内容紹介
本書は、スペイン音楽、なかでもイサーク・アルベニス(1860-1909)を中心に演奏活動や執筆を続けている上原由記音による集大成の書。
第1部は「生涯編」。アルベニス研究は、1990年代にその第一人者J.トーレスの本格的な調査により、公文書による客観的なデータが明らかになる。今回、著者はこの研究を基本とし、さらにアルベニスが旅行中に携え青少年期を描写した「アルバム」も再確認しつつ、また彼の日記や往復書簡もふんだんに用いてその生涯の全貌を詳述。彼がパリとバルセロナの音楽界の橋渡しの担い手であったことや、中央ヨーロッパと近代スペインの音楽の関係なども詳述する。
第2部の「作品編」では、日本で初めてアルベニスの作品全体をカバー。なかでもピアノ作品は、後半期の重要な作品を中心に、ピアニストとしての著者ならではの民族的な作品の特徴とその表現方法も含めた解説を行う。監修は、著者の恩師である石田一志。
第1部は「生涯編」。アルベニス研究は、1990年代にその第一人者J.トーレスの本格的な調査により、公文書による客観的なデータが明らかになる。今回、著者はこの研究を基本とし、さらにアルベニスが旅行中に携え青少年期を描写した「アルバム」も再確認しつつ、また彼の日記や往復書簡もふんだんに用いてその生涯の全貌を詳述。彼がパリとバルセロナの音楽界の橋渡しの担い手であったことや、中央ヨーロッパと近代スペインの音楽の関係なども詳述する。
第2部の「作品編」では、日本で初めてアルベニスの作品全体をカバー。なかでもピアノ作品は、後半期の重要な作品を中心に、ピアニストとしての著者ならではの民族的な作品の特徴とその表現方法も含めた解説を行う。監修は、著者の恩師である石田一志。
目次
【第1部】生涯編
〔1〕出生
〔2〕幼少期
〔3〕未知の世界へ
〔4〕イサークの「ハンガリー旅行日記」(1880年)
〔5〕1880年秋についてのアルボスの回想
〔6〕夢
〔7〕転機
〔8〕マドリッドでの栄光
〔9〕1889年ロンドン
〔10〕19世紀末のパリ
〔11〕パリの生活
〔12〕プラハ旅行日記
〔13〕ペピータ・ヒメネス
〔14〕パリのスペイン人芸術家とスコラ・カントルム
〔15〕闇とひかり
〔16〕1903年の日記
〔17〕ベルギーでの成功
〔18〕1907年
〔19〕フォーレ書簡
〔20〕ジョアキンとイサークの往復書簡
〔21〕《イベリア》とセルヴァ
〔22〕暴君
〔23〕故郷へ
〔24〕アルベニスへのオマージュ
【第2部】作品編
〔1〕作品概観
〔2〕ピアノ作品とその特徴
〔3〕アルベニスにおける民謡
〔4〕民族音楽に使われる主な用語
〔5〕ピアノ作品解説
〔6〕舞台作品
〔7〕オーケストラ作品
〔8〕室内楽作品
〔9〕声楽作品
あとがき
アルベニス年表
主要参考文献
人名索引
〔1〕出生
〔2〕幼少期
〔3〕未知の世界へ
〔4〕イサークの「ハンガリー旅行日記」(1880年)
〔5〕1880年秋についてのアルボスの回想
〔6〕夢
〔7〕転機
〔8〕マドリッドでの栄光
〔9〕1889年ロンドン
〔10〕19世紀末のパリ
〔11〕パリの生活
〔12〕プラハ旅行日記
〔13〕ペピータ・ヒメネス
〔14〕パリのスペイン人芸術家とスコラ・カントルム
〔15〕闇とひかり
〔16〕1903年の日記
〔17〕ベルギーでの成功
〔18〕1907年
〔19〕フォーレ書簡
〔20〕ジョアキンとイサークの往復書簡
〔21〕《イベリア》とセルヴァ
〔22〕暴君
〔23〕故郷へ
〔24〕アルベニスへのオマージュ
【第2部】作品編
〔1〕作品概観
〔2〕ピアノ作品とその特徴
〔3〕アルベニスにおける民謡
〔4〕民族音楽に使われる主な用語
〔5〕ピアノ作品解説
〔6〕舞台作品
〔7〕オーケストラ作品
〔8〕室内楽作品
〔9〕声楽作品
あとがき
アルベニス年表
主要参考文献
人名索引