内容紹介
ウィーン原典版から、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が最新の研究のもと、新版として登場する。これまで、2巻と3巻には校訂報告はなかったが、新版には全てに新しく校訂報告がつく。これを日本語に翻訳し、全3巻で刊行する。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集は、ピアノ演奏者にとってもはや説明不要の金字塔であり、学習過程で必ず触れる楽譜である。その中でもウィーン原典版は長らく世界中のピアノ演奏者から信頼を得てきた版であるといえよう。1巻には『悲愴』他、全11曲が収録。訳は、丸山瑶子。
♪【関連情報】「ベートーヴェン 生誕250周年」の特集はこちら
出版を記念し、翻訳者の丸山瑶子先生に「楽譜についてのお話」をしていただきました。
何故いろいろな種類の楽譜があるんだろう、どんな版を使えばいいんだろう、と悩んだことのある全ての方、必見です!
前編は、「原典版」と「実用版」の違いについてのお話です。
後編は、楽譜が作られる過程で生まれる様々な種類の楽譜資料と、ウィーン原典版についてのお話です。
補足解説(丸山瑶子)
***
・自筆譜から出版譜ができるまでの行程やその間に生まれる資料の種類は、作曲家ごと、作品ごとに異なります。
・どの手稿資料が彫版底本になるかは状況によって様々なケースがあります。例えば・・・・・・
1. 作曲家の自筆資料が彫版底本になるケース
2. 作曲家が作品を書き下した自筆譜を清書し(自筆浄書譜)、そこからコピストが彫版底本を作るケース
3. 作曲家の自筆譜に直接基づいて作られた浄書譜ではなく、例えばさらにここから新たに彫版底本用の筆写譜が作るケース
など様々です。コピストによる筆写譜は作曲家が目を通し、赤を写し間違いに赤を入れたり、さらなる変更を加えたりします。
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出版を記念し、翻訳者の丸山瑶子先生に「楽譜についてのお話」をしていただきました。
何故いろいろな種類の楽譜があるんだろう、どんな版を使えばいいんだろう、と悩んだことのある全ての方、必見です!
前編は、「原典版」と「実用版」の違いについてのお話です。
後編は、楽譜が作られる過程で生まれる様々な種類の楽譜資料と、ウィーン原典版についてのお話です。
補足解説(丸山瑶子)
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・自筆譜から出版譜ができるまでの行程やその間に生まれる資料の種類は、作曲家ごと、作品ごとに異なります。
・どの手稿資料が彫版底本になるかは状況によって様々なケースがあります。例えば・・・・・・
1. 作曲家の自筆資料が彫版底本になるケース
2. 作曲家が作品を書き下した自筆譜を清書し(自筆浄書譜)、そこからコピストが彫版底本を作るケース
3. 作曲家の自筆譜に直接基づいて作られた浄書譜ではなく、例えばさらにここから新たに彫版底本用の筆写譜が作るケース
など様々です。コピストによる筆写譜は作曲家が目を通し、赤を写し間違いに赤を入れたり、さらなる変更を加えたりします。
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曲目
- 1 ソナタ 第1番ヘ短調 Op.2-1 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 2 ソナタ 第2番イ長調 Op.2-2 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 3 ソナタ 第3番ハ長調 Op.2-3 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 4 ソナタ 第4番変ホ長調 Op.7 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 5 ソナタ 第5番ハ短調 Op.10-1 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 6 ソナタ 第6番ヘ長調 Op.10-2 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 7 ソナタ 第7番ニ長調 Op.10-3 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 8 ソナタ 第8番ハ短調 Op.13<悲愴> 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 9 ソナタ 第9番ホ長調 Op.14-1 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 10 ソナタ 第10番ト長調 Op.14-2 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン
- 11 ソナタ 第11番変ロ長調 Op.22 【ピアノ】 作曲:ベートーヴェン