵盤楽器
  第2節 弦楽器
  第3節 管楽器
  第4節 声楽論

あとがき
主要参考文献表
索引
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