ロシアを代表する天才作曲家、ピョートル・チャイコフスキーの没後100年を1993年に記念し、彼の代表作を合唱で歌うために企画された楽譜。童謡『歌えバンバン』などの曲で知られ、日本の音楽普及に多く貢献してきた、作曲家・指揮者である山本直純による混声合唱アレンジ。歌詞は山本直純と茶井紅介（作詞家・山本直純のペンネーム）による創作。チャイコフスキーの音楽が合唱作品として生まれ変わった、ユニークでお茶目なアレンジを楽しんでもらいたい。

収録曲とその原曲は以下。
➀「理想の大地（ゆめのくに）」交響曲第5番より
初演：1993年12月5日（大阪城ホール）SUNTORY 1万人の〔第九〕コンサート「響きあって、新楽章へ。」（指揮：山本直純／管弦楽：大阪フィルハーモニー交響楽団／合唱：1万人の〔第九〕特別合唱団）
➁「鴨ん舞家（かもんまいはうす）」弦楽セレナード第2楽章“ワルツ”
初演：1993年11月6日（国営昭和記念公園）多摩21くらしの祭典 VOICE93（指揮：山本直純／管弦楽：TAMAらいふ21管弦楽団／合唱：東京混声合唱団、東京合唱協会）
➂「みにくいあひるの子」バレエ音楽「白鳥の湖」より“白鳥の踊り”
初演：1993年11月6日（国営昭和記念公園）多摩21くらしの祭典 VOICE93（指揮：山本直純／管弦楽：TAMAらいふ21管弦楽団／合唱：東京混声合唱団、東京合唱協会）
➃「花のワルツ」バレエ音楽「くるみ割り人形」
初演：1989年12月3日（大阪城ホール）サントリーオールド 1万人の「第九」コンサート「'89-歓喜のタクト、今高く」（指揮：山本直純／管弦楽：京都市交響楽団／合唱：ボン市フィルハーモニー合唱団）