• ムジカノーヴァ 2025年2月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを学ぶ・教える・楽しむ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2025年2月号

  • 楽しくレッスン! グッズ&アプリ&小物楽器 活用術
  • 今月の課題曲:ベートーヴェン《エリーゼのために》
定価
1,200円 (本体1,091円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2025年1月
JANコード
4910085190250
商品コード
182502

上記リンクの他、書店、楽器店、他ネットショップにてご購入いただけます。

  • 「ムジカノーヴァ」編集部 Facebook
  • ムジカノーヴァ Instagram
  • ムジカノーヴァ YouTube
  • 「ムジカノーヴァ」編集部 X

内容紹介

[特集]
楽しくレッスン!
グッズ&アプリ&小物楽器 活用術

 導入期のレッスンで大切なことは、”楽しく理解できること”。そこで効果的なのが、グッズや小物楽器を取り入れることです。可愛くユニークな教材に子どもたちも大盛り上がりなはず! そこで、簡単に作れるオリジナルグッズやオススメの市販グッズのほか、タブレットを活用する際のお役立ちアプリや、打楽器を用いたリズム指導について、各地の教育者におうかがいします。

◆レッスンにグッズを用いることで、生徒の感覚認識を育む(福本幸子)

[アイディア満載! 各地のピアノ指導者に聞いてみたレッスングッズ事情]
◆①寺中理恵先生 音階の並びや速度標語を楽しく学ぶには可愛いイラストやカードゲームの導入が鍵
◆②中島香先生 生徒に毎日の練習を習慣づける、100均アイテム活用術
◆③前田愛美先生 導入期のつまずきを楽しく解消できるオリジナルグッズ作成法

◆タブレットがあれば取り入れられる レッスンにおすすめのアプリ12選(足立由起子)
◆打楽器を使って、生徒の「耳」も育てよう ~導入期にこそ、リズムの基本=テンポを保つ練習が必要(石井喜久子/荒木淑子)
◆ONTOMO Shopのおすすめグッズ9選

[今月の課題曲]
ベートーヴェン《エリーゼのために》
(2025年1月号~2025年12月号選曲者:奈良井巳城)

[トピックス]
◆読者集合! ムジカノーヴァ・トークルーム 若手指導者編(前編) 若手の先生方のレッスン事情(正鬼奈保)
 「ムジカ読者の生の声をもっと聴きたい!」。そんな思いから編集部を飛び出し、ファシリテーターの松枝由紀子先生とともに全国各地の読者の話をうかがうこの企画。
 今回は各地の「先生を始めて数年目」の3名の先生方にお話をうかがいしました。どのようなお話が聞けるのでしょうか?

◆付録解説「音源が聴ける! 楽器の音色の聴き比べカード」/バックナンバーのご案内

◆Interview アレクサンダー・コブリン チャイコフスキー《四季》を語る(道下京子)
 2024年11月に来日したピアニストのアレクサンダー・コブリンさん。チャイコフスキー《四季》を全曲演奏するリサイタルも開催されました。ピアノ学習者にもおなじみのこの曲集の魅力について、コブリンさんに語っていただきました。
 
◆Report バロック舞曲を舞踏と演奏の二つの視点から読み解く「演奏に生きるバロックダンス&鍵盤楽器奏法」(長井進之介)
 2024年12月8日に開催された、バロックダンスの第一人者である浜中康子氏と、鍵盤楽器のスペシャリストである小倉貴久子氏よる、バロック舞曲の演奏法講座。当日の様子をレポートでお届けします。

◆Report イリーナ・チュコフスカヤ 公開マスタークラス(上田弘子)
 2024年11月に「横浜市招待国際ピアノ演奏会」の関連イベントとして行われた、イリーナ・チュコフスカヤ氏による公開マスタークラスの模様をお届けします。1980年のショパン国際ピアノコンクールで入賞したウズベキスタン出身のピアニストです。

◆Report 第24回 国際ピアノデュオコンクール〈演奏部門〉本選(上田弘子)
 「作曲部門」と「演奏部門」が交互に行われている「国際ピアノデュオコンクール」。「演奏部門」が行われた第24回の模様をレポートします。
*記事中写真の人物名表記は、すべて「右の人物から」になります。

◆Report 第12回 浜松国際ピアノコンクール 師を語る二人の入賞者(上田弘子)
 鈴木愛美さんが日本人初の優勝を遂げて話題となった第12回浜松国際ピアノコンクール。このコンクールの第1回で優勝したセルゲイ・ババヤンを師と仰ぐ二人の入賞者にインタビューしました。

◆Report アレンジワークショップ2024
 本誌連載中の佐土原知子さんが監修し、連載などで本誌でもおなじみの小原孝さんと轟千尋さんが講師として登壇した「アレンジワークショップ2024」の模様をレポートします。

