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書籍 評論・読み物

「野ばら」154曲の謎

伝説のテレビ番組「童は見たり」取材記録

長沼修溝口博史シュミット村木眞寿美

定価
3,190円 (本体2,900円+税)
判型・頁数
4-6・248頁
発行年月
2025年3月
ISBNコード
9784276210165
商品コード
210160

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内容紹介

ゲーテの詩になる愛唱歌「野ばら」は、シューベルトとヴェルナー作曲の2曲が有名だが、ほかにもベートーヴェンの未完成曲からシューマン、ブラームス、そしてオペレッタのレハールまで多くのメロディが作曲され、その数154曲という学説がある。
テレビ・ドキュメンタリー「童は見たり~世界最大のヒット曲『野ばら』の謎を追う~」は、HBC(北海道放送)が製作し、1987年の文化庁芸術祭で最高賞の芸術作品賞を受賞した。そのプロデューサーである著者(長沼修)が、当時の取材状況や撮影秘話を改めて書き下ろし、いまだに全貌が解明されていない「野ばら」の謎に迫る、伝説のテレビ番組「童は見たり」顛末記。ディレクター(溝口博史)による詳細な資料「野ばらノート」や、コーディネーターだったシュミット村木眞寿美の新たな取材も追加する。様々な「野ばら」20曲を動画作成、QRコードで視聴できる特典付き。

目次

はじめに  
Heidenröslein(野なかのばら)  

1 ベルリンの壁を越えて  
2 ヴェルナーの「野ばら」 引き裂かれたふるさと  
3 シューベルトの「野ばら」 ゲーテが無視した芸術歌曲  
4 デンマーク、スゥーデン 北欧の「野ばら」を訪ねて  
5 オランダ、イギリス、ベルギーにも「野ばら」があった  
6 ゲーテの詩「野ばら」 誕生の地ゼッセンハイム  
7 オペレッタの巨匠レハールも「野ばら」を作曲  
8 シューマンの「野ばら」と市民革命  
9 ブラームスの「野ばら」は盗作か  
10 ヴェルナーの「野ばら」が世界に広がったのは何故  
11 日本に伝わった「野ばら」の大変身  
12 メンデルスゾーンの謎の「野ばら」  
13 ゲーテ愛用のピアノが死後初めて音を出した  
14 未完成に終わったベートーヴェンの「野ばら」  
15 スイス、フランス、チェコ、ハンガリー まだまだある多彩な「野ばら」  
16 戦争と「野ばら」  
17 難民が歌う哀しみの「野ばら」  
18 戦火に消えたシャリエの楽譜屋さん  

あとがき  
主な参考文献