• ピアノ奏法20のポイント

書籍 理論・専門書

ピアノ奏法20のポイント

振り付けによるレッスン

セイモア・バーンスタイン 著/大木裕子久野理恵子

定価
4,400円 (本体4,000円+税)
判型・頁数
菊倍判・194頁
発行年月
2003年11月
ISBNコード
9784276143647
商品コード
143640

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内容紹介

ピアノの鍵盤上で手が行うさまざまな動きを振り付けとみたて、自分の感情と自分の体とを緊密に協力させながら演奏をするために必要な体の動き、動かし方をひとつひとつ丁寧に解説していく。ピアノ演奏におけるもっとも高いレヴェルに到達できるように、一歩ずつ近づくことができる。

目次

序文/謝辞/先生方へ
上級のピアニストの方々へ/日本の音楽家と音楽愛好家の皆様へ

●第1部 ピアノのメカニズム

 概論
 歴史的資料から
 自分のピアノを知る(譜面台と鍵盤蓋/鋳鉄製のプレート、またはフレーム/響板と駒/チューニング・ピンとピン板/弦/ダンパー/キーとハンマー/ペダル)
 3つのキー・ポジション
 ピアノにあなたの気持ちを移入する(フォルテで弾く/ピアノで弾く)
 鉛筆で弾く譜例

●第2部 人体のメカニズム

第1章 ノン・レガート(次の音まで響きを繋げない奏法) 
 概論
 Lesson1:座る高さを見つける
 Lesson2:鍵盤との適切な距離を見つける
 Lesson3:上体の姿勢と筋肉の姿勢
 Lesson4:手の構え方
 Lesson5:ハイ・ブリッジの状態で伸ばした指と丸みをもたせた指
      ◎伸ばした指を使いながら腕を落とす
      ◎“ヘアピン(松葉形の記号)” 
      ◎丸みをもたせた指を使いながら腕を落とす
      ◎張りをもたせた指
      ◎彫刻のような手の形
      ◎Portato ポルタート
 Lesson6:上腕の前後運動としなう手首
      位置について(準備)/構えて/弾いて/フォロースルー
      キーの上で上腕の前後運動を使って音を出す
 Lesson7:静寂(音のない瞬間)を作り出す
 Lesson8:親指に関するすべて
      ◎隠れている第3関節
      ◎親指の指先の位置
 Lesson9:キーを放す、そしてなめらかに滑るように移動する
 Lesson10:弾む手首
 Lesson11:速く、近くから
 Lesson12:手首によるスタッカート
 Lesson13:上腕の調整
 Lesson14:軟着陸で入る
      ◎加速したスピードでの強行着陸
      ◎ブレーキをコントロールすることで重力に逆らう
 Lesson15:前腕を使う打鍵
 Lesson16:指によるスタッカート
      ◎指の付け根から弾む指(ハイ・フィンガー)
      ◎4の指の謎
 Lesson17:連続的な上腕の前後運動(キーに指が触れている状態で)
 Lesson18:5の指の構え方

第2章 レガート(次の音へ響きを繋げる奏法)
 Lesson19:前腕のローテーション(左右への回転)
      ◎親指で回内させる(体に向かって回す)
      ◎5の指で回外させる(体から離すように回す)
      ◎ダブル・ローテーション
      ◎継続ローテーションによるレガート
      ◎スラーとフレーズについて
      ◎継続ローテーション、それともダブルローテーション?
      ◎4の指を救う
      ◎“見えるもの”と“見えないもの”
      ◎音階を弾くための準備
      ◎アルペッジョを弾くための準備
 Lesson20:縦、横、ローテーション(左右への回転)、それぞれの動きの組み合わせ
      縦(垂直)
      上半身と腕の横への動き
      ◎グリッサンド
      ◎グリッサンドの最初と最後の音を響かせる
      
      上腕の前後運動と前腕のローテーションとの組み合わせ
      ◎続、くぐったり、越えたりすること
      ◎速い音階とアルペッジョを弾くときの解剖学的構造
      ◎平行して動く音階とアルペッジョ
      ◎2音を結ぶスラーの“仕上げのタッチ”

最後に、フォロースルー

本書に記載された表示記号、振り付けの符号に関する解説

訳者あとがき