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書籍

ハーモニー探究の歴史

思想としての和声理論

西田紘子安川智子 編著/大愛崇晴関本菜穂子日比美和子

定価
2,750円 (本体2,500円+税)
判型・頁数
A5・192頁
発行年月
2019年1月
ISBNコード
9784276102545
商品コード
102540

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内容紹介

ルネサンスから現代まで、美しい音の響きについて、西洋人はどのように考え、それを理論化しようとしたのか? 各時代を画する和声理論を取り上げ、ドイツ的視点とフランス的視点の両面からバランスよく考察し、さらに、イタリア、アメリカの視点を加えた。分かりやすい解説は、大学のテキストに最適。

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目次

凡例
はじめに――思想としての和声理論

序 章 ハーモニーの範囲と方法
 1.3つの大きな関心事
 2.基本的な用語について
 3.主要な理論家と本書の構成

第1章 数と協和音――初期近代の音楽理論におけるピュタゴラス派の伝統
 1.ザルリーノ
 2.デカルト

第2章 自然と音楽――和声を科学的に説明する
 1.ラモーの飽くなき夢
 2.数比から協和音程を説明できるか?
 3.和声の物理学的基礎づけのさまざまな試み
 ◆コーヒーブレイクVol.1――和声は科学? 哲学? それとも音楽?

第3章 科学から教育へ――整理されゆく和声理論
 1.教育としての和声法とフランスの特殊性
 2.歴史化される和声
 3.フェティスと調性概念

第4章 響きを想像する――調的機能と近親関係論
 1.和音にはそれぞれの役割がある
 2.「進行」と「転換」による和声進行の分類学
 3.和声二元論の展開
 ◆コーヒーブレイクVol.2――日本で学ばれている和声法はどんなもの?

第5章 耳を変える――音楽聴の変化が和声理論にもたらしたもの
 1.リーマンの理論への反応
 2.音感覚とイメージ
 3.旋法和声の系譜

第6章 音が意志をもつ――楽曲に共通する原型
 1.音は生き物である
 2.音は概念上は持続している
 3.自然倍音列と芸術家
 ◆コーヒーブレイクVol.3――ところ変われば和声理論も変わる?

第7章 音楽は進歩する――不協和音の解放
 1.「和音」なのか「非和声音」なのか
 2.ひとつの楽曲にはひとつの調性しかない
 3.音楽も和声理論も進歩する

第8章 音を秩序づける――ポスト調性時代のハーモニー
 1.ポスト調性理論誕生の背景とアメリカの特殊性
 2.音楽に数学的な秩序を見出す
 3.音程に基づく秩序を音楽に見出す
 4.ポスト調性音楽の「ハーモニー」
 5.音楽現象に着目した理論の追求
 6.ポスト調性理論を支えたもの

おわりに――和声理論からみえてくるもの

謝辞
人名索引
事項索引
著者紹介