内容紹介
19世紀後半に活躍したイギリスの女流詩人クリスティーナ・ロセッティ(1830-1894)は、日本でも早くから紹介され、これまでも多くの翻訳が発表されている。本曲集は安藤幸江の訳による『シング・ソング童謡集』(文芸社)所収の7つの詩がテキスト。子どもたちに向けられたロセッティのあたたかなまなざしを感じさせる思いやりや優しさにあふれた言葉が平明な美しい英語で書かれている。作曲にあたっては英語の原詩と日本語訳の両方を用いられているが、信長はそのねらいを「原詩でなければ味わえない韻律の美しさ、面白さを生かしつつ、母語でも歌われることによって懐深く意味を味わうこと。」(まえがきより)と語っている。まさにロセッティの詩の世界と音楽が一体となった作品。トライアングルやタンバリンが加わる曲もあり、変化に富んだ曲集に仕上げられている。中学生、お母さんコーラスでも十分に取り組め、演奏会のワン・ステージにぜひともおすすめ。2009年11月9日(文京シビックホール)女声合唱団弥生 第6回演奏会(指揮:齋藤令/ピアノ:佐藤香苗)にて委嘱初演された。
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
●全曲続けての視聴(Youtube再生リスト)はこちら
[難易度]中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
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曲目
- 1 よあけ(ca.2'20") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 2 パンとミルク(ca.2'20") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ、打楽器】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 3 うたどりつぐみ(ca.2'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 4 All is Well(ca.2'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ、打楽器】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 5 みつばちは なにをするの?(ca.3'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 6 かぜよ どこに(ca.5'30") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富
- 7 Sing me a Song(ca.4'50") 【女声3部合唱/伴奏:ピアノ、打楽器】 作詞:クリスティーナ・ロセッティ/安藤幸江(訳詩) / 作曲:信長貴富