内容紹介
故郷ベルゲンの期待を一身に担って、独墺文化の中心地ライプツィヒに留学したグリーグは、音楽院在学中にクララが弾くシューマンのピアノ協奏曲に大きな衝撃を受ける。いつかこんな作品を書きたい、と念じるようになるが、実際に影響を受けたのは、曲頭と再現部の一部の書法だけだった。一見、よく似た印象を抱きかねない両者だが、観念的な動機労作を主とするシューマンに対して、ノルウェイの雄大な自然と、そこに暮らす人々の民俗音楽が底流をなす、豊かな楽想がグリーグ作品の魅力である。今まで誰も書かなかった音楽を生み出そうとする苦闘の果てに、作り物ではない必然から生まれたように思う。
曲目
- 1 ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 【ピアノ協奏曲】 作曲:グリーグ
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