• ブルーノ・ワルター

書籍 評論・読み物

ブルーノ・ワルター

音楽に楽園を見た人

エリック・ライディングレベッカ・ペチェフスキー 著/高橋宣也

定価
7,150円 (本体6,500円+税)
判型・頁数
A5・672頁
発行年月
2015年1月
ISBNコード
9784276217997
商品コード
217990

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内容紹介

20世紀を代表する名指揮者、ブルーノ・ワルター(1876-1962)についての、決定版とも言うべき伝記。多くの資料を緻密に渉猟し、この指揮者を知る人々への丹念な取材をもとに、非常に真摯な態度でワルターという芸術家の本質に迫った。原著は2001年に刊行後、一度改訂されている。19世紀末から20世紀初頭のベルリン、ウィーン、ミュンヘンほかドイツの歌劇場の音楽監督を歴任したワルターであったが、その後半生は、戦争中のナチスとの確執、そしてアメリカへの移住といった激動の生涯をたどる。時代に翻弄されたブルーノ・ワルターという一音楽家の姿を通して、人間と時代のあり方を考えさせる名著である。

目次

2006年版へのまえがき
序文
謝辞

第1章 ブルーノ・シュレジンガー
 ベルリン、ケルン、ハンブルク 1876-1896
第2章 カペルマイスター・ワルター
 ブレスラウ、プレスブルク、リガ、ベルリン 1896-1901
第3章 マーラーの副官
 ウィーン 1901-1907
第4章 作曲家として、指揮者として
 ウィーン 1908-1910
第5章 初演続き
 ウィーン、ミュンヘン 1911-1912
第6章 音楽総監督
 ミュンヘン 1913-1915
第7章 デリア
 ミュンヘン 1915-1922
第8章 新世界と旧世界
 アメリカ、ベルリン 1923-1925
第9章 新しいオペラ・カンパニー
 ベルリン 1925-1929
第10章 ゲヴァントハウスカペルマイスター
 ライプツィヒ 1929-1933
第11章 再び放浪の身に
   1933-1936
第12章 怒りの日
 ウィーン、パリ 1936-1939
第13章 東西両岸の客演指揮者
 ニューヨーク、ロサンゼルス 1939-1947
第14章 音楽顧問
 ニューヨーク 1947-1949
第15章 得たものと失ったもの
 ロサンゼルス、ニューヨーク、ヨーロッパ 1949-1956
第16章 モーストリー・モーツァルト
   1956-1957
第17章 コロンビア交響楽団
 ロサンゼルス 1957-1962

訳者あとがき 闘士ワルターの勇気ある楽観主義

付録 ワルターの演奏録音から近年の注目作
付録 ワルター作曲作品の近年の録音
フィルモグラフィ
推奨ディスコグラフィ
注記
索引