内容紹介
「規則に従って課題を解いていく」方法ではなく、「(いわゆる)正解を弾いて覚える」方法を採用した鍵盤和声の入門書です。和声を「手の形」で覚え、手の形が「音の響き」や「動き」と連動するまで“音に耳を傾ける”練習を繰り返しながら、和声を身体に染みこませていくことを学習の第1段階としています。それは、この体験の蓄積がない限り、和声法の教科書と向き合っても、実際の演奏や鑑賞に生きる和声感が身につくことはないという考えに基づいています。カデンツ・ユニットによる課題から始まり、後半では実践的かつ専門的な領域にまで踏み込んでいきます。本来なら何年もかけて辿る和声学習の道程が1冊にまとめられているのは、行く先に待ち構える崖にひるむのではなく、崖を越えた先に広がる未知の景色に期待をふくらませつつ楽しく勉強を進めていってほしいという著書の願いからです。すぐに、そして長きにわたって使える新感覚の和声本です。
●『鍵盤和声 和声の練習帖』著者 公開講座より
●『鍵盤和声 和声の練習帖』著者 公開講座より
目次
第1章 カデンツ・ユニットで覚える鍵盤和声
第2章 数字付低音
第3章 単旋律
第4章 二声対位法
第5章 対位法と和声法の融合
補遺1 各作曲家の音楽を和声で考える
補遺2 和声学習について考える
第2章 数字付低音
第3章 単旋律
第4章 二声対位法
第5章 対位法と和声法の融合
補遺1 各作曲家の音楽を和声で考える
補遺2 和声学習について考える