• 音楽の友 2020年12月号

雑誌 音楽の友

音楽の友 2020年12月号

  • 日本の年越し 《第九》文化を改めて考える
  • 《くるみ割り人形》から読み解く、チャイコフスキーのバレエ音楽
特別定価
1,477円 (本体1,343円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2020年11月
JANコード
4910021291201
商品コード
032012

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内容紹介

【特集Ⅰ】
●日本の年越し 《第九》文化を改めて考える
(國土潤一/池田卓夫/飯泉嘉門/平野 昭/金子建志/奥田佳道/来住千保美/佐渡 裕/加藤浩子/西原 稔/宮沢孝幸/栗山文昭/沼尻竜典/マンフレート・ホーネック/廣瀬桂子/山崎浩太郎)
コロナ禍でもっとも影響を被ったのが合唱だ。年末の風物詩《第九》も例外でなく、かなりの団体が中止を早々と決めた。しかし《第九》は人々をつなぐツールだ。この機会に日本の「年末《第九》演奏文化」について考えてみようと思う。

【特集Ⅱ】
●《くるみ割り人形》から読み解く、チャイコフスキーのバレエ音楽
(上田弘子/富永明子/山野雄大/三光洋/山田治生/齋藤弘美/森垣桂一)
12月といえば、《くるみ割り人形》。この作品の音楽的魅力を再考するにあたって、バレエ作品としての観どころなどもあわせて紹介する。同作を入口に、チャイコフスキーの三大バレエ音楽を「作曲法」の視点でも読み解いていく。

【カラー】
●[Interview]鈴木雅明― バッハ・コレギウム・ジャパンとの30年の歩み(澤谷夏樹)
●[Interview]五嶋 龍(vn)(久保 歩)
●[対談]特別対談! 小泉純一郎×志位和夫 後編(奥田佳道/保坂修平)
●[Report]ダンス界の鬼才・大島早紀子が演出した、神奈川県民ホール《トゥーランドット》(伊藤制子)
●[Report]新国立劇場の新シーズン開幕―オペラに誘われ、《夏の夜の夢》の世界へ(萩谷由喜子)
●[連載]マリアージュなこの1本・番外編 名曲レシピはお好き?(7)― ボロディン《イーゴリ公》(伊熊よし子)
●[連載]林家三平の古典音楽(クラシック)でど~も・すいません! (15)(林家三平)
●[連載]カメラマンリレー連載「舞台カメラマンの回想― 私が出会ったアーティストたち」(7)― イダ・ヘンデル(林 喜代種)
●[不定期連載]ふかわりょうのクラシックの友(25)〈ゲスト〉宗次德二(ふかわりょう/まとめ:堀江昭朗)
●[連載]コバケンのタクト(9)(千葉 望)
●[連載]ベートーヴェン的な、余りにベートーヴェン的な(15)~〈ゲスト〉ジュリアード弦楽四重奏団(越懸澤麻衣)
●[連載]IL DEVUの重量級・歌道(17)(河野典子)
●[連載]大谷康子 音楽交差点(48)(最終回)〈お客様〉池田直樹(バス・バリトン歌手)(大谷康子)
●[連載]誌上名曲喫茶「まろ亭」― 亭主のメモ帳から(24)~ NHK交響楽団第1コンサートマスター 篠崎史紀の偏愛案内 ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱》」(篠崎史紀)
●[連載]東音西奏!― QBT冒険記(3)(クァルテット ベルリン-トウキョウ)
●[連載]和音の本音― ショパンとともに(4)(清水和音/青澤隆明)

