• 人工知能が音楽を創る

書籍 評論・読み物

人工知能が音楽を創る

創造性のコンピュータモデル

デイヴィッド・コープ 著/平田圭二 監訳/今井慎太郎大村英史東条敏

定価
4,620円 (本体4,200円+税)
判型・頁数
A5・464頁
発行年月
2019年6月
ISBNコード
9784276214132
商品コード
214130

上記リンクの他、書店、楽器店、他ネットショップにてご購入いただけます。

  • 音楽之友社 出版部 書籍課 Facebook
  • 音楽之友社 出版部 書籍課 X
  • 音楽之友社 出版部 LINE
  • 音楽之友社 出版部 YouTube

内容紹介

「創造性を持つ人工知能は実現可能か?」――この歴史的な命題に取り組んだ孤高の作曲家がいる。音楽の専門家であると同時に情報科学の専門家でもあるデイヴィッド・コープは、クラシック音楽の膨大な楽譜に記された音符をデータベースとするネットワークのシステム「EMI」を開発し、音楽における音符同士の関係性を追究する。彼の試みは、EMIによるバッハやマーラーの「新作」が各地で上演されるなどの成果を収める一方で、「心のない作曲家」とも揶揄され、作品を聞く以前から耳と心を閉ざされる偏見にもさらされることとなる。
「創造性」は人間独自のものなのか? コンピュータにも宿せるものなのか? はたまた聴く者の姿勢を反映するものなのか?
唯一無二の才能による30年以上にわたる思索と実験、挑戦の歴史を綴り、人工知能を巡る哲学的・美学的な問題をも問う人工知能時代の必読書、待望の邦訳。この本を読まずして人工知能の未来は語れない。

「人工知能が音楽を創る」の関連参照ファイルを公開してます。

→訳者まえがきはこちら

→プログラムと参照音源はこちら

目次

プログラムと音源/凡例
訳者まえがき
まえがき

第1部 背景と原理
第1章 定義
第2章 背景
第3章 人工知能による作曲の現在のモデル

第2部 音楽的創造性の実験モデル
第4章 組み換え
第5章 引喩
第6章 学習・推論・類推
第7章 形式と構造
第8章 感化

第3部 音楽的創造性の統合モデル
第9章 連想
第10章 音楽における連想
第11章 統合
第12章 美学

付録A EMI作品リスト
付録B データベースフォーマット
付録C プログラムリスト
付録D ゲーム・オブ・アークの決まり手一覧
付録E 楽譜:ヴァーチャル・ベートーヴェン作曲《交響曲第10番》第2楽章

参考文献
人名索引
訳者あとがき
著者略歴/訳者略歴