[連載]
学ぶ
◆[巻末書き込み楽譜連動]ピアニスト、レパートリーを語る 山本貴志×ショパン《ノクターン 第5番》(長井進之介)
 今をときめくピアニストは、いかにして聴衆を魅了するのでしょうか。人気アーティストをゲストに迎え、ゆかりの深い曲をテーマに取り上げて、「こう弾きたい」という曲にかける想いや、演奏テクニックの一端を、インタビューと書き込み楽譜で解き明かします。
 今回のゲストは山本貴志さん。運指を担当した『標準版ピアノ楽譜 ショパン ノクターン集 New Edition 解説付』(音楽之友社)から《ノクターン 第5番》について、お話をうかがいました。
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(加藤真一郎)
 人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、ベートーヴェン《エリーゼのために》。
◆“当たり前”を再検証!「4スタンス理論」で探る違和感のない弾き方(泉谷地春)
 今、ピアノ演奏の場でも関心の高まりを見せている「4スタンス理論」。各地で「音楽家のための4スタンス理論」の指導を行う泉谷地春さんに、タイプごとの身体の使い方を教えていただきます。
 今回のテーマは「どうしたら演奏中の身体が安定するの? 骨格を安定させる立ち方と座り方を知ろう! 人間の身体の取扱説明『4スタンス理論』とは?」。
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
 ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。
 第49回は「レヴィティン『音楽の心理学:リズムと運動』(2018)を読み解く その8 グルーヴ:定義と要素」。
◆小学生から学べる みけねこ先生のやさしい楽典講座(菅原真理子)
 ピアノを弾くことに慣れたら、知っておきたいのが楽典。でもつい後回しになり、あやふやなまま進んでしまっていませんか?
この連載では、演奏につながる楽典の知識を、みけねこ先生がやさしく解説します。
 今回のテーマは、「音階と調~その2」。

教える
◆ピアノ練習の“つまずき”を解消する ソルフェージュの処方箋(鈴木和子)
 一度できるようになったはずなのに、ふと気づくと元に戻っている……? そんなときは、ソルフェージュの視点が役立つかもしれません。ピアノレッスンでよくある悩みに対応した、ソルフェージュのレッスン案を鈴木和子先生に教えていただきます。
 今回のテーマは、「拍を保持して演奏するためには?」。
◆いつものレッスンに活かせる 導入教本のやさしいアナリーゼ(有泉久美子)
 導入教本を分析できると、制作者の教育的意図も読み取りやすくなります。作曲家であり、導入教本の制作にも携わる有泉久美子先生に、アナリーゼの着目点を一つずつご紹介いただきます。
 今回のテーマは「主要三和音だけの世界を堪能しよう」。
◆【最終回】『ピアノランド①②』と『ピアノランドプラス だいすき くまモン』で 導入期のお悩み解決!(樹原涼子)
 人気の定番教材『ピアノランド①②』と、シリーズ最新作『ピアノランドプラス だいすき くまモン』を合わせて、導入期の様々な問題を解決します!
 今回のテーマは「すぐ弾いてしまう子へ 楽譜を開いたらアナリーゼできるように!」。曲は《だいすき くまモン》と《コロコロ コロッケ》。
◆ピアノにつながる 3歳からのプレレッスン(菊池悦子)
 「2~3歳からピアノを習わせたい」という保護者からの要望があるものの、「どのようなレッスンができるか分からない」と迷う先生もいらっしゃるようです。そこで、乳幼児期からのレッスン経験も豊富な菊池悦子先生に、ピアノにつながるプレレッスンのメニューや指導のポイントを解説していただきます。
 今回のテーマは「小さい子どもとのコミュニケーション」。
◆ポピュラー音楽指導塾~ミュージカルの名曲に親しもう!~(佐土原知子)
 30年以上前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。
 今回は、1992年にウィーンで初演された大ヒット・ミュージカル『エリザベート』をご紹介します!

楽しむ 
◆やさしくドラマティックに! ミュージカル名曲連弾~《私だけに》(轟 千尋)
 ミュージカルの名ナンバーを、弾きやすく、聴き映え&弾き映えするアレンジでお届けします。難易度はブルクミュラー程度で、生徒同士、生徒と先生、家族など、みんなで気軽にお楽しみください。
 今回の《私だけに》は、佐土原知子先生の連載「ポピュラー音楽指導塾」でも取り上げています。
◆CD&BOOK(長井進之介)
 ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。

◆「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UCCws_TIjSvpe23BDvjVBnVg
「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」に筆者による連載の補足解説などをアップしています。こちらもぜひご参照ください。

◆会員制Instagram「ムジカノーヴァメンバーズ」
https://www.ongakunotomo.co.jp/web_content/musicanova_members/
会員だけの特別なプレゼントやコンテンツをご用意しています。ぜひご登録ください! 登録は無料です。

[巻末とじ込み]
◆楽譜
ピアニスト、レパートリーを語る 山本貴志×ショパン《ノクターン 第5番》
 巻頭インタビュー連動企画。吉見友貴さん自身の肉筆による書き込み楽譜で、演奏の魅力に迫ります。

◆付録 音源が聴ける! 楽器の音色の聴き比べカード②(監修・解説―湯浅玲子/制作協力―スーパーキッズ)
 ピアノ作品には、オーケストラの楽器の音色をイメージして作られたものも少なくありません。しかし、子どもたちの中には、まだ様々な楽器の音色を聴いたことのない子もいるのではないでしょうか。そこで、ピアノ作品によく登場する楽器を中心に、各楽器のソロ・パートの音色を聴くことができる、カード付録を制作しました。