• 東欧音楽綺譚

書籍 評論・読み物

東欧音楽綺譚

クルレンツィス・跛行の来訪神・ペトルーシュカ

伊東信宏

定価
2,530円 (本体2,300円+税)
判型・頁数
4-6・256頁
発行年月
2018年9月
ISBNコード
9784276210769
商品コード
210760

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内容紹介

『レコード芸術』誌の人気連載が単行本化! 吉田秀和賞、サントリー学芸賞受賞の著者が、専門分野である東欧の民俗音楽にとどまらず、新鋭指揮者のクルレンツィス、ヴァイオリニストのコパチンスカヤといった旬の話題まで、音楽・芸術・文化を縦横無尽に語り尽くす。2016、2017年2年分の連載24回分に加え、ONTOMO MOOK『吉田秀和――音楽を心の友と』収載の「断想」を収載。毎回、CD、演奏会、書籍、映画、楽器、民間伝承、指揮者、作曲家、演奏家などのテーマを取り上げる。主なトピック・登場アーティストは、クルレンツィス/コパチンスカヤ/イザベル・ファウスト/アーノンクール/クルターク夫妻/チェリビダッケ/イル・ジャルディーノ・アルモニコ/ユーラ・ギュラー/ヴェーグ弦楽四重奏団/クエイ兄弟/チャボロ・シュミット/三輪眞弘/ストラヴィンスキー/バルトーク/ヤナーチェク/ハイドン/チャイコフスキー/シェーンベルク/リゲティ/東欧演歌他

目次

[目次]
まえがき
Chapter1 クルレンツィスとコパチンスカヤの「結婚」
Chapter2 ストラヴィンスキー《結婚》の周辺
Chapter3 ケルンでのもう一つの騒乱
Chapter4 ズルナの表象
Chapter5 ソペラと《管弦楽のための協奏曲》
Chapter6 京都のアーノンクール
Chapter7 ルーマニアにコリンダを聴きに行く
Chapter8 コリンダとシンデレラ
Chapter9 リゲティが握ったかもしれない消しゴム
Chapter10 レヒニッツの虐殺とバッチャーニ家
Chapter11 クルターグ夫妻が弾くバッハ
Chapter12 補遺をいくつか
Chapter13 ヴァイオリニスト数題
Chapter14 言葉の影:三輪眞弘の《新しい時代》
Chapter15 チェリビダッケの《ルーマニアン・ラプソディ》
Chapter16 国際フォーラム「東欧演歌」
Chapter17 クエイ兄弟・ヤナーチェク・ペトルーシュカ
Chapter18 音楽はどれほど根源的か?
Chapter19 ペルミのペトルーシュカ
Chapter20 ハイドン《迂闊者》
Chapter21 ユーラ・ギュラーのフレンチ・バロック
Chapter22 リリー・パストレの城館で起こったこと:グランツベルク
Chapter23 五〇年代のヴェーグ弦楽四重奏団
Chapter24 『僕のスウィング』をめぐって
APPENDIX「断想」