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書籍 理論・専門書

バッハ《無伴奏チェロ組曲》との旅

その真髄を探る対話

ジャン=ギアン・ケラスエマニュエル・レイベル 著/藤本優子

定価
3,300円 (本体3,000円+税)
判型・頁数
A5・160頁
発行年月
2025年7月
ISBNコード
9784276140691
商品コード
140690

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内容紹介

チェロの聖典、バッハ《無伴奏チェロ組曲》。世界的チェロ奏者ジャン=ギアン・ケラスは最重要レパートリーとして長年にわたって演奏を重ね、2回の全曲録音を残している。東京、バルセロナ、南仏フォルカルキエ、モントリオール、ベルリン、ブエノスアイレス、パリ、アテネ――世界中を旅しながら、あるときは全6曲を番号順に、あるときは現代曲と組み合わせて、またあるときはダンス・カンパニーとともに再創造を試みる。この本では、組曲を構成する各舞曲の分析、フレージングのポイント、装飾音の付け方、ヴィブラートの有無、テンポの取り方、リピートは必要か、弦の選択など、ケラスが体得した《無伴奏》の真髄を音楽学者エマニュエル・レイベルとの対話を通して明らかにされる。チェロ演奏者、リスナーともに有用な情報が満載。さらにケラスと《無伴奏》とのパーソナル・ヒストリーもたっぷり盛り込まれる。ケラス・ファン必携の撮り下ろしカラー口絵付き。

目次

序文
[無伴奏 センツァ・バッソ(通奏低音なし)]

Ⅰ 日曜日のバッハ
東京
[全体][変則調弦][ピッコロ]

Ⅱ 限りなく小さく、限りなく大きい
バルセロナ
[プレリュード][アルマンド][クーラント]

Ⅲ 形成期
フォルカルキエ
[サラバンド][メヌエット、ブーレ、ガヴォット][ジーグ]

Ⅳ スチール弦かガット弦か
モントリオール
[和声][フレージング][装飾音]

Ⅴ アンテルコンタンポランでの学び
ベルリン
[言語][ニュアンス][静寂]

Ⅵ 全曲演奏への挑戦
ブエノスアイレス
[音響][ヴィブラート][和音]

Ⅶ 組曲を録音する
パリ
[テンポ][繰り返し][重力]

Ⅷ 組曲を拡散する
アテネ

謝辞
訳者あとがき