• ムジカノーヴァ 2021年2月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2021年2月号

  • ソナチネがもっと楽しくなる! 弾き方・教え方のポイント
  • 今月の課題曲:ブルクミュラー「18の練習曲」より《ゴンドラ漕ぎの歌》
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2021年1月
JANコード
4910085190212
商品コード
182102

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内容紹介

[特集]
ソナチネがもっと楽しくなる! 弾き方・教え方のポイント

◆生徒が無理なく実践できる!ソナチネを魅力的に弾くための 5つのポイント(小倉貴久子)
 ソナチネを譜面通りに弾いても、単調な演奏になりがちなのはなぜなのでしょう?ところが作曲当時の演奏習慣や時代様式を少し意識して演奏に生かすだけで、音楽がとたんに生き生きとし始め、弾くことが楽しくなってきます。そのポイントとなることを、子どもにいも分かりやすい言葉で5つにまとめました。

◆古典派の演奏習慣を知って指導に生かそう(小倉貴久子)
 記譜通りに弾いても古典派の音楽にはなりません。当時の演奏習慣に沿って譜読みをしてみましょう。

◆フォルテピアノの奏法を知って指導に生かそう(小倉貴久子)
 フォルテピアノと現代のピアノは、材質や構造などが異なるため、音色や奏法にも違いがあります。現代のピアノで古典派らしい演奏をするにはどうしたらよいか、探求してみましょう。

◆「ソナチネ」とは?~用語の歴史と目的、時代背景をさぐる(安田和信)
 そもそも「ソナチネ」という言葉の起源は?どのような曲を指すのでしょうか? 歴史を17世紀までさかのぼり、時代背景とともに「ソナチネ」の変遷をたどります。

◆この曲で「ソナチネ」の魅力を深掘りしよう!~作品解説と具体的な演奏法(小倉貴久子)
実践編として、新刊『ソナチネ音楽帳◆古典派前期/後期』(小倉貴久子編/音楽之友社刊)の中から3曲を取り上げ、具体的な演奏・指導法をご紹介します。

[今月の課題曲]
(2020年11月号~2021年2月号選曲者:齊藤浩子)
ブルクミュラー「18の練習曲」より《ゴンドラ漕ぎの歌》

[トピックス]
◆「Musicシリーズ」×ピアノ・レッスン~永瀬音楽教室の場合(堀江昭朗)
デンマークのオーディオ・メーカー「ディナウディオ」のワイヤレス・スピーカー「Musicシリーズ」は、音質、操作性、そしてデザインの良さで好評です。永瀬音楽教室を主宰する永瀬礼佳先生に使用していただいたところ、様々な使い方のアイディアを生み出してくださいました。

