内容紹介
メロディーの作曲先行、歌詞後付けという創作スタイルで連作され、「平成の唱歌」としてのべ10万人もの人々に歌い継がれてきたソングブック『白いうた青いうた』(新実徳英作曲・谷川雁作詞)の全53曲について、作品誕生の経緯と作品そのものを解説したハンド・ブック。
旋律創作の方法論(音階・旋法、リズム、伴奏付け、2声対位法など)が作曲者自身により1曲ごとに解明されており、音楽理解に役立つとともに、「うたの作曲法入門」として読むこともできる。また、谷川雁が生前に子どもたちに語りかけた自作歌詞の解説もあわせて収録するというユニークな構成により、メロディーに触発されながら紡ぎだされたメタファーと詩人の心に触れることもできる。「うた」の神髄にアプローチできる比類のない一冊。
『白いうた青いうた』には、歌曲版、2部合唱版のほか、女声・混声・男声合唱版、ヴァイオリン独奏版など各種バージョンがあるが、本書の解説は『3世代のための合唱曲集/白いうた青いうた』(2部合唱版)を底本としている。
旋律創作の方法論(音階・旋法、リズム、伴奏付け、2声対位法など)が作曲者自身により1曲ごとに解明されており、音楽理解に役立つとともに、「うたの作曲法入門」として読むこともできる。また、谷川雁が生前に子どもたちに語りかけた自作歌詞の解説もあわせて収録するというユニークな構成により、メロディーに触発されながら紡ぎだされたメタファーと詩人の心に触れることもできる。「うた」の神髄にアプローチできる比類のない一冊。
『白いうた青いうた』には、歌曲版、2部合唱版のほか、女声・混声・男声合唱版、ヴァイオリン独奏版など各種バージョンがあるが、本書の解説は『3世代のための合唱曲集/白いうた青いうた』(2部合唱版)を底本としている。
目次
十四歳/ともだちおばけ/薔薇のゆくえ/自転車でにげる/南からの人々/落葉(おちば)/島原/ぼくは雲雀/はたおりむし/ねむの木震ふ/二十歳(はたち)/壁きえた/こびとのひげ/アルデバラン/ふたりで/砂よ/就職/北のみなしご/鳥舟(とりふね)/春つめたや/青い花/夜と昼/ライオンとお茶を/北極星の子守歌/八月の手紙/夢幻/ぶどう摘み/傘もなく/なまずのふろや/とげのささやき/このみちゆけば/火の山の子守歌/ぶどうとかたばみ/わらべが丘/なぎさ道/忘れ雪/いでそよ人を/ぼくという名のひとり/しらかば/無名/海/南海譜/火の粉/盲導犬S/高二の肖像/卒業/春/中世風/夏のデッサン/恐竜広場/ちいさな法螺(ほら)/あしたうまれる/われもこう