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書籍 評論・読み物

作曲家◎人と作品

シェーンベルク

浅井佑太

定価
2,530円 (本体2,300円+税)
判型・頁数
B6変・240頁
発行年月
2023年4月
ISBNコード
9784276221987
商品コード
221980

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内容紹介

 十二音技法を生み出し、ベルクやウェーベルンらとともに新ウィーン楽派を立ち上げ後世に多大な影響を与え続ける20世紀最大の作曲家のひとり、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)が定番伝記シリーズに登場。ブラームス、R.シュトラウス、そしてマーラーたちが君臨する当時の超保守的なウィーンやベルリンの楽壇で、独学の天才シェーンベルクはいかにその楽才を育んだのか。さらに、アメリカへの亡命を機にユダヤ人としてナチスに立ち向かっていくなかで彼が目指した音楽とは――
 全体は生涯篇、作品篇、資料篇の3部構成。生涯/作品篇では、近現代のドイツ音楽を専門とする気鋭の著者が、歴史に翻弄された孤高の作曲家の生き様を音楽的な変遷を織り交ぜながら圧倒的な筆力でもって描き切る! 資料篇では作品番号付きのものに加え、番号が付されてないものも全て収載し、創作を広く概観できる。知識を吸収すると同時に、シェーンベルク作品を聴く耳をも開いてくれる一冊。

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目次

■生涯篇■
はじめに
幼年期~青年期(1874~1894)
 ウィーンの街とユダヤ人/音楽との出会い
青年期(1894~1898)
 作曲家への道/アレクサンダー・ツェムリンスキーとの出会い/最初の成功―《弦楽四重奏曲ニ長調》
世紀末ウィーン――音楽と性愛(1898~1900)
 《二つの歌》作品1―二つの世界の統合/ウィーン社会と抑圧された性/リヒャルト・デーメルへの傾倒―弦楽六重奏曲《浄められた夜》
最初のベルリン時代(1901~1903)
 ウィーンからベルリンへ―キャバレー劇場ユーバーブレットル/リヒャルト・シュトラウスとの出会い
ウィーン、再び(1903~1907)
 グスタフ・マーラーとの出会い/創造的音楽家協会―《ペレアスとメリザンド》の初演/最初の教育活動と新ウィーン楽派の誕生/調性期の傑作―《弦楽四重奏曲第一番》、《室内交響曲第一番》/演奏会とスキャンダル
調性の限界を超えて(1908~1910)
 「無調」への第一歩―《弦楽四重奏曲第二番》/マティルデ―私の苦悩を呼び起こす者―/表現主義時代―初期無調の傑作群/音楽と無意識―モノドラマ《期待》
二度目のベルリン時代(1911~1913)
 ウィーンとの別れ/シュトラウスとの決別/《月に憑かれたピエロ》/人生最大の成功、そして再度のスキャンダル―《グレの歌》
第一次世界大戦(1914~1918)
 世界戦争勃発/従軍時代
試行錯誤の時代(1917~1921)
 停滞期/未完の超大作《ヤコブのはしご》/私的演奏協会
十二音技法(1921~1933)
 マットゼー事件/法則化への道―《五つのピアノ曲》、《セレナーデ》、《ピアノのための組曲》/ヨーゼフ・マティアス・ハウアーとの争い/対ストラヴィンスキー/妻マティルデの死、そして再婚/三度目のベルリン時代―職業的キャリアの頂点/十二音技法の円熟―大規模形式とジャンル規範への復帰
ユダヤ教への回帰と亡命(1921~1933)
 ユダヤ教への接近―同化の試みの挫折/オペラ《モーゼとアロン》/改宗、そして亡命
新天地アメリカ(1933~1944)
 ボストン・ニューヨーク―アメリカでの最初の教育活動/東海岸から西海岸へ―ロサンゼルスへの移住/カリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授就任
亡命作曲家として(1933~1944)
 「後期様式」の不在/調性語法への回帰?/ヒトラー・ナチス政権との戦い―《ナポレオンへの頌歌》
晩年(1945~1951)
 死の予感/殉教者たちの碑―《ワルシャワの生き残り》/最後の栄光/それでも私は祈る

■作品篇■
調性時代(1898~1908) 
表現主義・無調時代(1908~1920) 
十二音技法黎明期~中期(1920~1933) 
アメリカ亡命以後(1933~1951) 

あとがき

■資料篇■
年譜
作品一覧
主要参考文献
人名索引