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書籍 評論・読み物

ハイドンの音符たち 新装版

池辺晋一郎の「新ハイドン考」

池辺晋一郎

定価
2,310円 (本体2,100円+税)
判型・頁数
A5・184頁
発行年月
2025年11月
ISBNコード
9784276202702
商品コード
202700

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内容紹介

「衰えることを知らなかった創作意欲」――
大作曲家たちの“すごさ”“素晴らしさ”が楽しくわかる! すべてのクラシック音楽ファン座右の書、日本クラシック音楽界の重鎮・池辺晋一郎の代表著作『音符たち』シリーズ。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマンに続き、ハイドンが刊行、これにて新装版化完結!!
「こむずかしそうな学者的解説やアナリーゼは避け、名曲の楽譜に並んだ“音符たち”の、いわば『行間』から裏側をのぞき、そこからオッと思える芽を見つけ、摘み取り、いじくりまわしてみる――それらを『同業者』として作曲家の立場で行う」という同シリーズのコンセプトのもと、著者に「自由闊達」「規則にも縛られない」と言わしめるハイドンが創り上げた名曲の名曲たるゆえんを、クラヴィーア曲、室内楽から交響曲、「天地創造」などのオラトリオまで、軽妙洒脱な筆致で説き明かす。

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目次

序文
はじめに
第1章:早くも貫かれた個性!──弦楽四重奏曲 作品1
第2章:工夫に満ちた晩年の傑作──トランペット協奏曲
第3章:ユニークなフレーズの構築──協奏交響曲 変ロ長調
第4章:1人で3つの家の父!──クラヴィーア・ソナタ集
第5章:規則が何だ! 私が規則です──交響曲 その1
第6章:シンフォニックで気宇壮大──ミサを3曲
第7章:「4大」のうちの2つ!──2つのチェロ協奏曲
第8章:当時の人気を想ってみます──歌曲いくつか
第9章:揺り籠の中のスケルツォ──弦楽四重奏曲作品33
第10章:ヘンデルに負けじ!──オラトリオ《四季》
第11章:作曲は嵐の夜のごとし……──交響曲《朝》《昼》《晩》
第12章:どんな時も真摯な創作姿勢──ロンドン・トリオ
第13章:喜劇への大真面目なアプローチ──オペラ《月の世界》
第14章:作曲しつつほくそ笑んだかな?──協奏曲3つ
第15章:やりたい放題、怖いものなし──交響曲第76、90番
第16章:幻想? 奇想? どちらでも……──「幻想曲」~クラヴィーアのための
第17章:ホルンの完成を先取り──ホルン協奏曲
第18章:時代と時代とに橋をかけた作曲家──クラヴィーア・トリオ
第19章:時代を超えたユニークさ──弦楽四重奏曲《ひばり》ほか
第20章:充実の主題作り──《V字》と《オックスフォード》
第21章:すべてのページに自信があふれ……──《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
第22章:晩年。だが進取の心──ザロモン・セット第1期から
第23章:200年を隔てて今も刺激的!──ザロモン・セット第2期
第24章:音楽史上稀有な作曲家──オラトリオ《天地創造》