• ムジカノーヴァ 2011年10月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2011年10月号

  • “道をひらく”指導「なぜ、できないの!?」と嘆く前に
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2011年9月
商品コード
181110

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内容紹介

[特集]
“道をひらく”指導
 「なぜ、できないの!?」と嘆く前に―

◆若きピアノの先生方へ 「なぜ、できないの!?」と嘆く前に― (北村智恵) 
 ピアノ教師歴40年の筆者が、若い先生方に向けて、「なぜ、できないの!?」と嘆くような事態に陥らないための“心構え”等を伝授します。

◆嘆く必要はありません 夢を持ちましょう! (加藤智子) 
 「困った子」とレッテルを貼られがちな生徒さんとどう向き合ってきたか、実例をもとに振り返っていただきました。

◆“できない子”と決めつける前に 試してみてください 私流 あの手この手の指導法― (松下恵子)
 なかなか指導成果が現れてこない生徒さんの特徴と、彼らが抱える問題点への具体的な対処法を、7ページにわたって詳しく紹介しています。

[とじ込み付録]
◆楽曲形式カード[2](中森智佳子)
 第1回のカードと合わせると、1部形式「a − a′」「a – b」、および2部形式「a−a′−b−a′」が楽しく学べます。

[カラー]
◆ブルクミュラー 鳥ノオト 《せきれい》 (音の台所)
 毎号違う鳥が登場して、絵と詩でブルクミュラーの世界を案内します。
◆想像しよう!考えよう! 音楽図鑑(佐野真澄)
 イラストや写真を見て、質問に答え、想像を膨らませる。そして、思い描いたイメージを音楽で表現してみる。そんなレッスンを提案する教材です。今月のテーマは「煙突掃除人」。

[トピックス]
◆ピアノランドフェスティバル2011(山本美芽)
 メソッド『ピアノランド』の著者・樹原涼子先生とピアノニストの小原孝さんが出演する、毎年恒例のコンサートの様子をリポートします。今年は『ピアノランド』刊行20周年を記念したスペシャル企画も!
◆“指揮者”チョン・ミョンフン「トーク&室内楽」(荒木淑子)
 音楽之友社創立70周年、ならびに雑誌『音楽の友』創刊70周年を記念して行われたトークコンサートの模様をお伝えします。
◆使い勝手の良いレッスンノート(柴崎佳子)
 ピアノ指導者の著者が、毎日のレッスンを進めながら、限られたレッスン時間を有効活用するための“使い勝手”を追求したノート。 実物を誌面でも再現。ぜひご活用ください。
◆レッスンに活用したいDVD
 人気教本の指導法を解説したDVD。映像教材ならではのお勧めポイントについて、DVD中で指導をしている先生からメッセージをいただきました。そのほかにもレッスンで活用したいDVDを紹介しています。
◆生誕200年記念 リストを虜にしたファウストの正体 前編(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 ゲーテの『ファウスト』に刺激を受けた芸術家は少なくありません。今年生誕200年を迎えたリストもそのひとり。いったい『ファウスト』にはどんな魅力があるのでしょうか。その正体について、2回にわたってお届けします。
◆韓国 音楽教育のいま 後編 ソン・ヨルム インタビュー(渡辺謙太郎)
 チャイコフスキー国際コンクールで第2位に輝いたソン・ヨルムさんに、3歳から現在に至るまで、どのような指導を受けてきたか、教えていただきました。
◆現代版シンデレラガール 長富 彩(野平多美)
 YouTube でチャンスをつかんだピアニスト、長富彩さんへのインタビュー。
◆東邦音楽大学ピアノセミナー(荒木淑子)
 のべ約300名が参加したセミナーの内容をご紹介。次回の開催は、2012年7月22日の予定。
◆古屋國忠 創作講座ミニコンサート(荒木淑子)
 より心豊かな指導のための「歌作り」を提案する創作講座のレポート。ピアノの先生が、作詞作曲し、自ら歌いました。
◆エデュケーション・フェスティバルin杉並2011(山本美芽)
 日本フィルハーモニー交響楽団と杉並公会堂が協力して、夏休みの一日、子どものための音楽の催しを開催。その中身とは?
◆第4回 国際ジュニア音楽コンクール(百瀬 喬)

