内容紹介
斎藤秀雄門下の著者による指揮技術(バトンテクニック)の実践指導書。斎藤秀雄『指揮法教程』の前段階の、真の初心者向けに、《春の小川》《ふるさと》など学校教材でおなじみの曲を多数取り上げ、“指揮者の役割”など理論面、「叩き」などの技術面、そして『指揮法教程』への導入と実践について解説。
目次
はじめに
図版一覧/基本となる指揮図形
第一部 少しばかりの理論を中心に
指揮ってなんだろう?
Ⅰ 指揮の歴史:指揮者という職業はいつから?
Ⅱ 指揮の概念と機能・指揮者の条件:指揮者と指導者の違いは?
=演奏のツボ=
■音楽の一回性
Ⅲ 指揮者の役割:指揮者の仕事とは?
=演奏のツボ=
■楽曲のイメージ作り
■演奏にあたって
■本番にあたって
=棒振りのツボ=
■その場の音を聴く
第二部 技術を中心に
バトンテクニック(指揮技術)とは
=演奏のツボ=
■表現の源は心
☆実習にあたっての確認事項☆
Ⅰ 基本動作:曲を始めて終わるまで
1.叩き:♪ぶんぶんぶんはちがとぶ♪を振るために
基礎練習〈叩き〉
2.図形:様々な拍子を振るために
(1)図形の見方
=棒振りのツボ=
■棒の示す“点”と音の出
(2)〈叩き〉2拍子図形
練習〈叩き〉2拍子図形
=棒振りのツボ=
■打数選択と図形の決定
(3)〈叩き〉3拍子図形
練習〈叩き〉3拍子図形
=棒振りのツボ=
■横への動き
(4)〈叩き〉4拍子図形
練習〈叩き〉4拍子図形
3.平均運動:《ふるさと》を振るために
(1)平均運動とは
基礎練習〈平均運動〉
(2)〈平均運動〉2拍子図形
練習〈平均運動〉2拍子図形
(3)〈平均運動〉3拍子図形
練習〈平均運動〉3拍子図形
(4)〈平均運動〉4拍子図形
練習〈平均運動〉4拍子図形
4.楽曲の開始:曲を始めるために
(1)予備運動:「サン・ハイ!」の意味
=棒振りのツボ=
■予備運動
■練習におけるカウント
■指揮者のブレス
(2)開始にあたっての二つのパターン
a.拍頭開始
練習〈叩き〉拍頭開始
練習〈平均運動〉拍頭開始
b.裏拍(拍打間)開始
練習〈叩き〉裏拍開始
練習〈平均運動〉裏拍開始
=棒振りのツボ=
■音のキャラクター表現
5.楽曲の終止:曲を終わらせるために
6.楽曲の停止と再開始:フェルマータ、そして再び曲を始めるために
(1)改めて曲を開始する方法
=棒振りのツボ=
■棒の位置決め
(2)フレーズ終了と同時に開始する方法
a.図形に従って予備運動できるパターン
b.予備運動のスペースを確保するパターン
c.停止位置を変えて予備運動するパターン
Ⅱ 基本技術:ニュアンス表現のためのテクニック
1.間接運動:主要な三つのテクニック
しゃくい:《証誠寺の狸囃子》を振るために
練習〈しゃくい〉2拍子図形
練習〈しゃくい〉3拍子図形
練習〈しゃくい〉4拍子図形
2.直接運動:大事な補助となる三つのテクニック
(1)瞬間移動:《剣の舞》を振るために
a.前腕部による〈瞬間運動〉
練習〈瞬間運動(前腕部)〉2拍子図形
練習〈瞬間運動(前腕部)〉3拍子図形
練習〈瞬間運動(前腕部)〉4拍子図形
b.手首による〈瞬間移動〉
練習〈瞬間運動(手首)〉2拍子図形
練習〈瞬間移動(手首)〉3拍子および4拍子図形
(2)先入法:《きらきら星》を振るために
基礎練習〈先入法〉(=導入練習〈撥ね上げ〉)
練習〈先入法〉2拍子図形
練習〈先入法〉3拍子および4拍子図形
(3)撥ね上げと引掛け:グノー《アヴェ・マリア》を振るために
a.撥ね上げ
基礎練習〈撥ね上げ〉
練習〈撥ね上げ〉2拍子図形
練習〈撥ね上げ〉3拍子および4拍子図形
b.引掛け
練習〈引掛け〉
=棒振りのツボ=
■ポピュラー音楽の指揮
Ⅲ 実践技術:基本的な音楽要素表現のためのテクニック
1.テンポの変化
=棒振りのツボ=
■テンポのよりどころによる三つの指揮パターン
(1)次テンポで予備運動を行う方法
(2)予備運動なしに切り替える方法
=演奏のツボ=
■テンポを支配する音符
■テンポのユレ
(3)分割法