[連載]
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(佐藤卓史)
 人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、カラーの書き込み楽譜付き。今月は、「2020年度ブルクミュラーコンクール 小学5・6年B部門、中学生部門、高校生〜一般部門 課題曲」より、ブルクミュラー『18の練習曲』より《ゴンドラ漕ぎの歌》。
◆角野隼斗の 令和の音楽ライフ(角野隼斗)
これまでの「ピアニスト」のイメージに留まらない角野隼斗さんが、様々な音楽活動をする中で、日々考えていることや感じたことなどを綴っていただきます。
 今回は「発見と共感の黄金比」。
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
 ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。本誌2020年7月号でピアノを弾く時の脳の働きについてご寄稿くださった上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。 今回は「あなたは絵を“目”で見ていますか、それとも“脳”で見ていますか?」。
◆ピアノテーマパーク~バロックから近現代のやさしい名曲の背景をたどる~(江口文子)
 「つながる音切れる音」「両手の対話」「リズムと踊り」「色と形と構成」の4つのテーマごとに、4期の名曲を集めた楽譜『4期のピアノテーマパーク』(江口文子先生監修)と連動した連載です。「自由な気持ちが音楽のはじまり」「心に浮かんだイメージを大切に育ててほしい」という、江口先生の思いが詰まったページです。創作漫画ユニット・留守keyさんによる華やかなイラストも魅力。第10回は、「クレメンティの《ソナチネ》」です。
◆音楽記号から見えてくる 作曲家の意図(轟 千尋)
 作曲家が楽譜に書けるのは、音符といくつかの記号だけ。そのため、そこには細やかなニュアンスやバランス、音色や間など、楽譜に書ききれなかった作曲家の様々な意図が含まれています。この連載では、子どもたちが楽譜でよく出会う「音楽記号」を一つずつ取り上げ、自身の作品でどのような意図で用いているかを解説しながら、大作曲家への楽譜の読み方へ発展させていき、さらにレッスンでそれをどう伝えるべきかを提案します。第2回のテーマは「f」。
◆生徒を変身させる 24のキーワード(根津栄子)
 「こどものスケール・アルペジオ」の著者としても知られる根津栄子先生に、テクニック・表現・ステージマナーの3分野にわたり、生徒を無理なく上達させるコツを分かりやすいキーワードの形でご紹介いただきます。今月のキーワードは、「12.テンポ一定 音色たくさん」。
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、『ムジカノーヴァ』読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆教えながら学ぶ アナリーゼ入門(西尾 洋)
 楽譜が読め、旋律が歌え、鍵盤が理解できるのと同じくらいに、弾いている作品の「その作品らしさ」に迫る方法を生徒が身に付けられたら、音楽はきっと一生の心の友になるでしょう。「教えながら学ぶ」ことをコンセプトとして、やさしい曲や人気のある曲を中心に、自力で作品に近づく方法を懇切丁寧に紐解いていきます。
 今回は、「シューマン『子どものためのアルバム』――子どもに関わるすべての大人へのメッセージ」です。
◆根源的なテーマから学びを深める 樹原涼子の誌上マスタークラス(樹原涼子)
 『ピアノランド』シリーズの著者がこれまでの研究で発見したこと、伝えたいと思うテーマを一つずつ丁寧に掘り下げる講座「樹原涼子のマスタークラス」と連動した連載。根源的なテーマから、今一度音楽との向き合い方を深く考えていきます。第7回は「Cは『ドミソ』でいい? コードの“聴き取り術”のススメ」です。
◆【最終回】6つのポイントで究める『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法(佐々木邦雄)
 指導力に定評のある佐々木邦雄先生が、『ブルクミュラー25の練習曲』を全曲解説。曲のしくみと、ピアノの演奏法の両面から重要なポイントを語ります。最終回は《つばめ》《貴婦人の乗馬》です。
◆なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る 正しい奏法(智内威雄)
 左手のピアニストの智内威雄さんが、奏法の問題解決の研究者、プライベートや音大でレッスン・奏法を教える指導者、また演奏家としての視点から、「演奏」について実践的なアドバイスを綴ります。
 今回のテーマは「脱力演奏第3段階 打楽器的奏法」。
◆生徒と一緒に謎解きしよう バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン(福田ひかり)
 バッハの《インヴェンション》を実際のレッスンでどのように指導したらよいのか、悩まれる先生は少なくないのではないでしょうか?生徒の目を輝かせるためには……そこでご提案、子どもが大好きな「謎解き」をレッスンに取り入れてみるのはいかがでしょうか?謎が詰まった《インヴェンション》は、うってつけとも言えます。曲のしくみや歌い方を生徒さんと一緒に探しながら、楽しく創造的なレッスンを目指してみませんか?
 今月は、第8番の前編をお届けします。
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
 18世紀から20世紀に至る世界史の大事件と、それを描いた、あるいはそれに影響を受けた音楽作品にスポットを当てることで、音楽をより深く愉しめるようになる連載。同時代の日本の状況にも目を向け、毎回ミニミニ年表で整理していきます。今回は、「作曲家の保護者ルートヴィヒ2世 リヒャルト・ワーグナー〈2〉」。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
 34年ほど前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
 今回は「ロック&ポップス系②8ビート」。オンラインレッスンなどでも活用できるよう、リズム音源のQRコード付きでお届けします!
◆自己解決能力が高まる ばばっち先生のしつもんプログラム~ワーク付(馬場一峰)
 しつもんに答えることで、レッスンの悩みを自己解決できるようになる、馬場一峰先生のプログラムです。今回のテーマは、「低年齢の生徒が飽きずに楽しんでレッスンを受けられる方法は?」です。
◆保護者と良好な関係を築くための 伝え方講座(古内奈津子)
 保護者との間でよくある問題を例に、良好な関係性を保ちながらスムーズに教室を運営していくための「指導者としての考え方」や「保護者への具体的な伝え方」をお伝えしていきます。今回は、「子どもの頑張りを認められない保護者への働きかけ」です。
◆CD&BOOK(長井進之介)
 ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。
◆初級のピアノテクニック きほんのき(松本倫子)
 これまでの導入期のテクニック指導から一歩進んで、初級の子どもたちに指のテクニックをどう教えるかを詳しくお伝えしていく連載。今月のテーマは、「指導者としての心構え」。
◆メトードローズ・ピアノ教則本で読譜力と表現力をつけるレッスン(齊藤浩子)
 美しい曲で、易しいテクニックから徐々に深く学べる『メトードローズ・ピアノ教則本』。導入期のレッスンにメトードローズを取り入れている齊藤浩子先生に、活用法を教えていただきます。今回のテーマは、「レガートを美しく表現する」。
◆【最終回】マサさんの 目からウロコのコードのお話(松田 昌)
 コード理論を初めて習う方だけでなく、基本的なことは知っているという方にも「目からウロコ」が落ちること間違いなしの、松田昌先生の連載。コードのしくみや、アレンジへの取り入れ方などを教えていただきます。
 最終回のテーマは、「ブルース」です。
◆音遊びから始めよう~ピアノレッスンにつながる表現の種~(鈴木和子)
 子どもたちの表現意欲を育てるレッスンをしている鈴木和子先生に、導入期から始められるレッスンのアイディアを教えていただきます。今回のテーマは、「鏡よ鏡よ鏡さん?〜音名と音符を一致させるための遊び」です。

