内容紹介
コンクールで取り上げられる機会の多いヴィオッティの22番のコンチェルト。ヨアヒムとブラームスが好んで演奏したことで知られる名曲である。通常コンクールや発表会でとりあげる場合は、時間制限なども鑑み、長大な前奏や間奏・後送をカットして演奏される。本書では、実際の現場に即し、前奏間奏後送を大幅にカットしたバージョンをメインとし、8か所のカット部分については巻末にノーカット版を掲載、適宜演奏者がセレクトできるようにしている。まさにコンクール決定版である。ピアノ・リダクションは、諸版を参考に、原曲のオーケストラ・スコアからじっくり音を吟味し、また伴奏者に負担なく響きを損なわない編曲をほどこした。有名なヨアヒムのカデンツァを生かしつつ、奏者の自由に委ねる箇所のさらなる可能性を探り、新たな装飾の一例も盛り込んでいる。
曲目
- 1 ヴァイオリン協奏曲第22番 【ヴァイオリン/伴奏:ピアノ】 作曲:ヴィオッティ