【特別記事】
●特別付録/ 没後125周年 アントン・ブルックナー 至高の世界を描いた12人のマエストロたち
●[Report] 日本音楽コンクール― 作曲部門(結果のみ)/ピアノ部門(上田弘子)/ヴァイオリン部門(片桐卓也)/声楽部門(岸 純信)/チェロ部門(堀江昭朗)/ホルン部門(高山直也)
●[Report]辻井伸行×三浦文彰によるサントリーホール「ARKクラシックス」(山田治生)
●[Report] 観世喜正と彌勒忠史が手腕を発揮した、横須賀芸術劇場《隅田川×カーリュー・リヴァー》(岸 純信)
●[Report] リアルとヴァーチャルがコラボレーション「ボンクリ・フェス2020」(池田卓夫)
●[Interview] 有田正弘と曽根麻矢子が録音初共演(片桐卓也)
●[Interview] アレクサンドル・カントロフの先生、レナ・シェレシェフスカヤに聞く(船越清佳)
●[Report] 音楽の喜び溢れる空間「クラシックエール仙台」(高坂はる香)
●[Interview] クリストフ・コンツ、モーツァルト時代のヴァイオリンで協奏曲全集を録音・発売(中村伸子)

【連載】
●現地で観た、聴いたショパン国際コンクール(10)(萩谷由喜子)
●池辺晋一郎エッセイ 先人の影を踏みなおす(9)八村義夫さん(池辺晋一郎)
●平野 昭・対談シリーズ 樂興のすゝめ from research to practice, from practice to research 第2章:ドイツ弦楽四重奏曲の系譜/ゲスト:原田幸一郎 第3回/シューベルト(平野 昭/長井進之介/原田幸一郎)
●現代作曲家・望月京の「現場からお伝えします」(7)(望月 京)
●オペラで知るヨーロッパ史(7)~ロッシーニ《ウィリアム・テル》(加藤浩子)
●巨匠たちの「技」と「心」― 神は細部に宿る(35)~イヴリー・ギトリス/ゲスト:古澤 巌さん(vn)(征矢健之介)
●ハイクポホヤの光りと風(40)(舘野 泉)
●音楽から元気をもらおう! Stay with Music(7)(最終回)声で癒されよう― 心洗われる声楽曲(城所孝吉)
●デジタル・クラシックへの誘い(36)(最終回)デジタル生活とクラシック音楽(山田真一)

【People】
●小林美樹(堀江昭朗)
●岡田 将(寺西 肇)/高橋正尚(室田尚子)
●佐藤晴真(山田治生)/山本康寛(堀江昭朗)

【Reviews & Reports】
●Concert Reviews 演奏会批評
●〈海外レポート特別編〉イギリス(秋島百合子)/フランス(三光 洋)/イタリア(野田和哉)/オーストリア(中村伸子)/ドイツ①(中村真人)/ドイツ②(来住千保美)/スイス(中 東生)/ロシア(浅松啓介)/アメリカ(有賀太一)

【Rondo】
●北村朋幹が4台のピアノで紡いだ豊穣の響き(伊藤制子)
●パリの庄司紗矢香(三光 洋)
●山梨県立美術館「Big Apple」をテーマにしたコンサート
●少年たちが日フィルに募金(萩谷由喜子)

【News & Information】
●フレッシュ・アーティスト・ファイル Vol.18 伊藤順一(p)
●スクランブル・ショット
●音楽の友ホールだより
●ディスク・スペース(諸石幸生/真嶋雄大)
●アート・スペース( 映画:中村千晶/舞台:横溝幸子/展覧会:花田志織/書籍:小沼純一、堀江昭朗)
●クラシック音楽番組表
●読者のページ
●編集部だより(次号予告/編集後記/広告案内)

【表紙の人】
●鈴木雅明(指揮者、鍵盤奏者)(c)堀田力丸
1954年生まれ、兵庫県神戸市出身。東京藝術大学、アムステルダム・スウェーリンク音楽院で学ぶ。東京藝術大学古楽科を設立し、2010年まで20年にわたり教鞭を執った。1990年にバッハ・コレギウム・ジャパンを創設、現在、同音楽監督。これまでに、ドイツ・ライプツィヒ市より国際的なバッハ演奏貢献に対して贈られる「バッハ・メダル」、「紫綬褒章」など数多く受章。現在、イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール大学ヨン・シゥ・トウ音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授。

【特別付録】
●Music Calendar 2021
没後125周年 アントン・ブルックナー 
至高の世界を描いた12人のマエストロたち

【別冊付録】
●コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
観どころ聴きどころ(戸部 亮&室田尚子)