『バンドジャーナル』創刊60 周年を記念した委嘱作品（2019年10月・11月号掲載）。高昌帥氏の吹奏楽作品では数少ない小編成で、最少19 人から演奏が可能。快速な第１主題と対照的な性格を持つ第２主題を軸に、クラシック音楽の伝統的な作曲法に則って作られており、２つの主題は概ね反行形（音が上下反対の方向に進行する）になるように設計されている。難易度は易しすぎず、ソロやパーカッションの持ち替えなども含めて、じっくりと取り組んでもらえる作品になっている。
「できるだけポジティブに、自分に対しても、世の中に対しても応援歌になるようにと心がけました。西洋音楽の伝統的な音楽形式である“ソナタ形式”にのっとって書いてもいますので、そういった面から楽曲を分析するアプローチもあると思います。ぜひ楽譜のすみずみまで見ていただけると、作曲者として幸いです」

[編成]
Flute 1, 2
B♭ Clarinet 1, 2, 3
E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
Horn in F 1, 2
B♭ Trumpet 1, 2
Trombone 1, 2
Euphonium
Tuba
Timpani
Percussion 1
（Crash Cymbals ／ Snare Drum ／ Triangle）
Percussion 2
（Bass Drum ／ Suspended Cymbal）
Mallets
（Glockenspiel ／ Vibraphone ／ Xylophone）

[演奏時間]
約7分

---

●参考演奏（指揮：武田晃／演奏：SHOBIウインドシンフォニー／ブレーンYouTubeチャンネル）はこちら