[教材]
◆スギテツ presents ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会(杉浦哲郎)
「クラシックで笑顔を創る」をモットーに活動する、ピアノとヴァイオリンのデュオ・スギテツ。ピアノ&編曲を担当する杉浦哲郎さんに、来場者みんなが笑顔になれる、ピアノ発表会の演出方法やアンサンブル楽譜をご提案いただきます。今回のテーマは、「このメロディーは、本当は何の楽器で演奏しているでしょう!? 選手権」です。

◆誰でもできる 作曲入門(壺井一歩)
 作曲をするのは難しい、と思いこんでいませんか?そんなあなたや子どもたちにオススメする、やさしい作曲講座です。実際に作曲をしてみると、「曲がどのように作られているか」が分かります。アナリーゼのヒントもたくさん見つかることでしょう。
 今回は「対比を考えよう(2)~メロディーに変化を付けてみよう」。

◆【最終回】ハノンクリニック(奈良井 巳城)
 2018年9月号から続いてきたこの連載も、とうとう最終回。総まとめとして、著者のアノンがこの教本で伝えたかった4大要素を取り上げ、それぞれの取り組み方を解説します。

◆入会2年で音大入試問題が解けるようになる! あやか先生の楽典ドリル(永瀬礼佳)
曲を解釈するためには、「楽典」の知識がまず必要不可欠です。でも、楽典というと「音大入試のために勉強するもの」「子どもには難しい」と思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか? この連載では、かわいらしいイラストと易しい解説付きで、幼児向けのドリルを掲載していきます。第24回は「音かいの音の名前」。

◆《紅蓮華》[連弾ver.]~アニメ『鬼滅の刃』主題歌(壺井一歩)
 大人気のアニメ『鬼滅の刃』の主題歌《紅蓮華》の連弾アレンジ。レベルはプリモ・セコンドともにバイエル〜ブルクミュラー程度。先生と生徒さんはもちろん、お友達同士、兄弟姉妹、親子でもお楽しみいただける迫力満点のアレンジです!

[巻末とじ込み]
◆楽譜
樹原涼子・轟 千尋・春畑セロリ
お話と音楽のきらめくバトン
 樹原涼子・轟千尋・春畑セロリという今を時めく3人の作曲家による特別企画。タイトル通り、3人がリレーでお話と曲を書いていくもので、どのような展開になってどのような曲が生まれていくのかは、バトンを渡されるまで分からないというハラハラ・ドキドキする企画。毎月誕生する新曲を、どうぞお楽しみください。
 第7回は、「どこにいるの?」(樹原涼子)。
 
◆付録 
「楽典くじ」(福島優子)
 ブルクミュラーレベルまでに覚えてほしい楽典をくじにしました。レッスンで学んだことが身についているか、楽しく復習することができます。

2月号で取り上げた曲一覧
※「今月の課題曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)

B.ガルッピ:《ソナタ ハ長調》第1楽章(特集「ソナチネがもっと楽しくなる! 弾き方・教え方のポイント」)
草野華余子:紅蓮華(紅蓮華[連弾ver.]〜アニメ「鬼滅の刃」主題歌)
グリーグ:朝(ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会)
ケーラー:ポルカ(音楽記号から見えてくる 作曲家の意図)
シューマン:子どものためのアルバム(教えながら学ぶ アナリーゼ入門)
ショパン:エチュードOp.10-1(根源的なテーマから学びを深める 樹原涼子の誌上マスタークラス)
轟千尋:ピアノ、すきかも~『ひいてみよう!音楽物語 わたし、ピアノすきかも』(音楽記号から見えてくる 作曲家の意図)
轟千尋:手紙~『ひいてみよう!音楽物語 わたし、ピアノすきかも』(音楽記号から見えてくる 作曲家の意図)
J.C.バッハ:《ソナタ 変ホ長調》第2楽章(特集「ソナチネがもっと楽しくなる! 弾き方・教え方のポイント」)
J.S.バッハ:トッカータとフーガ(ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会)
J.S.バッハ:インヴェンション第8番(バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン)
バルトーク:『ミクロコスモス第1巻』より〈第17番〉(音遊びから始めよう)
ブルクミュラー:貴婦人の乗馬(『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法)
ブルクミュラー:つばめ(『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法)
L.v.ベートーヴェン:《小ソナタ ト短調》第1楽章(特集「ソナチネがもっと楽しくなる! 弾き方・教え方のポイント」)
ヨナッソン:かっこうワルツ(音楽記号から見えてくる 作曲家の意図)
ワーグナー:ワルキューレの騎行(ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会)