
教員養成課程や音楽大学の通年30回の授業で基礎が身に付くように工夫された、はじめての実践的対位法教科書。対位法とは線の書法であり、和声法もその流れのなかで確立された、という認識を明確に持ち、古今の名曲を対位法的観点によって理解する。次に、二声対位法で基礎を修得し、定旋律を用いないさまざまな書法の習熟によって、対位法の骨格を修得する。
全体は「定義 → 譜例 → 書法の解説(禁則を含む) → 4〜8小節程度の短い練習例題 → 参考実践例 → その解説 → 実習課題(実施はない)」という流れで構成されており、無理なく学習を進められる。第4部では、対位法的手法による作編曲の手ほどきもあり、吹奏楽や合唱指導の現場での活用も期待できる。
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