内容紹介
「ピアノを弾くのが嫌い。だけど、音楽は好きだった」、「ピアニストであることにいつも抵抗していた」、「他人の言うことはなにも聞きたくない」、「面白おかしい人生が送れたらいい」、「天才だけに権利があるわけではない」、「作曲家の偉大さからみたら、演奏家はちっぽけな存在だよ」、「ピアニストこそは真の男である」、「ずっと夢のなかで生きている」――。
1981年、20歳でロン=ティボー国際コンクールで優勝してセンセーショナルなデビューを飾って以来、30年以上にわたって第一線で存在感を示してきた清水和音が、長年のピアニスト人生を通じて貫く音楽家としての姿勢、作品との対峙のしかた、演奏の思想などを中心に、率直な口調でわかりやすく、広い層の聴き手や読み手に語りかける。還暦を迎えた正統派ピアニストが本音で語る「音楽と人生を深く愛するための一冊」。『音楽の友』の人気連載「和音の本音」(ききて:青澤隆明)、待望の書籍化。
1981年、20歳でロン=ティボー国際コンクールで優勝してセンセーショナルなデビューを飾って以来、30年以上にわたって第一線で存在感を示してきた清水和音が、長年のピアニスト人生を通じて貫く音楽家としての姿勢、作品との対峙のしかた、演奏の思想などを中心に、率直な口調でわかりやすく、広い層の聴き手や読み手に語りかける。還暦を迎えた正統派ピアニストが本音で語る「音楽と人生を深く愛するための一冊」。『音楽の友』の人気連載「和音の本音」(ききて:青澤隆明)、待望の書籍化。
目次
本当の音、ほんとうのこと――まえがきにかえて 青澤隆明
Ⅰ ピアニストとして生きてきて THOUGHT 1
ピアニストという職業
才能とは、個性とはなんだろう?
作曲家との対話――生死を超えたコミュニケーション
音楽がわかるって、どういうこと?
Ⅱ 生い立ちからデビューまで LIFE 1
音楽のはじまり
ピアノを弾きはじめる
演奏家というものは
10代の終わり、ヨーロッパへ
ルイ・ヒルトブランとの出会い――最初の他人と、初めての外国人
ロン=ティボー国際コンクールで優勝して
Ⅲ ピアニストは音で語る THOUGHT 2
ピアノを弾くということ
Ⅳ コンサート、苦難と葛藤の日々 LIFE 2
うれしさと苦しみと
ピアニストであることの葛藤
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲への挑戦
Ⅴ 演奏家という仕事 THOUGHT 3
ピアニストとして生きる実感
Ⅵ ヨーロッパの宝物を扱うこと――20世紀を生きて LIFE 3
ヨーロッパでの演奏活動
20世紀の記憶を生き継ぐ
アシュケナージとの共演――時代のスタンダード
Ⅶ 教えること、教わること――教育の現場から EDUCATION
若い仲間たちと――清水和音クラスにて
教えるということ
三浦浩先生のこと――天国にいる作曲家と自分との間にいるマスター
Ⅷ これまでも、これからも THOUGHT 4
これまでのあらゆることが、いまの自分をつくっている。
ピアニストとして生きるしあわせ
ずっと夢のなかで生きている
夢のつづき――あとがきにかえて 清水和音
Ⅰ ピアニストとして生きてきて THOUGHT 1
ピアニストという職業
才能とは、個性とはなんだろう?
作曲家との対話――生死を超えたコミュニケーション
音楽がわかるって、どういうこと?
Ⅱ 生い立ちからデビューまで LIFE 1
音楽のはじまり
ピアノを弾きはじめる
演奏家というものは
10代の終わり、ヨーロッパへ
ルイ・ヒルトブランとの出会い――最初の他人と、初めての外国人
ロン=ティボー国際コンクールで優勝して
Ⅲ ピアニストは音で語る THOUGHT 2
ピアノを弾くということ
Ⅳ コンサート、苦難と葛藤の日々 LIFE 2
うれしさと苦しみと
ピアニストであることの葛藤
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲への挑戦
Ⅴ 演奏家という仕事 THOUGHT 3
ピアニストとして生きる実感
Ⅵ ヨーロッパの宝物を扱うこと――20世紀を生きて LIFE 3
ヨーロッパでの演奏活動
20世紀の記憶を生き継ぐ
アシュケナージとの共演――時代のスタンダード
Ⅶ 教えること、教わること――教育の現場から EDUCATION
若い仲間たちと――清水和音クラスにて
教えるということ
三浦浩先生のこと――天国にいる作曲家と自分との間にいるマスター
Ⅷ これまでも、これからも THOUGHT 4
これまでのあらゆることが、いまの自分をつくっている。
ピアニストとして生きるしあわせ
ずっと夢のなかで生きている
夢のつづき――あとがきにかえて 清水和音