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書籍 音楽教育

音楽指導ブック

子どもが活動する

新しい鑑賞授業

音楽を聴いて図形で表現してみよう

小島律子 編著

定価
2,640円 (本体2,400円+税)
判型・頁数
B5・104頁
発行年月
2011年2月
ISBNコード
9784276321458
商品コード
321450

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内容紹介

 机に向かって音楽を聴き、感想文を書き……というように、静的になりがちな鑑賞の授業。本書は、子どもたちが楽しく活動しながら行える「図形楽譜づくり」(音楽から聴き取ったこと・感じたことを、色紙を使って図形で表し、それらを用いた楽譜をつくり、なぜそのようなイメージになったのかを考えたり話し合ったりすることで、音楽に対する理解を深める活動)を取り入れた鑑賞授業の考え方と実践を紹介、提案する。
 実践事例は、小学校・中学校各3例ずつを紹介。学習指導案に加え、指導者のセリフや子どもの取り組みの姿を詳しく具体的に記した「学習活動の詳細」なども掲載している。平成20年告示の新学習指導要領でも重視されている、音楽を形づくっている要素を知覚し、特質や雰囲気を感受する力や、音楽を解釈し、価値づける能力の育成につながる鑑賞授業の手引きとなる書。

目次

第1章 「図形楽譜づくり」の考え方
 1.学校での鑑賞教育
 2.音楽を聴いて図形で表す活動「図形楽譜づくり」とは何か
 3.「図形楽譜づくり」が「構成活動」になるために
 4.「図形楽譜づくり」によって新たにみえてきたもの
 5.「図形楽譜づくり」による授業構成の原型

第2章 「図形楽譜づくり」による鑑賞授業の実践事例
 1.小学校低学年 《シンコペーテッド・クロック》―反復と変化
 2.小学校中学年 《きらきらぼし変奏曲》―変奏曲形式
 3.小学校高学年 《動物の謝肉祭》より〈水族館〉―旋律とテクスチュア
 4.中学校第1学年 《展覧会の絵》より〈プロムナード〉―楽器の音色
 5.中学校第1学年 《アルルの女》より〈ファランドール〉―主題の反復と変化
 6.中学校第2、3学年 雅楽《越天楽》―旋律とその他の音とのかかわり