内容紹介
フルート奏者や愛好家にとって手薄になりがちな古典派から初期ロマン派にかけてのレパートリーを豊かにするベートーヴェン曲集。1790年作とされる《ソナタ 変ロ長調》、1792年の《デュオ》、1795-96年作の三重奏版から編曲された《セレナーデ ニ長調》(1803年)の初期3作品のほか、1817-18年の〈「夏の名残のバラ(庭の千草)」の主題による変奏曲〉を収録。古典派様式から出発した若き作曲家のリアリティに接することができる。
2本のフルートのための《デュオ》以外はすべてフルートとピアノのために書かれているが、本曲集での2楽器は明確な主従関係を結ばない。ときに主張し、ときに寄り添い、あるいは協働して、と音楽上の役割を柔軟に変化させながら作品に触れていくことで、室内楽に求められる音楽力が育まれることだろう。その下地となる「音楽の読みとり方」の重要な基本ポイントを、充実の解説がサポートする。
♪【関連情報】「ベートーヴェン 生誕250周年」の特集はこちら
2本のフルートのための《デュオ》以外はすべてフルートとピアノのために書かれているが、本曲集での2楽器は明確な主従関係を結ばない。ときに主張し、ときに寄り添い、あるいは協働して、と音楽上の役割を柔軟に変化させながら作品に触れていくことで、室内楽に求められる音楽力が育まれることだろう。その下地となる「音楽の読みとり方」の重要な基本ポイントを、充実の解説がサポートする。
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曲目
- 1 ソナタ 変ロ長調 Sonata in B,Anh.4 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 2 セレナーデ ニ長調 Serenade in D,Op41 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 3 「夏の名残のバラ」の主題による変奏曲 Variationen über die irische Volksweise“The last rose of summer”,Op.105-4 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 4 フルート二重奏曲 ト長調 Flötenduo in G,WoO.26 【フルート二重奏/伴奏:無伴奏】 作曲:ベートーヴェン