• 歌唱指導の言葉がけ

書籍 音楽教育

音楽指導ブック

白ひげ先生の 心に響く

歌唱指導の言葉がけ

蓮沼勇一

定価
2,420円 (本体2,200円+税)
判型・頁数
B5・112頁
発行年月
2014年8月
ISBNコード
9784276321571
商品コード
321570

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内容紹介

『教育音楽・小学版』の連載を書籍化。「白ひげ先生」こと蓮沼勇一教諭(暁星小学校)の歌唱・合唱指導の特徴は、アイディアにあふれた独自のメソッドもさることながら、子どもたちの心に響き、歌への前向きな気持ちを育む言葉がけ。ユーモアと含蓄に富んだ言葉は、歌唱指導に留まらず子どもたちの生活習慣や人間性を育て、ひいては大人にとってもコミュニケーションや生き方のヒントになる。発声や姿勢など基礎的なテクニックの指導方法を中心にしつつ、コンクールやステージでの心構えの指導なども含み、小学校低学年から中高生・一般合唱団まで、幅広い世代への合唱指導で役立てられる。また、子どもの人間性を優しく育てる指導言の数々は、小学校学級担任にも有益。

目次

はじめに

第1章 気持ちづくりの章
 歌唱活動につながる、あいさつの指導「あいさつは、心をこめて丁寧に」
 気が散って、歌に集中できない時「○くん?」
 座る姿勢、立つ姿勢を正したい時「両足を床につけて座りなさい」
 1人で歌うことに挑戦させたい時「上手でなくてもいいんだよ」
 不必要な質問が殺到する時「君はどうしたらいいと思う?」
 子どもを叱る時「恥ずかしいという気持ちを、絶対に忘れるな」
 先生が間違ってみせ、謝ってみよう「ごめん!先生が間違えちゃった」
 できないことを見つけ、できるように指導しよう「今はできなくても大丈夫だよ」
 子どもたちに見せる、聴かせるもの「子どもだからこそ、よいものを」

第2章 声づくりの章
 怒鳴り声を、きれいな歌声にしたい時「小さい声で歌ってごらん」
 声が小さい時「ひみつ練習を教えてあげよう!」
 歌詞が聴き取りにくい時「話すように歌ってみよう」
 低い声しか出ない時「低音の魅力だね!」
 音色が揃わない時「双子のように歌おう!」
 変声期の子どもたちに話したいこと「大人の入り口、おめでとう!」
 階名唱をする前に「『ドレミファソラシド』とは、なんだろう?」
 ハンドサインを使ってみよう「クイズです。声に出さず、心の中で歌います!」

◎コラム 白ひげ先生のメッセージ

第3章 曲づくりの章
 選曲の時、先生が自分自身に問うこと「この曲は、子どもたちを成長させるか?」
 歌に表情がない・歌声が暗い時「一緒に歌うことを楽しもう!」
 つられる時「つられるなんて、素晴らしいじゃないか!」
 音程が整わない時「できないことも楽しもう!」
 ハーモニー(和音)が整わない時「2つの音が融け合おうとしているかな?」
 パート分けのコンセプト「臨機応変に、1人ひとりのよいところが活きるように」
 表情記号から表現をつくる時「これはどういう質のmfか?」
 指揮を見ることを学ばせたい時「みんなで歌うことは、みんなでつくり上げるということ」
 子どもたちのリーダーを選ぶ時「投票した自分も責任をとれるか?」
 ステージに向けて「つくり上げてきた曲を、あの人に届けよう!」
 コンクールに参加してみよう「コンクールで、真剣勝負を経験しよう」

終章
 合唱や音楽でこそ学べることとは
 生き生きした教師でいるために

おわりに