[連載]
◆ムジカばーばのハローワーク 第4回(吉田しんこ)
 ピアノの先生応援キャラクター「ムジカばーば」が、鋭い観察力と旺盛な好奇心を生かし、音楽のお仕事現場に潜入レポート。第4回は楽譜etc.の総合卸商社、プリマ楽器を訪ねました。
◆楽譜調査室(川?みゆき、橋本一美 他)
 現役ピアノ教師10人が“本当に使える楽譜”を調査・報告します!
 ・気になる新刊
 ・まるごと一冊徹底調査
 ・テーマ別おススメ曲一覧(今月のテーマ:克服したい苦手なテクニックで選ぶ2 さまざまなスタッカートが学べる曲)
 ・オントモ楽譜情報
◆雨のち晴れ(假屋崎 省吾)
 雨がやみ、お日さまが顔を出し、全てのものが生き生きと見えてきたときのような感動や安堵感を味わった想い出を綴るリレー・エッセイ。第7回は、華道家の假屋崎省吾氏です。
◆ピアニスト探訪 ニコライ・デミジェンコ(伊熊よし子)
 国内外で活躍中のピアニストにインタビュー。演奏活動のほか、自身が受けてきた音楽教育や現在の指導活動について語ります。
◆知って得する エディションの知識(吉成 順)
 国立音楽大学教授の著者が、学習者に馴染み深い作品の各エディションを比較検証。今月号は前号に続きムソルグスキーの《展覧会の絵》。
◆ショパン・エチュード入門(パスカル・ドゥヴァイヨン)
 ベルリン芸術大学教授の著者による誌上レッスン。ショパン・エチュードの具体的な練習法について。今月号は作品25-7。
◆レッスンしましょ!Part2(砂原 悟)
 演奏や指導のポイント、具体的な練習法などを、譜例をふんだんに使って解説していきます。今回の曲は、クーラウのソナチネ ハ長調 op.20-1 第1楽章。
◆「みみをすます」ということ(町田育弥)
 桐朋女子中・高等学校教諭、桐朋学園附属音楽教室講師を歴任する著者が、自著『ピアノとソルフェージュの本 みみをすます1~4』(音楽之友社)の発想の背景に触れながら、ピアノを弾くという行為をめぐる「音楽のありか」について考えていきます。
◆新連載 演奏家のための心理的トレーニング(大場ゆかり)
 本番で満足のいくパフォーマンスをしたい――演奏家ならだれもが抱くこの願い。それを実現へと導く理想的な心理状態を手にするための技術を、毎号紹介していきます。
◆ムジカ ザ スポットライト 神野すなほ/山本京子
 今話題のあの人から「ムジカノーヴァ」読者に向けたメッセージをお届けします。
◆今月のプレトーク 金澤正剛/清水和音(堀江昭朗)
 今、もっとも注目したいアーティスト、教育者などにインタビューします。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトから、レッスンで生徒と聴きたい1枚をご紹介します。
◆喜怒哀楽 レッスンのひとコマ(田村智子)
 3人のピアノ教師が日常のレッスン風景を切り取るリレー・エッセイです。
◆簡単! 便利! デジタルなレッスン(中野振一郎)
 電子チェンバロC-30をレッスン室に設置したピアノの先生、とうのす寛子さんが、チェンバロ奏者の中野振一郎さんのレッスンを受講しました。その内容をレポートします。レッスン曲は、おなじみのバッハのメヌエットです。
◆演奏会批評
 今月号は6月13日~7月3日の演奏会より。
(家永 勝、小倉多美子、河原 亨、野平多美、原 明美、道下京子)

