内容紹介
2013年福島で開催されたミュージック・フロム・ジャパンで委嘱・初演された歌曲。2015年に亡くなった長田弘によるすべてのものをいつくしむ心がにじみ出る詩に、湯浅譲二が「これが合唱の神髄」と常々言う”ハーモニーの美しさ”をひとつひとつ追求し、作曲した。「おやすみなさい 森の木々」のような形で20回繰り返されるフレーズがすべて違う色合いで訴えてくる。ピアノ伴奏は歌をなぞっているため、ピアニストの高橋アキが自身のリサイタルでピアノ・ソロとして定番曲にしており、ピアニストにとっても珠玉のレパートリーとなっている。湯浅氏の盟友・谷川俊太郎の詩による《川》《じゃあね》の2作も併録。こどものために書かれた歌だが、大人にも十分味わってほしい深みのある作品。
曲目
- 1 おやすみなさい(ca.6'00”) 【独唱/伴奏:ピアノ】 作詞:長田弘 / 作曲:湯浅譲二
- 2 川(ca.2'30”) 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:谷川俊太郎 / 作曲:湯浅譲二
- 3 じゃあね(ca.3'45”) 【独唱/伴奏:ピアノ】 作詞:谷川俊太郎 / 作曲:湯浅譲二