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ムジカノーヴァ 2019年11月号

●ムジカノーヴァ 2019年11月号

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内容紹介
[特集]
バッハを教えるための 基礎知識

◆バッハを弾くために知っておきたい
「修辞法(レトリック)」の基礎知識(杉浦日出夫)
 バッハを弾く際に特に知っておきたい基礎知識の一つが「修辞法(レトリック)」です。バッハは人間の様々な情感を「音程」や「数」や「調性」などで表す音楽修辞法の大家でした。《インヴェンション》を弾く際にも欠かせないこの知識について、バッハの演奏指導法に一家言をお持ちの杉浦日出夫先生が詳しく解説してくださいました。

◆バッハが最も愛用した「クラヴィコード」
楽器の基礎知識と演奏から見えてくる指導へのヒント(福田ひかり)
 鍵盤楽器の中でもっとも古く、音は小さくともビブラードがかけられる特徴をもつクラヴィコード。バッハが最も愛用したと言われるこの楽器の発音のしくみや特徴を詳しく図解するとともに、『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』所収の曲を中心に、実際にこの楽器を弾くことから得られる演奏指導へのヒントをご紹介します。

◆生徒に語れる バッハの面白エピソード(盒 望)
 《ゴルトベルク変奏曲》の演奏をライフワークとしているピアニストの盒極召気鵑法▲丱奪呂もっと身近になる知られざるエピソードを教えていただきました。
 
[今月の1曲]
グリーグ《妖精の踊り》

[今月の1曲 連動企画]
◆誌上講座 アナリーゼ(内藤 晃)
北欧の妖精の姿を私たちなりにイメージして、それを音で表現してみましょう
 私たちがディズニー映画の妖精に抱いているようなイメージとは異なる、ノルウェーの人たちにとっての妖精(エルフ)のイメージを紹介するとともに、演奏のためのアナリーゼによって、自分ならどのような音色でどう表現したいかを一緒に考えていきます。 

◆誌上講座 演奏・指導法(久保春代)
「妖精たち」の数や動きなどストーリーを豊かに想像しながらくり返しの表現に変化をつけましょう
 ノルウェーの風土とグリーグの思いを知ることから始め、曲を細かく見ていきながら各場面における妖精の数や動きを想像し、それを表現するための演奏法を教えていただきました。妖精は大人の目にはなかなか見えませんが、子どもたちには案外見えているのかもしれません。 

◆今月の1曲 豆知識
 今月の1曲にまつわる豆知識を、譜例を用いながら解説します。

◆練習課題 ソルフェージュ(佐怒賀悦子)
 「今月の1曲」の演奏をより豊かなものにするためのソルフェージュ。今回は、和音の響きを味わい、曲のしくみを理解する課題を掲載しました。

◆練習課題 エチュード(馬塲マサヨ)
 「今月の1曲」を演奏する際に必要となるテクニックを身につけるためのエチュード集。
連続したスタッカートの和音の練習法や、弾きにくいパッセージを前腕を回す動きによって楽に弾く練習法を教えていただきました。

[トピックス]
◆特集連動企画 バッハの転職すごろく(盒 望)
 5回の転職でステップアップしたバッハの人生を、ゆかりの地の写真と共にすごろくにしました。

◆審査員から見た ジュニアのための国際コンクール最前線(赤松林太郎)
 様々な国際コンクールで審査員を務める赤松林太郎さんに、ジュニア向けの国際コンクールの現状をレポートしていただきました。

◆Report ピティナ・ピアノコンペティション 特級ファイナル(堀江昭朗)
 亀井聖矢さんがグランプリに輝いた、8月22日サントリーホールにおけるファイナルの模様を詳しくレポートします。

◆Interview 樹原涼子&トナカイ フサコ(堀江昭朗)
 本誌2018年5月〜2019年4月号に掲載した連載を軸に、大幅に加筆し、再構成したテキスト『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』が刊行されました。著者の樹原涼子先生と、イラストレーターのトナカイ フサコさんに、本書の特徴や活用法等を教えていただきました。

◆Report 東邦音楽大学 親子のための ピアノ・オープンキャンパス2019夏
 音大の教授による「レッスン体験」や、チェンバロやクラヴィコードを実際に演奏できるコーナー、音楽ホールでスタインウェイのフルコンサートピアノが弾ける体験など、本格的なプログラムが並んだ当日の模様をレポートします。

◆解説 とじ込み付録「音符キング」(蔵谷雅子)
 9〜12月号の全4回にわたってお届けする蔵谷雅子先生の付録シリーズ。音符や休符を、カードゲーム形式で楽しく学べる「音符キング」の遊び方をご紹介します。

