内容紹介
2000年に刊行した標準版シリーズ『グリーグ ピアノ曲集』をリニューアル刊行。収載曲は、グリーグのピアノ独奏曲の中でも規模の大きく、それぞれ異なった器に豊かな独創性が発揮された3作。グリーグにとって唯一のピアノ・ソナタで思索的かつ求心的な《ピアノ・ソナタ ホ短調》、舞曲を中心とした清澄な古典的組曲《ホルベアの時代より》、知的な愉悦である変奏曲という形式に幻想とドラマが盛り込まれた《バラード》と傑作を集めた。解説および運指は、舘野泉によるもの。各曲解説に加え、グリーグの生まれ故郷、家族、ノルウェー民俗性の探求と自己確立についてなど、グリーグの音楽が生まれてきた大事な背景について記されており、楽曲の理解を深める道標となる。
曲目
- 1 ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7 【ピアノ】 作曲:グリーグ
- 2 ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24 【ピアノ】 作曲:グリーグ
- 3 ホルベアの時代より―古い様式による組曲 Op.40 【ピアノ】 作曲:グリーグ