• ムジカノーヴァ 2022年3月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2022年3月号

  • ピアノの構造から知る タッチと響き 大研究
  • 今月の課題曲:グリーグ《抒情小曲集第1集》より〈アリエッタ〉
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2022年2月
JANコード
4910085190328
商品コード
182203

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内容紹介

[特集]
ピアノの構造から知る タッチと響き 大研究
 発表会やコンクールにおけるホール演奏では、イメージした通りの音色を奏でられるとよいですね。そのために、普段のレッスンや練習で意識したいタッチの使い分けやペダルの使い方について、気鋭のピアニストや指導者、調律師などに、ピアノの構造との関わりを含め、その極意を指南していただきます。

◆耳を開き、理想の音色のタッチを追究しよう(鈴木弘尚)
 11才の頃から8年間、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ氏からロシア・ピアニズムを学び、自身の奏法に取り入れているピアニストの鈴木弘尚さんに、重力奏法の考え方や、手のフォーム、「歌うためのタッチ」や「倍音を含む色彩豊かなタッチ」の具体的な方法、時代別にタッチを使い分ける方法、ホール演奏で意識したいことなど、多岐にわたって詳しく解説していただきました。

◆タッチと響きとペダリング~ペダルの仕組みと踏み方を知って、音色のパレットを増やそう(堀江真理子)
 ピアノ・ペダリングの教則本の著者として知られ、全国各地で講座やレッスンを展開しているピアニストの堀江真理子さんに、ペダルの仕組みと踏み方について、まず押さえておきたいこと、および練習法について、やさしく解説いただきました。

◆あきら先生(ピアニスト)ととしさん(調律師)の タッチの疑問Q&A(内藤晃/津久井俊彦)
 タッチと響きを追究するピアニストと、それを構造面から解決する調律師が、ピアノ学習者のよくある疑問に分かりやすくお答えします。きれいな音を出したり、音の粒を揃えたりするためにはどのような弾き方をすればよいのかを、アクション図とともに明らかにしていきます。筆者のYouTubeチャンネル「としチャンネル」との連動企画です。

[今月の課題曲]
グリーグ《抒情小曲集第1集》より〈アリエッタ〉
(2021年11月号~2022年10月号選曲者:福山奈々)

[トピックス]
◆Interview 井上二葉〈前編〉(小倉多美子)
ラザール・レヴィ、ヴラド・ペルルミュテール、安川加壽子というフランス・ピアニズムの泰斗たちから直に教えを受け継ぎ、深化させてきたピアニストの井上二葉さん。
 ラザール・レヴィは、様々な音色を得るための指づかいや奏法を追究し、弟子たちに伝えたそうです。手を痛めず、美しい音色で演奏できるという、その奏法の一端を教えていただきました。

◆Interview 仲道祐子(堀江昭朗)
 デビュー25周年を迎え、音楽を志した原点を見つめ直すリサイタルを開催するピアニストの仲道祐子さん。そのプログラムに寄せる思いを話してくださいました。田中カレンさんから直接アドバイスを受けたという、曲集『愛は風にのって』についても語っていただいています。