[連載]
◆【隔月連載】私的ベートーヴェン演奏論(仲道郁代)
 ピアニストの仲道郁代さんが、ベートーヴェンの楽譜から何をどのように捉え、推理し、音にしていくのか、実際の作品をもとに独自の演奏論を紹介する連載。今回は、《ピアノ・ソナタ第30番》を取り上げます。
◆ピアノレッスンに心理学を活かそう!(馬場一峰)
 少し考え方を変えるだけで、レッスンがずっと楽に、楽しくなります。ピアノレッスンに活かせる心理学を、毎月一つずつ馬場一峰先生に紹介していただきます。今回のテーマは、講座と連動した特別編「7つの秘訣で、あなたも人気講師になろう!」。
◆バッハ《シンフォニア》の美的探究(赤松林太郎)
 バッハ《シンフォニア》を毎月1曲ずつ、第1番から順番に取り上げて、書き込み楽譜の形で演奏・指導法をご紹介します。今月は、軽やかな舞曲感が求められる「第11番」に迫ります。
◆ピアノ講師の旬の「お悩み」を解決! 教室 改善プロジェクト(山本美芽/横田明子)
 全国のピアノ講師が集うフェイスブックグループ、山本美芽ライティング研究会では、日々お悩みの情報交換が行われています。その中から特に話題になった旬の「お悩み」をピックアップし、問題解決をこころみます。今回のお悩みは、「うちの子のテキスト、簡単すぎないですか?」。
◆倫子先生の 導入期のピアノテクニック きほんのき(松本倫子)
 最近、子どもたちのピアノの基礎力が落ちているという話を耳にします。幼児のピアノ導入へのより正統的なテクニック指導を知り、一定の基礎力を付けていきましょう。今回は、「拍子感と和声感を導入から身につけていくことの大切さ」について取り上げます。
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、『ムジカノーヴァ』読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆スラスラ分かる 和声法学び直し塾(土田京子)
 苦手意識を持ちがちな和声法と、もっと仲良くなれる手順を楽しく、平易な言葉で教えていただきます。今回は、「細かく解説!バス課題の実施のしかた」。
◆演奏会批評
2019/7/18〜8/26(柴田龍一、原 明美、伴 玲児、道下京子)
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
 18世紀から20世紀に至る世界史の大事件と、それを描いた、あるいはそれに影響を受けた音楽作品にスポットを当てることで、音楽をより深く愉しめるようになる連載。同時代の日本の状況にも目を向け、毎回ミニミニ年表で整理していきます。今回は、「ブルボン王朝の残照とロッシーニの傑作オペラ」。
◆『愛は風にのって』〜作曲者による楽曲ガイド(田中カレン)
 田中カレン氏書き下ろし曲集『愛は風にのって』全21曲を、作曲者自身が解説する連載。自作のアナリーゼと演奏のアドバイスに、恩師三善晃先生の教えも交えた特別企画です。第17回の曲は《17. ほのかな冬の灯り》。
◆音のパレット(江口文子)
 ある町のピアノ教室で月に1度開催されるグループセッション。老若男女問わず、様々な生徒がピアノや音楽について語ります。門下から国際的に活躍する数多くのピアニストを輩出する江口文子先生による、ピアノレッスンのヒントが散りばめられた物語です。第21回のテーマは「音楽と死生観」です。
◆ピアノの先生のiPad活用術(足立由起子)
 レッスンに役立つiPadの活用法を、足立由起子先生に解説していただきます。第16回のテーマは、「クラウド『Evernote』活用術(2)」です。
◆音遊びから始めよう〜ピアノレッスンにつながる表現の種〜(鈴木和子)
 子どもたちの表現意欲を育てるソルフェージュ・レッスンを行っている鈴木和子先生に、導入期から始められるレッスンのアイディアを教えていただきます。第10回のテーマは、ハイドン《交響曲 第94番》です。
◆楽器店カリスママネージャーが伝える 気持ちがラクになる 教室運営の基本を押さえよう(星野真之)
 数百名に及ぶピアノの先生のお悩みを解決し続けてきた楽器店のカリスマ・マネージャーが、読んだらすぐに実行できる教室運営のアドバイスをお届けします。今回は、「コンクールには積極的に挑戦させるべき?」。
◆生徒と見たい聴きたいCD&DVD(百瀬 喬)
 最近リリースされた音楽ソフトからピアノ教室におススメの1枚をご紹介します。
◆ムジカ図書館(山本美芽)
 ピアノ教本研究家が、指導者・学習者双方に役立つ本をご紹介します。
◆ピアノレッスンにすぐに役立つ! マサさんのアレンジ入門(松田 昌)
 生徒のレベルに合わせたアレンジができるようになると、レッスンの幅がさらに広がります。弾きやすくて、あたたかいアレンジに定評のある松田昌先生に、クラシックや童謡の楽曲を分析しながら、誰でも良いアレンジができる方法をご紹介いただきます。第7回のテーマは「連弾アレンジに挑戦しよう!〜その1 素敵な伴奏の作り方〜」です。

