内容紹介
短歌の定型(五・七・五・七・七)を利用してポップスソング(Aメロ・Bメロ・サビ)を作ろうというユニークな発想から生まれた曲集。テキストは現代歌人・栗原寛の歌集『窓よりゆめを、ひかりの庭を』による。1曲のなかで10首以上が歌われる。ゆえに、歌詞は一つのストーリーを語るものではないが、選び抜かれた言葉一つひとつが情景を織りなしていくかのようである。「東西線の夜に車輛をうつりゆくカムパネルラがさうしたやうに」と詠まれた一首に見られるように、短歌は現代的なテーマと文語体の床しさが融合して新鮮な感覚を呼び起こす。さわやかな春の恋を思わせる〈栗鼠も、きつと〉。都会の深夜にさまよう孤独を描く〈カムパネルラがさうしたやうに〉。美しくも儚く過ぎる〈ゆびさき〉。青空、風、真っ白いシャツ、初夏の日差しのように麗らかな〈永遠(とわ)におだやかに〉。アップビートやワルツなど曲想はさまざま。聴き手も歌い手も楽しめる懐かしくも新しい合唱ポップス。
浜松フラウエンコールの委嘱により作曲され、同団第6回演奏会にて初演された(指揮=岸信介/ピアノ=前田勝則)。
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
●参考演奏『永遠におだやかに』はこちら
全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
浜松フラウエンコールの委嘱により作曲され、同団第6回演奏会にて初演された(指揮=岸信介/ピアノ=前田勝則)。
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
●参考演奏『永遠におだやかに』はこちら
全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
曲目
- 1 栗鼠も、きつと(ca.4'50") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:栗原寛 / 作曲:信長貴富
- 2 カムパネルラがさうしたやうに(ca.3'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:栗原寛 / 作曲:信長貴富
- 3 ゆびさき(ca.4'00") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:栗原寛 / 作曲:信長貴富
- 4 永遠におだやかに(ca.5'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:栗原寛 / 作曲:信長貴富