• プロコフィエフ 自伝/随想集

書籍 評論・読み物

プロコフィエフ 自伝/随想集

プロコフィエフ 著/田代薫

定価
3,740円 (本体3,400円+税)
判型・頁数
4-6・272頁
発行年月
2010年8月
ISBNコード
9784276226616
商品コード
226610

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内容紹介

本書は、かつて弊社より『プロコフィエフ 自伝・評論』(園部四郎・西牟田久雄共訳、1964年初版)として刊行されていたものの新訳である。「自伝」部分は、ロシア近代を代表する作曲家であるプロコフィエフが45歳時に書いたもので、作曲家、演奏家としての自身の成長経過、経験、視野、書かれた曲の背景、構想などがたっぷりと記述されている。また「随想集」部分に収められた22本の文章は、30年代前半から没年である1953年にかけて書かれ、文章の長短も、取り上げたテーマもさまざまであるが、「自伝」以降(つまりこの作曲家がソヴィエトに帰ったあと)のプロコフィエフの、芸術や人生についての考えが随所に折り込まれている。有名な「ジダーノフ批判」と呼ばれるソ連共産党からの当時の芸術家への圧迫に対しても、この作曲家独特の(ショスタコーヴィチらとはまた違った)処し方が垣間見えるなど、興味深い記述が多い。

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目次

まえがき

自伝
 Ⅰ 幼少時代
 Ⅱ 音楽院を終えて
 Ⅲ 外国での年月
 Ⅳ 母国への帰国後

随想集
 イーゴル・ストラヴィンスキーの、声楽とピアノのための《幼年時代の思い出による三つの小さな歌》
 パリの音楽生活の断面図(1931~32年シーズン)
 メモ
 ソヴィエト音楽の道
 観客のメモ
 ゴーリキーについて
 作曲家と演劇
 新しいソヴィエトの交響曲
 民衆は偉大な音楽を求めている
 芸術の繁栄
 モーリス・ラヴェル
 シェイクスピアの「ハムレット」のための音楽について
 《アレクサンドル・ネフスキー》の音楽
 メロディに終わりはあるか
 《セミョーン・コトコ》
 わたしの先生
 キーロフ歌劇場の《ラ・フィーユ・マル・ギャルデ》
 《修道院での婚約(デュエンナ)》
 芸術家と戦争
 《シンデレラ》について
 音楽と人生
 創造計画

あとがき

原注
セルゲイ・プロコフィエフ作品目録