練習〈分割〉2拍子図形
練習〈分割〉4拍子図形
練習〈分割〉3拍子図形
練習 テンポの変化
=演奏のツボ=
■速度標語の意味するところ
=棒振りのツボ=
■分割を効果的に使用するために
■5拍子および6拍子図形
2.ダイナミクス(音量)の変化
=演奏のツボ=
■ダイナミクス表示の意味するところ
(1)図形の大小
基礎練習 図形の大小
練習 ダイナミクスの変化(図形の大小)
=棒振りのツボ=
■指揮者の歩みは半歩先
(2)腕(身体)の緊張感
(3)左手の使用
3.フレージング:中間予備運動
基礎練習 中間予備運動
=演奏のツボ=
■歌は言葉で歌うもの
第三部 『指揮法教程』への導入と実践
=棒振りのツボ=
■姿勢と譜面台
■指揮棒
■左手の使用とアイコンタクト
Ⅰ エチュード1~〈平均運動〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード1
◆実践にあたっての補足◆エチュード1
=演奏のツボ=
■楽曲の構成感と練習記号
■expression(表現)のよりどころ
■まず自分で歌ってみよう
■音楽の間
Ⅱ エチュード2~〈しゃくい〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード2
◆実践にあたっての補足◆エチュード2
=演奏のツボ=
■ロングトーンの響き
■休符の役割
Ⅲ エチュード3~〈先入法〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード3
◆実践にあたっての補足◆エチュード3
Ⅳ エチュード4~〈叩き〉と〈引掛け〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード4
◆実践にあたっての補足◆エチュード4
=棒振りのツボ=
■流れに乗る棒と決める棒
練習曲譜例集
練習曲1 ぶんぶんぶん
練習曲2 アニトラの踊り
練習曲3 春の小川
練習曲4 ふるさと
練習曲5 証城寺の狸囃子
練習曲6 きらきら星
練習曲7 山の音楽隊
練習曲8 アヴェ・マリア
エチュード1
エチュード2
エチュード3
エチュード4
あとがき
図版一覧/基本となる指揮図形
第一部 少しばかりの理論を中心に
指揮ってなんだろう?
Ⅰ 指揮の歴史:指揮者という職業はいつから?
Ⅱ 指揮の概念と機能・指揮者の条件:指揮者と指導者の違いは?
=演奏のツボ=
■音楽の一回性
Ⅲ 指揮者の役割:指揮者の仕事とは?
=演奏のツボ=
■楽曲のイメージ作り
■演奏にあたって
■本番にあたって
=棒振りのツボ=
■その場の音を聴く
第二部 技術を中心に
バトンテクニック(指揮技術)とは
=演奏のツボ=
■表現の源は心
☆実習にあたっての確認事項☆
Ⅰ 基本動作:曲を始めて終わるまで
1.叩き:♪ぶんぶんぶんはちがとぶ♪を振るために
基礎練習〈叩き〉
2.図形:様々な拍子を振るために
(1)図形の見方
=棒振りのツボ=
■棒の示す“点”と音の出
(2)〈叩き〉2拍子図形
練習〈叩き〉2拍子図形
=棒振りのツボ=
■打数選択と図形の決定
(3)〈叩き〉3拍子図形
練習〈叩き〉3拍子図形
=棒振りのツボ=
■横への動き
(4)〈叩き〉4拍子図形
練習〈叩き〉4拍子図形
3.平均運動:《ふるさと》を振るために
(1)平均運動とは
基礎練習〈平均運動〉
(2)〈平均運動〉2拍子図形
練習〈平均運動〉2拍子図形
(3)〈平均運動〉3拍子図形
練習〈平均運動〉3拍子図形
(4)〈平均運動〉4拍子図形
練習〈平均運動〉4拍子図形
4.楽曲の開始:曲を始めるために
(1)予備運動:「サン・ハイ!」の意味
=棒振りのツボ=
■予備運動
■練習におけるカウント
■指揮者のブレス
(2)開始にあたっての二つのパターン
a.拍頭開始
練習〈叩き〉拍頭開始
練習〈平均運動〉拍頭開始
b.裏拍(拍打間)開始
練習〈叩き〉裏拍開始
練習〈平均運動〉裏拍開始
=棒振りのツボ=
