内容紹介
左手のピアニスト・智内威雄氏率いる、(一社)ワンハンドピアノミュージックが主催する「ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール」。2021年冬に開催された第2回では作曲部門が新設され、北爪道夫、北爪裕道、川上 統、近藤浩平の各氏が審査員・運営委員を務めた(審査委員長は北爪道夫氏)。この4名による新作、ならびに、2021年度作曲部門大賞受賞作の合計5曲を収録する。
全曲ともに左手のためのピアノ曲であるが、いずれも「左手1本で演奏可能であること」という作曲上の制約を感じさせない。ダイナミックな躍動感から繊細な技術的要求にいたるまでさまざまな要素を兼ね備えた自由闊達な作品であり、演奏に際しては、その表現の可能性を幅広く探求することができる。また、共通の制約を前にして、現代日本の作曲家たちがそれをどのように捉え、いかにして発想を生み出し、新しい地平を拓いて世界観を構築していったのか、その筆致を感じ取ることもできるだろう。
全曲ともに左手のためのピアノ曲であるが、いずれも「左手1本で演奏可能であること」という作曲上の制約を感じさせない。ダイナミックな躍動感から繊細な技術的要求にいたるまでさまざまな要素を兼ね備えた自由闊達な作品であり、演奏に際しては、その表現の可能性を幅広く探求することができる。また、共通の制約を前にして、現代日本の作曲家たちがそれをどのように捉え、いかにして発想を生み出し、新しい地平を拓いて世界観を構築していったのか、その筆致を感じ取ることもできるだろう。
曲目
- 1 即興曲ー左手のためのー 【ピアノ】 作曲:北爪道夫
- 2 Barracuda 【ピアノ】 作曲:川上統
- 3 Metamorphosen 【ピアノ】 作曲:北爪裕道
- 4 三段峡と八幡高原 【ピアノ】 作曲:近藤浩平
- 5 toccatina 【ピアノ】 作曲:武谷あい子