内容紹介
本書は、医師の笠井史人と音楽療法士の小島寿子によるリハビリテーションと音楽療法の基礎知識の入門書である。笠井は大学病院のリハビリテーション科に勤務し、医学と音楽療法の共同を模索しており、小島はセッションを行いながら脳卒中後遺症者、認知病患者等の音楽療法の効果の研究を続けている。
前半は、リハビリテーションの技法、評価法、人間の身体や脳のしくみなど、音楽療法士が知っておくべきリハビリテーションの基礎知識について、後半は音楽療法士が行っているアプローチ法を統合かつ応用し、疾患別・障害別に対応するアプローチとして紹介している。音楽療法士に医学の知識が足りないために医療現場のチームに加われないケースが多々あるのが現状であるが、本書により音楽療法士がリハビリテーションの医学の基本的な知識を身につけ、他職種がリハビリにおける音楽療法の可能性を知ることで、双方の共同の場が広がることを願っている。
前半は、リハビリテーションの技法、評価法、人間の身体や脳のしくみなど、音楽療法士が知っておくべきリハビリテーションの基礎知識について、後半は音楽療法士が行っているアプローチ法を統合かつ応用し、疾患別・障害別に対応するアプローチとして紹介している。音楽療法士に医学の知識が足りないために医療現場のチームに加われないケースが多々あるのが現状であるが、本書により音楽療法士がリハビリテーションの医学の基本的な知識を身につけ、他職種がリハビリにおける音楽療法の可能性を知ることで、双方の共同の場が広がることを願っている。
目次
推薦のことば 日本音楽療法学会理事長 日野原重明
はじめに 医療・リハビリテーション専門職の皆さまへ
音楽療法士の皆さまへ
プロローグ
第1章 リハビリテーションと音楽療法の融合に向けて
1.日本におけるリハビリテーションの現状
2.音楽療法士がリハビリテーションスタッフの一員となるためには
第2章 リハビリテーションとは
1.リハビリテーションの目的
◎QOL定量の試み
2.リハビリテーションの流れ
3.在宅でのリハビリテーション
◎「疾患」と「障害」
コラム 音楽療法とは
第3章 リハビリテーションスタッフの役割
1.医師(Dr)の役割
2.看護師(Ns)の役割
3.名称独占資格について
4.理学療法士(PT)の役割
5.作業療法士(OT)の役割
6.言語聴覚士(ST)の役割
7.音楽療法士(MT)の役割
◎カンファレンスの実際
第4章 身体機能の評価と音楽の影響
1.骨・関節・筋
2.呼吸・循環
3.立位・歩行
4.日常生活動作
◎「しているADL」と「できるADL」
5.運動神経麻痺
6.手の機能
7.楽器演奏と身体
第5章 脳の働きと音楽の影響
1.前頭葉
2.頭頂葉
3.側頭葉
4.後頭葉
5.小脳
6.脳幹
コラム 各論に入るにあたって
第6章 リハビリテーションの実際と音楽療法の可能性
Ⅰ.疾患別アプローチ
1.脳出血・右片麻痺・失語症
2.脳梗塞・左片麻痺・左半側空間無視
3.小脳出血・運動失調
◎身体障害者認定と身体障害者手帳
4.パーキンソン病
5.慢性閉塞性肺疾患・肺気腫
6.頭部外傷(急性硬膜下血腫・脳挫傷)
◎身体障害者サービス
Ⅱ.障害別アプローチ
1.意識障害
2.運動麻痺
3.言語障害
4.廃用症候群
5.精神障害(抑うつ・認知症)
6.嚥下障害
7.運動失調
8.パーキンソン二ズム
9.呼吸循環器障害
10.高次脳機能障害
◎脳卒中後の音痴とは?
第7章 小児リハビリテーションの実際と音楽療法の可能性
Ⅰ.疾患別アプローチ
1.脳性麻痺・精神遅滞
◎重度心身障害
2.広汎性発達障害
3.注意欠陥多動性障害・学習障害
Ⅱ.障害別アプローチ
1.呼吸機能障害
2.運動障害
3.摂食・嚥下障害
4.言語障害
5.高次脳機能障害
6.感覚運動統合機能障害
7.行動障害
エピローグ
牽引
欧文略語牽引
はじめに 医療・リハビリテーション専門職の皆さまへ
音楽療法士の皆さまへ
プロローグ
第1章 リハビリテーションと音楽療法の融合に向けて
1.日本におけるリハビリテーションの現状
2.音楽療法士がリハビリテーションスタッフの一員となるためには
第2章 リハビリテーションとは
1.リハビリテーションの目的
◎QOL定量の試み
2.リハビリテーションの流れ
3.在宅でのリハビリテーション
◎「疾患」と「障害」
コラム 音楽療法とは
第3章 リハビリテーションスタッフの役割
1.医師(Dr)の役割
2.看護師(Ns)の役割
3.名称独占資格について
4.理学療法士(PT)の役割
5.作業療法士(OT)の役割
6.言語聴覚士(ST)の役割
7.音楽療法士(MT)の役割
◎カンファレンスの実際
第4章 身体機能の評価と音楽の影響
1.骨・関節・筋
2.呼吸・循環
3.立位・歩行
4.日常生活動作
◎「しているADL」と「できるADL」
5.運動神経麻痺
6.手の機能
7.楽器演奏と身体
第5章 脳の働きと音楽の影響
1.前頭葉
2.頭頂葉
3.側頭葉
4.後頭葉
5.小脳
6.脳幹
コラム 各論に入るにあたって
第6章 リハビリテーションの実際と音楽療法の可能性
Ⅰ.疾患別アプローチ
1.脳出血・右片麻痺・失語症
2.脳梗塞・左片麻痺・左半側空間無視
3.小脳出血・運動失調
◎身体障害者認定と身体障害者手帳
4.パーキンソン病
5.慢性閉塞性肺疾患・肺気腫
6.頭部外傷(急性硬膜下血腫・脳挫傷)
◎身体障害者サービス
Ⅱ.障害別アプローチ
1.意識障害
2.運動麻痺
3.言語障害
4.廃用症候群
5.精神障害(抑うつ・認知症)
6.嚥下障害
7.運動失調
8.パーキンソン二ズム
9.呼吸循環器障害
10.高次脳機能障害
◎脳卒中後の音痴とは?
第7章 小児リハビリテーションの実際と音楽療法の可能性
Ⅰ.疾患別アプローチ
1.脳性麻痺・精神遅滞
◎重度心身障害
2.広汎性発達障害
3.注意欠陥多動性障害・学習障害
Ⅱ.障害別アプローチ
1.呼吸機能障害
2.運動障害
3.摂食・嚥下障害
4.言語障害
5.高次脳機能障害
6.感覚運動統合機能障害
7.行動障害
エピローグ
牽引
欧文略語牽引
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