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評論・読み物
シューマン

〔作曲家◎人と作品〕
●シューマン

藤本一子

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内容紹介
ドイツ・ロマン派を代表するこの大作曲家はまた同時に、当時を代表する論客としても名をはせていたことでも有名である。そうした文筆の素養に大きく関わるその生い立ちから、ピアニストを目指していた青年時代、生涯をともにした愛妻クラーラとの出会い、結婚までの困難な道のり、ブラームスを見出し、ドイツ音楽の将来に大きな期待を抱きながらも、しだいに精神を病み、ついにはライン川へ身を投ずるまでの50年に満たない生涯を、そのそれぞれの時期に生み出された傑作の数々を振り返りながら、克明に追っていく。先述の通り、文筆活動においても当時の音楽批評の潮流を左右する重要人物であったことに鑑み、作品篇の末尾には特にその著作についての記述を加えた。

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目次
【生涯篇】

†序 新しい音楽の時代のために

†核心の形成――ツヴィッカウの少年時代(1810〜28)
生い立ちと環境/初期教育/ギムナージウム 1820年から28年春/「詩芸術と音芸術」

†法科の大学生時代(1828〜30)
ライプツィヒ大学生活 1828年/ピアノ教師ヴィークに入門/ハイデルベルク大学の青春 1829年から30年

†音楽家としての出発(1830〜33)
 21歳の誕生日――二つの自我/技巧と形式の融合

†「ダーヴィト同盟」と『音楽新報』――ライプツィヒでの活動 その一(1833〜40)
「ダーヴィト同盟」/『ライプツィヒ音楽新報』/『音楽新報』の評論家シューマン/クラーラ・ヴィーク/斬新なピアノ曲/ヴィーン――希望の光と挫折/新しい光明――シューベルト作品とピアノ曲の傑作/愛の成就をめぐる闘い――法廷闘争 1839年から40年/結婚

†ライプツィヒでの活動 そのニ(1840〜1844)
歌曲の奔流 1840年/春の交響曲――「交響曲の年」1841年/「室内楽の年」 1842年/《楽園とペーリ》――「オラトリオの年」 1843年/苦悩のロシア旅行 1844年/ライプツィヒを去る

†ドレスデンに新境地を求めて(1844〜50)
「フーガの年」 1844年から45年/交響曲第2番と新しい作曲法 1845年から46年/《ゲノフェーファ》 1847年/室内楽――ピアノ三重奏曲/劇作品《ファウスト》《マンフレッド》と少年のための音楽 1848年/ドレスデン後期――新たな創造力 1849年/ドレスデン革命/新しいポストを求めて 1849年から50年/ドレスデン時代後半の充実

†近代的社会との対峙――デュッセルドルフの音楽監督(1850〜54)
シューマンの風貌/デュッセルドルフ音楽監督の職務とシューマンの経済/最初の定期演奏会――第一シーズン前半 1850年秋から12月/精力的な創作とあいつぐ出版――第一シーズン後半 1851年1月から8月/合唱団との不和――第二シーズン前半 1851年秋から12月/宗教作品――第二シーズン後半 1852年1月から8月/指揮者交代――第三シーズン前半 1852年秋から12月/小品の数々――第三シーズン後半 1853年1月から8月/「新しい道」――第四シーズン前半 1853年秋から12月/《FAEソナタ》/理事会との決裂/天使の歌――第四シーズン後半 1854年1月から2月27日/ライン川投身――そして療養所へ

†エンデニヒ療養所(1854〜1856)
精神療養所 1854年/最後の日々 1855年から56年7月

【作品編】
†器楽作品
 ピアノ曲/管弦楽曲/協奏曲/室内楽曲

†声楽作品
 独唱、重唱、朗読のための作品/合唱作品/教会作品/劇作品

†シューマンによる著作

【資料編】
シューマン年譜
ジャンル別作品一覧
主要参考文献
人名索引
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