内容紹介
祖国の自然をこよなく愛したチャイコフスキーによる、1年の12か月を音で描いたピアノ曲集。「12の性格的描写」との副題がつけられている。親交のあった出版商ベルナールトが発行していた雑誌『ヌーヴェリスト』の連載企画として、1875~76年にかけて作曲。19世紀ロシアの人々の生活と彼らを囲む自然など、一年の折々の姿が色鮮やかに綴られている。
本版は、自筆譜を含む複数の資料を検証した校訂版。作品の成立をめぐる解説および校訂・運指は秋場敬浩。ヴィクトル・ブーニンによるロシアの風景が浮かぶような演奏への助言も必読。各曲冒頭には秋場によるエピグラフの邦訳も掲載した。
❖曲名について
一般的に、2月は《謝肉祭》、12 月は《クリスマス》(あるいは《クリスマス週間》)という日本語訳が定着しているが、これらはフランス語訳に基づく代替的な訳語である。本版ではロシアの歳時暦における本来的な名称を採用し、2月を《マースレニッツァ》、12月を《スヴャートキ》とした。詳しくは、楽譜内に記載。
本版は、自筆譜を含む複数の資料を検証した校訂版。作品の成立をめぐる解説および校訂・運指は秋場敬浩。ヴィクトル・ブーニンによるロシアの風景が浮かぶような演奏への助言も必読。各曲冒頭には秋場によるエピグラフの邦訳も掲載した。
❖曲名について
一般的に、2月は《謝肉祭》、12 月は《クリスマス》(あるいは《クリスマス週間》)という日本語訳が定着しているが、これらはフランス語訳に基づく代替的な訳語である。本版ではロシアの歳時暦における本来的な名称を採用し、2月を《マースレニッツァ》、12月を《スヴャートキ》とした。詳しくは、楽譜内に記載。
曲目
- 1 1月 小さな暖炉のそばで 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.45-bis
- 2 2月 マースレニッツァ 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.37-bis
- 3 3月 ひばりの歌 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.38-bis
- 4 4月 待雪草 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.39-bis
- 5 5月 白夜 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.40-bis
- 6 6月 舟歌 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.41-bis
- 7 7月 草刈り人の歌 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.42-bis
- 8 8月 収穫(スケルツォ) 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.43-bis
- 9 9月 狩り 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.44-bis
- 10 10 月 秋の歌 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.46-bis
- 11 11 月 トロイカで 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.47-bis
- 12 12 月 スヴャートキ(ワルツ) 【ピアノ】 作曲:チャイコフスキー / ※四季―12の性格的描写Op.48-bis














