内容紹介
フランスの作曲家・ピアニスト・教育家で、日本の音楽教育に多大な貢献をしたアンリエット・ピュイグ=ロジェによる、4手連弾で学ぶ子供のためのテクニック教本。ピアノ教育作品として、「ピアノのエクササイズ」「小さくたってじょうずな手」「ピアノのアベセデール」と一緒に構想された。“サルーン”とは西部劇に登場する酒場のこと。当時大流行していた西部劇のマンガを家族みんなで読んで楽しんでいたことから着想を得ている。ブギウギやビギン、ハバネラなどのポピュラー音楽を取り入れ、毎日楽しく練習できるような内容となっている。各曲には練習目的が書かれており、各指の独立とピアノ演奏で必要な技術の基礎を学ぶだけでなく、セコンドが奏でる音楽のリズムに身を委ね、リズム感を養えるよう配慮されている。
曲目
- 1 カウボーイ~押さえたままの鍵のために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 2 西部の蒸気機関車~5本の指のために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 3 美人のアンジェリナ~手首のために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 4 罠猟師~重音のために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 5 パンチが効く…アンティル諸島産のパンチ~トリルのために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 6 親愛なジョニーじいさん~指替えのために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 7 ビルの白い馬~半音階の動きのために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 8 アリゾナの砂漠にて~反復音のために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 9 ロデオ~親指潜りのために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ
- 10 手回しオルガン~アルペッジョのために 【ピアノ連弾1台4手】 作曲:ピュイグ=ロジェ