内容紹介
“海”に関連する近現代の名詩四篇「慕情の海(新川和江)」「郷愁(三好達治)」「帆船の子(丸山薫)」「海の比喩(谷川俊太郎)」をテキストとする女声合唱とピアノのための組曲。これらの詩は海そのものよりも海に投影する人間像に重点が置かれており、音楽はそこはかないノスタルジーと豊かな情感を含みつつ、劇的、詩的な表現が印象的である。ピアノは海の映像的なイメージを想起させ、海の諸相を繊細且つダイナミックに描き出す。人が海に寄せる様々な想い、海の存在、その美しさと神秘、夕べの海、青空と波しぶき、未知なる深海の風景や潮の香りまでもが音楽から聴こえてくるかのよう。“人と海”を壮大に歌い上げる合唱とピアノの協奏曲とも呼ぶべき作品。
本作は愛媛で活動する「ザ・シーブリーズ」により委嘱・初演された。(2011年、指揮=宮岡幸子/ピアノ=紺田尚枝)
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
●全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
本作は愛媛で活動する「ザ・シーブリーズ」により委嘱・初演された。(2011年、指揮=宮岡幸子/ピアノ=紺田尚枝)
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
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曲目
- 1 慕情の海(ca.5'20") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:新川和江 / 作曲:信長貴富
- 2 郷愁(ca.3'40") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:三好達治 / 作曲:信長貴富
- 3 帆船の子(ca.3'20") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:丸山薫 / 作曲:信長貴富
- 4 海の比喩(ca.7'45") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:谷川俊太郎 / 作曲:信長貴富