[教材]
◆ムジカばーばが行く(雨宮さくら、吉田しんこ)
 ロシアからやってきた、ピアノの先生応援キャラクター・ムジカばーばが、日本で旋風を巻き起こす4コマ漫画です。
◆ドリルとワークで 音楽大冒険
 ・譜読みの島(池川礼子)
 楽譜が短時間で読める「即読譜奏」で知られる池川氏による、譜読みの力が身につく楽しいドリル。バッハへのスムーズな導入にも役立つ中身です。
 ・リズムの森(石嶺尚江)
 生徒のやる気を引き出す「レッスンの裏ワザ」で知られる石嶺氏による、拍子と音価、リズムを学べる楽しいドリルです。
 ・アナリーゼの泉(中森智佳子)
 楽曲の構造や特徴を読み解くアナリーゼの方法を、毎月テーマを決めて身につけます。
 ・音楽史の館(西原 稔)
 今月号から桐朋学園大学教授の西原稔氏による中級編が始まります。第1回は、シューベルトの即興曲に関する問題「その1」。
◆トレーニング タイム
 ・譜読み編(石嶺尚江)
 ・リズム編(石嶺尚江)
 ・初見編(高橋千佳子)
 毎月それぞれのトレーニング課題集を掲載します。
◆子ども音楽辞典(北村智恵)
 子どもに理解できる言葉で音楽用語を解説していく連載。今月は「オッターヴァ」。
◆[コラム] テレビで聴いたあの曲はなに?(松下恵子)
 テレビ番組の挿入曲や、CM曲などから、ピアノのレッスンで使える曲を選んで解説します。生徒との会話ネタに使えます。
◆感性を育む新曲視唱 Part2 (秋末直志)
 「作る側の視点に立つ」ために変奏を取り入れた新曲視唱。メロディに込められた意味を理解する力や「表現の意志」を育みます。
◆耳を開く聴きとり術講座 Part2 (樹原涼子)
 正確に聴きとるだけでなく、音楽が心に働きかける元に興味を持ってもらうための聴音。
◆楽譜に隠されたヒントを探せ!(轟 千尋)
 どんなふうに弾いたらいいかのヒントを与えてくれる“大切な音や和音”を、毎号ひとつずつ紹介していきます。
◆おとの かいだん(佐野由美子)
 レッスンに通い始めたばかりの生徒さんや、体験レッスンに来た生徒さんのためのドリル。第4回は、階段“ひとつ とばし”。
◆今月の楽譜(轟 千尋)
 依頼人:笹山美由紀 先生/夢の請負人:轟 千尋/曲名:小さな花 第1曲
 レッスンや発表会で弾く曲を探している先生方は、要チェックです!

[10月号で取り上げた曲一覧]※括弧内は取り上げた記事のタイトル

飯田真樹《きつつきの親子》
イベール:《物語》より〈白い小さなロバ〉(楽譜調査室)
カバレフスキー:《こどものためのピアノ小曲集》より〈ボールあそび〉〈マーチ〉(楽譜調査室)
ギロック:グレーの小さなロバ(楽譜調査室)
キャサリン・ロリン:ぼくはゴリラだ、わたしのカエル(楽譜調査室)
H.キャノン/ギロック:ビル・ベイリ(楽譜調査室)
シューベルト:即興曲作品90-2(音楽史の館)
シュミット:あめあがり(楽譜調査室)
ショパン:エチュード 作品25-7(ショパン・エチュード入門)
ショパン:ワルツ作品34-3、作品64-1(子ども音楽辞典)
ジリンスキー:はつかねずみ(楽譜調査室)
チャイコフスキー:魔女(楽譜調査室)
チャイコフスキー(井戸川忠臣編):《くるみ割り人形》より〈金平糖の踊り〉(楽譜調査室)
轟千尋:小さな花 第1曲(今月の楽譜)
ドイツ民謡:かわいいオーガスティン(とじこみ付録)
ドビュッシー:《子どもの領分》より〈象の子守歌〉(子ども音楽辞典)
中田喜直(秋透編):大きなたいこ(楽譜調査室)
ネーフェ:カンツォネット(「みみをすます」ということ)
ハーライン:星に願いを(テレビで聴いたあの曲はなに?)
平吉毅州:《こどものためのピアノ曲集 南の風》より〈骸骨達の陽気な行進〉
平吉毅州:《こどものためのピアノ小品集とピアノ連弾小品集 春になったら》より〈踊るピーナッツ〉(楽譜調査室)
ベートーヴェン:エリーゼのために(子ども音楽辞典)
ペッツォルト:メヌエット(バッハ伝)(デジタルなレッスン)
ムソルグスキー:展覧会の絵(知って得するエディションの知識)
湯山 昭:ポップ・コーン、お菓子のベルトコンベヤー(楽譜調査室)
リスト:ファウスト交響曲(リストを虜にしたファウストの正体)