内容紹介
〈大音楽家・人と作品〉シリーズ第一期第6回配本。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしても一時代を築いた作曲家フランツ・リストの生涯を、新進の研究家が書き下ろした意欲作。数多くの書簡や当時の各種資料を丁寧に掘り起こしながら、生い立ち、恋愛、社会運動や宗教との関わりなどから多角的に光をあてて、作曲家として豊かな才能で意欲的に時代を切り開いたリスト像をフレッシュに描き出す。
目次
<生涯篇>
◎少年時代
ヴィーンへ~チェルニーとの出会い/ベートーヴェンからの「聖別のキス」~偽りの伝説/
パリ到着とオペラ《ドン・サンシュ》/1820年代後半:イギリス・ツアー、父の死/カロリーヌ・ドゥ・サン=クリック伯爵令嬢との恋愛
◎1830年代のパリ、ロマン主義の幕開け
ベルリオーズ《幻想交響曲》/ショパン~民族性と前衛的和声/パガニーニ~超絶技巧への道/
芸術家の社会的役割~サン=シモン主義とラムネー
◎マリー・ダグー伯爵夫人~《旅人のアルバム》
スイス旅行/「象牙の闘い」と「リスト・フェティス論争」/イタリア旅行/
ノンネンヴェルト、破局、その後のマリー/父親としてのリスト
◎ヴィルトゥオーソ時代(1839~47年)
ピアニストとしての「黄金」の時代/フリーメーソンへの入会/ヴァイマルの臨時宮廷楽長/ベートーヴェン記念碑/
カロリーヌ・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人との出会い
◎ヴァイマル宮廷楽長時代~新ドイツ派の旗手、作曲家リスト
宮廷楽長としての職務/指揮者リスト/ゲーテ基金〔Die Goethe-Stiftung〕/新ドイツ派〔NeudeutscheSchule〕/
標題音楽/ヴァーグナーとリスト/《グランのミサ》とオラトリオ
◎挫折と悲しみ、ローマへの移住
宮廷楽長辞任/ローマへの移住/遺書/『ハンガリーにおけるロマと彼らの音楽』の出版/
重なる不幸~子供ふたりの早世/カロリーヌとの結婚問題
◎ローマ時代(1861~69年)~管弦楽作品からオラトリオへ
リストの宗教音楽観/下級聖職位/リストとチェチリア運動/リストの教会音楽の改革/教会旋法の導入
◎「三分割された生活」
教育者リスト/ハンガリー王立音楽院の創設/次世代の作曲家たち/ロシアの作曲家とリスト/ヴァーグナーとの絶縁と復縁/
諦めと生の苦しみ~《エステ荘の糸杉》/教会音楽の改革への志しと前衛的な《ヴィア・クルチス》
◎最晩年:孤独、栄光、死
最後の六年間/最後の年~栄光と死
<作品篇>
ピアノ曲/室内楽曲/オルガン曲/管弦楽曲/協奏的作品/宗教的声楽曲
<資料篇>
リスト年譜/ジャンル別作品一覧
◎少年時代
ヴィーンへ~チェルニーとの出会い/ベートーヴェンからの「聖別のキス」~偽りの伝説/
パリ到着とオペラ《ドン・サンシュ》/1820年代後半:イギリス・ツアー、父の死/カロリーヌ・ドゥ・サン=クリック伯爵令嬢との恋愛
◎1830年代のパリ、ロマン主義の幕開け
ベルリオーズ《幻想交響曲》/ショパン~民族性と前衛的和声/パガニーニ~超絶技巧への道/
芸術家の社会的役割~サン=シモン主義とラムネー
◎マリー・ダグー伯爵夫人~《旅人のアルバム》
スイス旅行/「象牙の闘い」と「リスト・フェティス論争」/イタリア旅行/
ノンネンヴェルト、破局、その後のマリー/父親としてのリスト
◎ヴィルトゥオーソ時代(1839~47年)
ピアニストとしての「黄金」の時代/フリーメーソンへの入会/ヴァイマルの臨時宮廷楽長/ベートーヴェン記念碑/
カロリーヌ・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人との出会い
◎ヴァイマル宮廷楽長時代~新ドイツ派の旗手、作曲家リスト
宮廷楽長としての職務/指揮者リスト/ゲーテ基金〔Die Goethe-Stiftung〕/新ドイツ派〔NeudeutscheSchule〕/
標題音楽/ヴァーグナーとリスト/《グランのミサ》とオラトリオ
◎挫折と悲しみ、ローマへの移住
宮廷楽長辞任/ローマへの移住/遺書/『ハンガリーにおけるロマと彼らの音楽』の出版/
重なる不幸~子供ふたりの早世/カロリーヌとの結婚問題
◎ローマ時代(1861~69年)~管弦楽作品からオラトリオへ
リストの宗教音楽観/下級聖職位/リストとチェチリア運動/リストの教会音楽の改革/教会旋法の導入
◎「三分割された生活」
教育者リスト/ハンガリー王立音楽院の創設/次世代の作曲家たち/ロシアの作曲家とリスト/ヴァーグナーとの絶縁と復縁/
諦めと生の苦しみ~《エステ荘の糸杉》/教会音楽の改革への志しと前衛的な《ヴィア・クルチス》
◎最晩年:孤独、栄光、死
最後の六年間/最後の年~栄光と死
<作品篇>
ピアノ曲/室内楽曲/オルガン曲/管弦楽曲/協奏的作品/宗教的声楽曲
<資料篇>
リスト年譜/ジャンル別作品一覧