内容紹介
作曲者が敬愛する陶芸家・中里隆の創作風景を音で綴った作品で、同氏に捧げられている。2013年に同氏の個展会場で即興演奏され、2020年に楽譜として定位された。
タイトルの「羽高(うこう)」は唐津市見借の山中に在る同氏の山房「羽高山房」による。山房の名付け親である美術家・建築家の中川一政が、上半身裸で作陶する同氏の姿から「裸=はだか=羽高」と着想した。
作品は、山房が建つ大自然の中で、茶色い土が捏ねられ、窯の焔で焼かれ、美しい焼物として眼前に現れる過程を描写する。中里が愛するBACHを音名として随所に織り込み、作曲者が「茶色の音」のイメージを抱く変ロ音で終わる。
フルートの特殊奏法をふんだんに用いるが、それらは決して楽器や奏者に無理を強いるものではなく、作品の中でごく自然に表現の可能性をのびやかに引き出すもの。フルート界の新たなレパートリーとして、奏者にも聴衆にも広く受け容れられ得る一作。
タイトルの「羽高(うこう)」は唐津市見借の山中に在る同氏の山房「羽高山房」による。山房の名付け親である美術家・建築家の中川一政が、上半身裸で作陶する同氏の姿から「裸=はだか=羽高」と着想した。
作品は、山房が建つ大自然の中で、茶色い土が捏ねられ、窯の焔で焼かれ、美しい焼物として眼前に現れる過程を描写する。中里が愛するBACHを音名として随所に織り込み、作曲者が「茶色の音」のイメージを抱く変ロ音で終わる。
フルートの特殊奏法をふんだんに用いるが、それらは決して楽器や奏者に無理を強いるものではなく、作品の中でごく自然に表現の可能性をのびやかに引き出すもの。フルート界の新たなレパートリーとして、奏者にも聴衆にも広く受け容れられ得る一作。
曲目
- 1 羽高 フルートのための 【フルート/伴奏:無伴奏】 作曲:有田正広