[連載]
学ぶ
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(正木文惠)
 人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、グリーグ《抒情小曲集第1集》より〈アリエッタ〉。
◆【新連載】演奏が生まれ変わる! 佐藤卓史のソナチネ講座(佐藤卓史)
 「ソナチネ」は、基本的な音楽の形式や表現方法を学ぶのに格好の教材ですが、どこか機械的に感じられ、苦手意識を持ってしまう生徒さんも少なくないのではないでしょうか? この連載では、『ソナチネアルバム』の中から毎号1曲ずつ、全楽章を取り上げ、楽曲の構造を紐解きながら、そこからどのように音楽的表現に結びつけていくのか、ピアニストの佐藤卓史さんに解説していただきます。
 初回は、「ソナチネを弾く前に、これだけは押さえておきたいこと」。
◆【隔月連載】私的ベートーヴェン演奏論(仲道郁代)
 ピアニストの仲道郁代さんが、ベートーヴェンの楽譜から何をどのように捉え、推理し、音にしていくのか、実際の作品をもとに独自の演奏論を紹介する連載。
 今回は、「ピアノ・ソナタ第25番」を取り上げます。 
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
 ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。 
 第15回は「脳の指令がピアノを弾く指に届くまで」。
◆ブルクの十八番(オハコ)~ブルクミュラー18の練習曲をひもとく~(春畑セロリ)
 『25の練習曲』が最も有名で人気を博しているブルクミュラーですが、彼の作曲家生活のもっとも終盤に書かれた『18の練習曲』にこそ、その熟練した筆の力と音楽性がこもっていると言えます。『25』の秘密を知りたければ、指導者にとって『18』をひもとくことは必須ではないでしょうか? そこで、音楽之友社刊の5冊のブルクミュラーの曲集で解説を担当された作曲家の春畑セロリさんが、『18の練習曲』を毎月1曲ずつ取り上げ、その音楽を分かりやすく柔軟に研究していきます。
 初回は「第2曲《真珠》」です。
 ◆イタリア語のニュアンスで理解する きほんの音楽用語(関 孝弘/ラーゴ・マリアンジェラ)
 「音楽用語」と呼ばれている単語は、イタリアでは日常会話で使われている言葉です。生活の場面ではどんなときに使うか、本来はどんなニュアンスがあるのかが分かると、音楽用語が身近に感じられ、より生き生きとした演奏になるのではないでしょうか。連載では、初級の楽曲によく出てくる音楽用語を中心にご紹介します。
 今月のテーマは、「似て非なるもの~AnimatoとCon anima」です。
◆【最終回】ピアノテーマパーク~バロックから近現代のやさしい名曲の背景をたどる~(江口文子)
 「つながる音切れる音」「両手の対話」「リズムと踊り」「色と形と構成」の4つのテーマごとに、4期の名曲を集めた楽譜『4期のピアノテーマパーク』(江口文子先生監修)と連動した連載です。「自由な気持ちが音楽のはじまり」「心に浮かんだイメージを大切に育ててほしい」という、江口先生の思いが詰まったページです。創作漫画ユニット・留守keyさんによるイラストも魅力。
 最終回は、「シャミナードの《牧歌》」です。
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
 18世紀から20世紀に至る世界史の大事件と、それを描いた、あるいはそれに影響を受けた音楽作品にスポットを当てることで、音楽をより深く愉しめるようになる連載。同時代の日本の状況にも目を向け、毎回ミニミニ年表で整理していきます。
 今回は、「普仏戦争以降のフランスとドイツ(1)~初の国民国家誕生に沸くドイツ」。

教える
◆森田香先生のオンラインで使える教材シリーズ(森田 香)
 森田香先生が監修した付録を、オンラインレッスンでも使えるように再構成しました。今回は「変位記号をマスターしよう」です。
◆【短期連載】素敵な演奏ができる「コツ」を教えます! 今野万実先生の導入期の指導法(長井進之介)
 導入指導に定評のある今野万実先生に、生徒が素敵な演奏ができるようになるコツを教えていただきました。第2回のテーマは「音楽的な表現を育てる」。
◆練習しない子のための 教材選び(山本美芽)
 保護者の協力のもと、家庭で練習をしてくるのが当たり前だった昭和のピアノのレッスン風景は、令和の現代において様変わりしています。子どもも大人も忙しく、ピアノの開始年齢が多様化し、進み具合が年齢ではくくれない時代に。この連載では全12回にわたり、入会から「両手奏」までを一つのゴールとして、現代のピアノ指導者に欠かせない力=「生徒さん一人ひとりに合わせた教材選び」のノウハウをお伝えします。 
 第8回は「両手同時奏の前に二声リズムを攻略する」。「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」に筆者による動画の補足解説をアップしています。こちらもぜひご参照ください。

「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」
 https://www.youtube.com/channel/UCCws_TIjSvpe23BDvjVBnVg