■音のキャラクター表現
5.楽曲の終止:曲を終わらせるために
6.楽曲の停止と再開始:フェルマータ、そして再び曲を始めるために
(1)改めて曲を開始する方法
=棒振りのツボ=
■棒の位置決め
(2)フレーズ終了と同時に開始する方法
a.図形に従って予備運動できるパターン
b.予備運動のスペースを確保するパターン
c.停止位置を変えて予備運動するパターン
Ⅱ 基本技術:ニュアンス表現のためのテクニック
1.間接運動:主要な三つのテクニック
しゃくい:《証誠寺の狸囃子》を振るために
練習〈しゃくい〉2拍子図形
練習〈しゃくい〉3拍子図形
練習〈しゃくい〉4拍子図形
2.直接運動:大事な補助となる三つのテクニック
(1)瞬間移動:《剣の舞》を振るために
a.前腕部による〈瞬間運動〉
練習〈瞬間運動(前腕部)〉2拍子図形
練習〈瞬間運動(前腕部)〉3拍子図形
練習〈瞬間運動(前腕部)〉4拍子図形
b.手首による〈瞬間移動〉
練習〈瞬間運動(手首)〉2拍子図形
練習〈瞬間移動(手首)〉3拍子および4拍子図形
(2)先入法:《きらきら星》を振るために
基礎練習〈先入法〉(=導入練習〈撥ね上げ〉)
練習〈先入法〉2拍子図形
練習〈先入法〉3拍子および4拍子図形
(3)撥ね上げと引掛け:グノー《アヴェ・マリア》を振るために
a.撥ね上げ
基礎練習〈撥ね上げ〉
練習〈撥ね上げ〉2拍子図形
練習〈撥ね上げ〉3拍子および4拍子図形
b.引掛け
練習〈引掛け〉
=棒振りのツボ=
■ポピュラー音楽の指揮
Ⅲ 実践技術:基本的な音楽要素表現のためのテクニック
1.テンポの変化
=棒振りのツボ=
■テンポのよりどころによる三つの指揮パターン
(1)次テンポで予備運動を行う方法
(2)予備運動なしに切り替える方法
=演奏のツボ=
■テンポを支配する音符
■テンポのユレ
(3)分割法
練習〈分割〉2拍子図形
練習〈分割〉4拍子図形
練習〈分割〉3拍子図形
練習 テンポの変化
=演奏のツボ=
■速度標語の意味するところ
=棒振りのツボ=
■分割を効果的に使用するために
■5拍子および6拍子図形
2.ダイナミクス(音量)の変化
=演奏のツボ=
■ダイナミクス表示の意味するところ
(1)図形の大小
基礎練習 図形の大小
練習 ダイナミクスの変化(図形の大小)
=棒振りのツボ=
■指揮者の歩みは半歩先
(2)腕(身体)の緊張感
(3)左手の使用
3.フレージング:中間予備運動
基礎練習 中間予備運動
=演奏のツボ=
■歌は言葉で歌うもの
第三部 『指揮法教程』への導入と実践
=棒振りのツボ=
■姿勢と譜面台
■指揮棒
■左手の使用とアイコンタクト
Ⅰ エチュード1~〈平均運動〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード1
◆実践にあたっての補足◆エチュード1
=演奏のツボ=
■楽曲の構成感と練習記号
■expression(表現)のよりどころ
■まず自分で歌ってみよう
■音楽の間
Ⅱ エチュード2~〈しゃくい〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード2
◆実践にあたっての補足◆エチュード2
=演奏のツボ=
■ロングトーンの響き
■休符の役割
Ⅲ エチュード3~〈先入法〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード3
◆実践にあたっての補足◆エチュード3
Ⅳ エチュード4~〈叩き〉と〈引掛け〉をマスターしよう
基礎練習 エチュード4
◆実践にあたっての補足◆エチュード4
=棒振りのツボ=
■流れに乗る棒と決める棒
練習曲譜例集
練習曲1 ぶんぶんぶん
練習曲2 アニトラの踊り
練習曲3 春の小川
練習曲4 ふるさと
練習曲5 証城寺の狸囃子
練習曲6 きらきら星
練習曲7 山の音楽隊
練習曲8 アヴェ・マリア
エチュード1
エチュード2
エチュード3
エチュード4
あとがき