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書籍 評論・読み物

室井摩耶子 百一歳のピアニスト

矢島多美

定価
1,980円 (本体1,800円+税)
判型・頁数
4-6・240頁
発行年月
2022年4月
ISBNコード
9784276216037
商品コード
216030

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内容紹介

ピアニスト・室井摩耶子(むろい・まやこ)の私設秘書として彼女の活動を見守ってきた著者による、唯一の公式評伝。室井摩耶子84歳から100歳までのコンサートを中心に、戦前からの彼女の足跡を詳細に記したファン必携の本。資料性に優れ、同時にその時々に室井摩耶子がどんな音楽を造形したかという音楽批評としても一級の価値を持つ。室井摩耶子101歳の誕生日直前に出版。
なお、室井摩耶子は100歳の現役ピアニストとして今年の名誉都民に選出された。音楽界では小澤征爾に次いで二人目。映画「ここに泉あり」で本人役で出演。2012年、新日鉄音楽賞特別賞受賞。2019年、文化庁長官表彰を受ける。

目次

始まり
第一章  紫紺の夜に母星煌めいて
第二章  八十路の旅発ちを乗せて
第三章  青春の精華、デュカスの『ソナタ』初演
第四章  炎と鉄の静寂に祈って
第五章  万物生成の運動を奏でて
第六章  和魂が拓く造形への旅立ち
第七章  死霊のお話
第八章  共演のステージの幕は下りて
第九章  武蔵野の土を表象した音色に辿りついて
第十章  指の異変
第十一章 ハイドンの旅路に立って
第十二章 旧居が消える
第十三章 新しいピアノ室の響きを掬って
エピローグ

あとがき
室井摩耶子 年譜
参考文献と関係音楽家(文化人)