定評あるヴォイス・トレーナーである著者が、自らの研究所で使用しているテキストをベースとして再構成したもの。
ヴォイス・トレーニングを開始するにあたっての基本姿勢、現実的なトラブル対処法、実践の際の困難から生ずる数々の迷いを解決する手だてなどをＱ＆Ａ形式で解説する。
長年の豊富な経験から練りに練った質問と回答が並ぶ、ヴォイス・トレーニング本の決定版。
本論となる１００のＱ＆Ａの他に、具体的なレッスンに際して役立つポイント解説や、ヴォイス・トレーニングの学習者・指導者双方に有用である種々のアドヴァイスなどをまとめたコラムも充実。

はじめに＜本書の立場＞
プロローグ
一　本書の使い方
二　質問の選択について
三　マニュアルを超えるために
コラム：序論

第一章　ヴォイストレーニングに関する疑問
ヴォイストレーニングとは？
なりたい声になれるのか
どんなトレーニングをすればよいのか
日常のなかで気をつけること
コラム「人を選ぶ能力、使う能力」

第二章　発声と身体に関する疑問
発声のしくみ
姿勢
呼吸
発声
声の改善法
発音とことば
コラム「真の指導とは」

第三章　歌と表現に関する疑問
声域、声質、声区、裏声、ファルセット
声量・ヴォリューム
共鳴　響き
歌の発声・フレージング
リズム、音程、音感、音楽理論
歌唱
才能、個性、オリジナリティ
学び方、学ぶための環境・生活
コラム「今の人生は自分の選択、判断の結果　正誤を追うな！問いをつくれ！」

論点①　＜間違えないトレーニングをしたい＞
論点②　＜理論と現場との違い＞
論点③　＜その他の質問への回答例30＞
引用参考文献

さいごに＜本書の真意＞