内容紹介
フルート界で人気の《ソナタ》に加え、ポピュラー音楽のスタイルによる小粋な小品《スージー》を収録。《スージー》は任意の旋律楽器とピアノのために書かれた3分ほどの小品で、ペンネームの「エマン・バルツァー」名義で発表された。ピアノ・パートの最上声部が旋律パートと重なっているため、ピアノ独奏でも演奏可能である。
大嶋義実による解説は、これまで日本語の資料が少なかったシュールホフの生涯と音楽を受け止めるための、貴重な手がかりとなるだろう。プラハの裕福な家庭に生まれながらも第1次世界大戦を兵士として戦い、第2次世界大戦時にはナチスによって「退廃音楽」の烙印を押され、動乱の歴史に翻弄された音楽家の存在に肉薄する。併せて、演奏上のアドヴァイスも掲載。楽譜に向き合う際の具体的な手立てを紹介する。
大嶋義実による解説は、これまで日本語の資料が少なかったシュールホフの生涯と音楽を受け止めるための、貴重な手がかりとなるだろう。プラハの裕福な家庭に生まれながらも第1次世界大戦を兵士として戦い、第2次世界大戦時にはナチスによって「退廃音楽」の烙印を押され、動乱の歴史に翻弄された音楽家の存在に肉薄する。併せて、演奏上のアドヴァイスも掲載。楽譜に向き合う際の具体的な手立てを紹介する。
曲目
- 1 フルートとピアノのためのソナタ WV86 1.Allegro moderato 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:シュールホフ
- 2 フルートとピアノのためのソナタ WV86 2.Scherzo(Allegro giocoso) 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:シュールホフ
- 3 フルートとピアノのためのソナタ WV86 3.Aria(Andante) 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:シュールホフ
- 4 フルートとピアノのためのソナタ WV86 4.Rondo-Finale(Allegro molto gaio) 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:シュールホフ
- 5 スージー(フォックス・ソング)WV124 【フルート/伴奏:ピアノ】 作曲:シュールホフ