◆【最終回】生徒を変身させる 24のキーワード(根津栄子)
 『こどものスケール・アルペジオ』の著者としても知られる根津栄子先生に、テクニック・表現・ステージマナーの3分野にわたり、生徒を無理なく上達させるコツを分かりやすいキーワードの形でご紹介いただきます。
 連載24回のまとめとして、「24のキーワード」とその効果をご紹介します。
◆【最終回】保護者と良好な関係を築くための伝え方講座(古内奈津子)
 保護者との間でよくある問題を例に、良好な関係性を保ちながらスムーズに教室を運営していくための「指導者としての考え方」や「保護者への具体的な伝え方」をお伝えします。
 最終回のテーマは、「コンクールやステップへの挑戦を勧める場合の伝え方」。
◆御木本メソッドのテクニック指導 幼少期からピアニストの手を育てる(藤田 尚)
 生徒さんの手や姿勢に関する悩みを解決する方法を、御木本メソッドの講師である藤田奈緒先生に紹介していただきます。よく分かる解説動画付き。
 今月のテーマは、「指が速く動かない」。
◆【新連載】作曲家が贈る 未来のレッスン(樹原涼子/轟千尋/春畑セロリ)
 樹原涼子、轟千尋、春畑セロリによる本誌のリレー連載が『ある日、オリーブの丘で』という楽譜になりました。作曲者が自作を題材に、楽譜を通して作曲家と対話し、自分の表現を生み出せるような「未来のレッスン」を提案する、全12曲の贅沢なワークです。
◆ピアノの先生のiPad活用術~動画編集編~(足立由起子)
 教室運営やレッスンに役立つiPadを使った動画編集方法を、足立由起子先生に解説していただきます。
 第2回は、「動画の取り込み方/「写真」アプリでの編集方法」。
◆バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン(福田ひかり)
 バッハの《インヴェンション》を実際のレッスンでどのように指導したらよいのか、悩まれる先生は少なくないのではないでしょうか?生徒の目を輝かせるためには……そこでご提案、子どもが大好きな「謎解き」をレッスンに取り入れてみるのはいかがでしょうか?謎が詰まった《インヴェンション》は、うってつけとも言えます。曲のしくみや歌い方を生徒さんと一緒に探しながら、楽しく創造的なレッスンを目指してみませんか?
 今回は、「第5番 変ホ長調」の後編をお届けします。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
 34年ほど前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
 今回は「ラテン系②タンゴ①」。オンラインレッスンなどでも活用できるよう、リズム音源のQRコード付きでお届けします!
◆3世代で楽しく日本を歌い継ごう わらべうたdeソルフェージュ(井上史枝)
 「日本人の四季を大切にする気持ちを伝えていきたい」。そんな想いから、ピアノ教室でわらべうたをソルフェージュとして取り入れている筆者。「音数が少ない」「どの音からでも歌える」「言葉や節が楽しい」など、わらべうたにはソルフェージュ教材としてのメリットが多くあり、さらに3世代で楽しむことができます。この連載では、毎月季節に合ったわらべうたを取り上げ、レッスン・メニューを伴奏譜付きでお届けします。
 今月のテーマは、「おひなさま買いましょ」。

楽しむ
◆『アーニャの冒険』7.コットン・キャンディー(田中カレン/ティファニー・ビーク)
 国際的に活躍される作曲家の田中カレンさんがお話と音楽を、イギリス人イラストレーターのティファニー・ビークさんがイラストを担当される大型企画。お話とイラストを巻頭カラーに、楽譜と作曲者による演奏アドバイスを巻末とじ込みにて掲載していきます。
◆【最終回】広げよう音楽の輪 ストリートピアノを弾きに行こう!
 全国で広がり続けている「ストリートピアノ」。開放感のある場所で弾けること、見知らぬ人に聴いてもらえるなど、自宅での練習やレッスンでは味わえない魅力がそこにはあります。そんな各地のストリートピアノを、演奏者の声やエピソードとともにご紹介。実際に弾きに行きたいと思ったときに役立つアクセスマップ付きです。
 最終回は「道の駅『富士川楽座』(静岡県・富士市)」。
◆【最終回】ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、『ムジカノーヴァ』読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆今月の逸品~ヤマハC3X espressivo
 ピアノメーカーの最新情報をお伝えする連載。第9回はヤマハで、2021年春に誕生以来、豊かな表現力と音量の幅広さで多くのピアニスト、ピアノ指導者から高い評価を得ている新機種「C3X espressivo」をご紹介します。
◆CD&BOOK(長井進之介)
 ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。
◆ふたりで弾きたい! ピアノ映えJ-POP連弾(壺井一歩)
 子どもにも大人にも人気のJ-POPを、最新曲から王道の曲まで、弾きやすく、かつ「映え」る連弾アレンジでお届けします。レベルは、プリモ・セコンドともにブルクミュラー程度。先生と生徒さん、お友達同士、兄弟姉妹、親子でお楽しみください。
 第12回は、AIの《アルデバラン》です。

[巻末とじ込み]
◆楽譜
田中カレン『アーニャの冒険』~7.コットン・キャンディー
 
◆付録 
Piano作曲家カード⑫
 ピアノのレッスンによく登場する作曲家を、「バロック」「古典派」「ロマン派」「近現代」のカードも含め、生誕年順に毎月4枚ずつ掲載していきます。裏面には、作曲家の生涯がすぐに分かる「ミニミニ年譜」や、レッスンの小ネタとして使える「Lesson Memo」も掲載。ぜひ、コレクションしてご活用ください。
 第12回は、「サン=サーンス、ワルトトイフェル、ビゼー、ムソルグスキー」。