[教材]
◆ハノンクリニック(奈良井 巳城)
 今回は、離鍵(No.48、51)の極意について、スナップ科教授の蓮田益尾先生に伺います。

◆レ・フレール斎藤守也の リズムで伴奏してみよう!(斎藤守也)
 新刊楽譜『レ・フレール 斎藤守也の 童謡アレンジで楽しく学ぶ 左手のための伴奏形エチュード』の巻末に掲載されている伴奏パターン 銑を使って、童謡などのメロディーに伴奏付けする方法を、斎藤守也さんが懇切丁寧に指南します。
第2回は、1拍分のリズムを繰り返すパターンを使って伴奏付けをします。拍を倍、または半分でとってみても、曲の印象が変わります。コラムでは、ピアノの音域ごとの響きの活かしかたについても教えていただきました。
 
◆リトミックでマスター リズムのきほん(大城依子)
 ダルクローズが創案したリトミックの考え方をベースに、リズムを基礎からマスターできる課題です。アイディアが豊富な大城依子先生の教材は、レッスンで役立つこと間違いなし! 第16回のテーマは「『5:3』『5:2』のクロスリズム」です。

◆入会2年で音大入試問題が解けるようになる! あやか先生の楽典ドリル(永瀬礼佳)
 曲を解釈するためには、「楽典」の知識がまず必要不可欠です。でも、楽典というと「音大入試のために勉強するもの」「子どもには難しい」と思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか? この連載では、かわいらしいイラストと易しい解説つきで、幼児向けのドリルを掲載していきます。第9回は「音ぷのマンションに住んでいる音ぷ(休ふ)の名前は?」。

[巻末とじ込み]
◆楽譜
憧れの曲を思いのままに!轟千尋の「あなたの夢、叶えます!」
〜ピアノが美しく響くオーダーアレンジ集〜
ヒル《ハッピー・バースデー・トゥー・ユー》(轟 千尋)
 今月号から、人気作曲家の轟千尋さんが憧れの曲を弾きやすくカッコいいアレンジで!という皆様のリクエストにお答えする新企画がスタート!初回はリクエストが特に多かった《ラプソディ・イン・ブルー》を、特に有名な場面をコンパクトに凝縮した“おいしい構成”でお届けします。
 なお、この連載では、引き続き皆様のリクエストをお待ちしております。
 リクエストの送り先(『ムジカノーヴァ』編集部メールアドレス):musica_ontomo@ongakunotomo.co.jp

◆付録
「音符キング 4分の3拍子のリズムを作ろう」(蔵谷雅子)
 音符や休符に慣れ親しんでもらうため、蔵谷雅子先生が考案したカード教材「音符キング」。9〜12月号の4回にわたってお届けします。各号だけでも遊べますが、全シリーズを揃えると、さらにゲームの幅が広がります。レッスンの進度に合わせて、ご活用ください。

11月号で取り上げた曲一覧
※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)

アメリカ民謡:オー・ラリー(マサさんのアレンジ入門)
アメリカ民謡:メリーさんの羊(リズムで伴奏してみよう!)
外国曲:手をたたきましょう(リズムで伴奏してみよう!)
サン=サーンス(リスト編):死の舞踏(音のパレット)
サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より<白鳥>(音のパレット)
スイス民謡:静かな湖畔(リズムで伴奏してみよう!)
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.15-1(リズムのきほん)
田中カレン:ほのかな冬の灯り(『愛は風にのって』〜作曲者による楽曲ガイド)
チェルニー:100番よりNo.5(導入期のピアノテクニック きほんのき)
デンマーク民謡:いとまき(リズムで伴奏してみよう!)
ドイツ民謡:ちょうちょう(リズムで伴奏してみよう!)
ドイツ民謡:山の音楽家(リズムで伴奏してみよう!)
ドビュッシー:喜びの島(リズムのきほん)
ハイドン:交響曲 第94番「驚愕」(音遊びから始めよう)
J.S.バッハ:『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』よりメヌエットBWV Anh.114、ポロネーズBWV Anh.119、ミュゼットBWV Anh.126(特集/バッハが最も愛用した「クラヴィコード」 楽器の基礎知識と演奏から見えてくる指導へのヒント)
J.S.バッハ:インヴェンション第2番、第7番、第11番、第13番、第14番/クリスマス・オラトリオ/シンフォニア第9番/平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番フーガ、第5番プレリュード/平均律クラヴィーア曲集第2巻第19番プレリュード/ミサ曲ロ短調
(特集/バッハを弾くために知っておきたい 修辞法の基礎知識)
J.S.バッハ:小プレリュードBWV927(特集/バッハが最も愛用した「クラヴィコード」 楽器の基礎知識と演奏から見えてくる指導へのヒント)
J.S.バッハ:シンフォニア第11番(バッハ《シンフォニア》の美的探究)
ヒル:ハッピー・バースデー・トゥー・ユー(差し込み楽譜:轟千尋の「あなたの夢、叶えます!」)
フランス民謡:キラキラ星(リズムで伴奏してみよう!)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番(仲道郁代の 私的ベートーヴェン演奏論)
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