内容紹介
チャイコフスキーがはじめて手掛けたバレエ音楽。初演の不評など、作品自体は恵まれない運命をたどったが、踊り手のための伴奏の域を出なかったバレエ音楽に、ドラマトゥルギーを与え、脚本に沿った情景描写や登場人物の性格描写を書き分け、音楽とドラマの融合を図る画期的な作品となった。
組曲化については諸説あるが、作曲者自身が1882年、と比較的早い段階で、その意思をはっきり示した書簡が残されている。ただし、選曲についての考えが示された資料は発見されていない。そのため、ユルゲンソン社による組曲版が作曲者自身の選曲によるもの、とは言えないが、長くユルゲンソン版の選曲と曲順が組曲として親しまれてきたのは事実である。
今回のリニューアル版では、最近の演奏事情を鑑み、弊社B6判の旧版で「第4幕、第28番と第29番、冒頭26小節」を終曲としていたのを改め、第28番を組曲第6曲、第29番を同第7曲として独立させ、各々全曲を収載した。最近では、第28番を演奏せず、第29番が組曲第6曲として、全曲演奏されることも多い。
組曲化については諸説あるが、作曲者自身が1882年、と比較的早い段階で、その意思をはっきり示した書簡が残されている。ただし、選曲についての考えが示された資料は発見されていない。そのため、ユルゲンソン社による組曲版が作曲者自身の選曲によるもの、とは言えないが、長くユルゲンソン版の選曲と曲順が組曲として親しまれてきたのは事実である。
今回のリニューアル版では、最近の演奏事情を鑑み、弊社B6判の旧版で「第4幕、第28番と第29番、冒頭26小節」を終曲としていたのを改め、第28番を組曲第6曲、第29番を同第7曲として独立させ、各々全曲を収載した。最近では、第28番を演奏せず、第29番が組曲第6曲として、全曲演奏されることも多い。
曲目
- 1 第1曲 <情景> モデラート 【スコア】 作曲:チャイコスキー
- 2 第2曲 <ワルツ> テンポ・ディ・ワルツ 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
- 3 第3曲 <白鳥たちの踊り> アレグロ・モデラート 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
- 4 第4曲 <情景> アンダンテ~アンダンテ・ノン・トロッポ 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
- 5 第5曲 <ハンガリーの踊り>(チャルダーシュ) モデラート・アッサイ~アレグロ・モデラート~ヴィヴァーチェ 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
- 6 第6曲 <情景> アレグロ・アジタート 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
- 7 第7曲 <情景・フィナーレ> アンダンテ~アレグロ・アジタート~アラ・ブレーヴェ、モデラート・エ・マエストーソ~メーノ・モッソ 【スコア】 作曲:チャイコフスキー
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