内容紹介
ロベルト・シューマンと妻クララの結婚に際し、クララの父フリードリヒ・ヴィークは猛反対、あげく裁判沙汰へと発展した。そのためにヴィークは後世、若いふたりの恋路を邪魔した吝嗇かつ頑固な父親像を押しつけられてしまった。本書は法律家である著者の視点から当時の訴訟資料などを精査、シューマンの素行や経済状態から、ヴィークの反対も故なきものではなかったという推察をする。音楽史上もっとも有名なロマンスの隠された真実が明らかになる。
目次
はじめに
第1章 ロベルト・シューマン─法律家か音楽家か
第2章 ピアノ教師フリードリヒ・ヴィーク
第3章 ロベルトの将来をめぐる三つの書簡
第4章 ライプツィヒでのロベルト
第5章 二人の婚約者─クララとエルネスティーネ
第6章 失意のウィーン
第7章 四つの条件
第8章 訴訟の始まり
第9章 シューマンの展望とヴィークの異議
第10章 裁判のゆくえ
第11章 「歌曲の年」の裏側で
第12 章 弁護士アイネルトの活躍
第13章 名誉博士号をめぐって
第14章 リストとシューマン
第15章 画策するシューマン
第16章 もうひとつの訴訟
第17章 シューマン家の家計簿
第18章 和解へ
訳者あとがき
付録―訴訟の概略
主要人名索引
第1章 ロベルト・シューマン─法律家か音楽家か
第2章 ピアノ教師フリードリヒ・ヴィーク
第3章 ロベルトの将来をめぐる三つの書簡
第4章 ライプツィヒでのロベルト
第5章 二人の婚約者─クララとエルネスティーネ
第6章 失意のウィーン
第7章 四つの条件
第8章 訴訟の始まり
第9章 シューマンの展望とヴィークの異議
第10章 裁判のゆくえ
第11章 「歌曲の年」の裏側で
第12 章 弁護士アイネルトの活躍
第13章 名誉博士号をめぐって
第14章 リストとシューマン
第15章 画策するシューマン
第16章 もうひとつの訴訟
第17章 シューマン家の家計簿
第18章 和解へ
訳者あとがき
付録―訴訟の概略
主要人名索引