• 吹奏楽の編曲入門

書籍 理論・専門書

吹奏楽の編曲入門

楽器の選択からオーケストレーションまで

柳田孝義

定価
3,630円 (本体3,300円+税)
判型・頁数
B5・168頁
発行年月
2021年11月
ISBNコード
9784276106178
商品コード
106170

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内容紹介

吹奏楽へと編曲をする際の楽器の音域・音色・組み合わせ方、そのほか楽器の特長や扱い方といった吹奏楽に関係する楽器のオーケストレーションの入門書。第1部では吹奏楽で用いる各楽器の特色をひとつずつ解説。第2部では、実践としてまずは基本的な考え方を解説。次に各セクションのアンサンブルへの編曲、そして管弦楽から吹奏楽へと大規模な編成の編曲、と順を追って実際の楽器の使い方を解説。第3部では、補足的に関連する分野(調の選択、移調楽器など)の解説をしている。
著者の「名曲で学ぶ」シリーズを踏襲し、内容の全編にわたって各楽器にあてられたクラシックの名曲譜例を多く掲載。また、その譜例に対応した音源を特設サイトにて視聴可能。楽譜を読みながら音を聴くことで、実際の編曲へのイメージが湧きやすいつくりになっている。また、第2部では著者が実際に編曲した例を多数掲載しており、ポイントごとに分かりやすくまとまっている。

【訂正とお詫び】
書籍内にて、記載の表に誤りがありましたので訂正してお詫び申し上げます。

p.160 〔表4〕〔譜例95〕における原調から移調した際の調号数の変化
B♭管クラリネット/原曲(ホ長調) の項目
× ♯4(困難) → ○ ♯6(困難)



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目次

はじめに
本書の内容と使い方



第1部 吹奏楽の楽器
第1章 木管楽器の要点と作品例
 Ⅰ-1.フルート
 Ⅰ-2.ピッコロ
 Ⅱ-1.オーボエ
 Ⅱ-2.イングリッシュ・ホルン(コール・アングレ)
 Ⅲ-1.クラリネット
 Ⅲ-2.E♭管クラリネット(小クラリネット)
 Ⅲ-3.バス・クラリネット
 Ⅳ-1.ファゴット(バスーン)
 Ⅳ-2.コントラファゴット(コントラバスーン)
 Ⅴ .サクソフォーン

第2章 金管楽器の要点と作品例
 Ⅰ-1.トランペット
 Ⅰ-2.コルネットとフリューゲルホルン
 Ⅱ. ホルン
 Ⅲ. トロンボーン
 Ⅳ. テューバ
 Ⅴ. ユーフォニアム

第3章 打楽器の要点と作品例
 Ⅰ. ティンパニ
 Ⅱ-1.そのほか一般的な打楽器の使用例
 Ⅱ-2.中規模(50人前後)の吹奏楽が普段使用する標準的な打楽器

第4章 そのほかの楽器
 Ⅰ.コントラバス
 Ⅱ.ピアノ、チェレスタ、ハープ

第2部 吹奏楽のための編曲
第5章 楽器編成
 Ⅰ.吹奏楽と管弦楽の相違点
 Ⅱ.吹奏楽編成の成立過程について

第6章 編曲と実例
 Ⅰ.管楽合奏への編曲の基本的な考え方
    1.編曲をする際の要点
    2.よい響きを得るための要点
    3.ピアノ譜を基にした編曲の流れ
 Ⅱ.ハルモニームジーク(Harmoniemusik)
 Ⅲ.木管アンサンブルのための編曲
    1.木管三重奏のための編曲と実例
    2.クラリネット四重奏のための編曲と実例
    3.木管五重奏のための編曲と実例
    4.木管八重奏のための編曲と実例
 Ⅳ.金管アンサンブルのための編曲
    1.金管五重奏のための編曲と実例
    2.金管四重奏のための編曲と実例
    3.金管六重奏のための編曲と実例
    4.金管八重奏のための編曲と実例 その1
    5.金管八重奏のための編曲と実例 その2
 Ⅴ.管弦楽作品から吹奏楽への編曲
    1.編曲の要点
    2.管弦楽からの編曲と実例 その1
    3.管弦楽からの編曲と実例 その2

第3部 移調とその書法
第7章 編曲における調の選択

第8章 移調楽器と移調譜について

第9章 移調の要点と実例
 Ⅰ.楽曲をほかの調へ移調する際の要点
 Ⅱ.移調譜の作成例
 Ⅲ.曲の途中で転調する場合の調の設定

作曲家別譜例索引
楽器別索引
あとがき