• ムジカノーヴァ 2020年8月号

雑誌 ムジカノーヴァ

ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌

ムジカノーヴァ 2020年8月号

  • 気になる防音&進化する防音 ピアノ室 快適化計画
  • 今月の1曲:ドビュッシー アラベスク第1番
定価
922円 (本体838円+税)
判型・頁数
A4変
発行年月
2020年7月
JANコード
4910085190809
商品コード
182008

完売のため、お取り扱いできません。
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内容紹介

[特集]
気になる防音&進化する防音 ピアノ室 快適化計画

◆防音についての疑問に答えます!まず知っておきたい基礎知識
◆防音室:re・flex(リフレクス)
◆防音対策 早わかりチャート
◆「理想のピアノ室」を求めて~江本純子先生の防音室遍歴
◆私の防音室ができるまで①、②

ピアノ・防音メーカーのプロにきく
◆ピアノ防音装置:スーパーミラクルソフト、防音ECOパネル
◆インシュレーター:スティムフューチャー
◆ピアノ:トランスアコースティックピアノ

◆防音お役立ち情報~まだまだある!防音室、消音ピアノ、防音グッズ紹介

[今月の1曲]
(2020年7月号~10月号選曲者:奈良井巳城)
ドビュッシー《アラベスク 第1番》

[今月の1曲 連動企画]
◆誌上講座① アナリーゼ(壺井一歩)
 未来のドビュッシーの萌芽を感じられる作品
 5音音階や衝撃的な転調に注目してみよう
 
 この曲はドビュッシーの最初期の作品ではありますが、すでにドビュッシーならではの特徴が随所に見られます。全体をA-B-A’の3つに分け、バスの動き、小節数、和声、5音音階による締めくくりなどに注目しながら、曲の仕組みを詳しく観察していきます。

◆誌上講座② 演奏・指導法(パスカル・ドゥヴァイヨン)
洗練された宝飾品のような作品
~溢れるファンタジーを感じながら演奏しよう

 自由さや、自然界の色彩を楽曲に取り入れようという作曲家の気概を感じられる、ドビュッシー初期の人気曲。テンポ設定の考え方やリズムの特徴、練習のアイディアなど、この曲を演奏・指導する際のポイントを、豊富な譜例付きで解説します。

◆今月の1曲 豆知識
今月の1曲にまつわる豆知識を、譜例を用いながら解説します。

[トピックス]
◆童話・唱歌を楽しく連弾しよう!『ピアノ名曲フォーユー 日本を奏でるやさしい連弾』(小原 孝)
季節に合わせた童謡・唱歌を、プリモは導入、セコンドも初級レベルでアレンジした曲集『ピアノ名曲フォーユー 日本を奏でるやさしい連弾』。作曲者の小原孝さんに楽曲の解説をしていただきました。

[連載]
◆森田香先生のオンラインで使える教材シリーズ(森田 香)
 森田香先生が監修した付録を、オンラインレッスンでも使えるように再構成しました。第2回は「音の高さくらべ」です。
◆角野隼斗の 令和の音楽ライフ(角野隼斗)
 2018年ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ受賞者で、YouTubeチャンネルの登録者数が25万人を超える人気ピアニストの角野隼斗さん。これまでの「ピアニスト」のイメージに留まらない角野さんが様々な音楽活動をする中で、日々考えていることや感じたことなどを綴っていただきます。
 第3回は「『ディズニーランド』になりたかった5才」。
◆【新連載】根源的なテーマから学びを深める 樹原涼子の誌上マスタークラス(樹原涼子)
 『ピアノランド』シリーズの著者がこれまでの研究で発見したこと、伝えたいと思うテーマを一つずつ丁寧に掘り下げる講座「樹原涼子のマスタークラス」と連動した連載がスタート! 根源的なテーマから、今一度音楽との向き合い方を深く考えていきます。第1回は「倍音を知る」です。
◆生徒を変身させる 24のキーワード(根津栄子)
 「こどものスケール・アルペジオ」の著者としても知られる根津栄子先生に、テクニック・表現・ステージマナーの3分野にわたり、生徒を無理なく上達させるコツを分かりやすいキーワードの形でご紹介いただきます。今月のキーワードは、「6.肘の力はゼロ」。
◆ピアノテーマパーク~バロックから近現代のやさしい名曲の背景をたどる~(江口文子)
 「つながる音切れる音」「両手の対話」「リズムと踊り」「色と形と構成」の4つのテーマごとに、4期の名曲を集めた楽譜『4期のピアノテーマパーク』(江口文子先生監修)と連動した連載です。「自由な気持ちが音楽のはじまり」「心に浮かんだイメージを大切に育ててほしい」という、江口先生の思いが詰まったページです。創作漫画ユニット・留守keyさんによる、4期の特徴が分かるイラストも魅力。
 第4回は、「スペインのフォリー」です。
◆【新連載】自力でできる 作品への近づき方 教えながら学ぶ アナリーゼ入門(西尾 洋)
 楽譜が読め、旋律が歌え、鍵盤が理解できるのと同じくらいに、弾いている作品の「その作品らしさ」に迫る方法を生徒が身に付けられたら、音楽はきっと一生の心の友になるでしょう。「教えながら学ぶ」ことをコンセプトとして、やさしい曲や人気のある曲を中心に、自力で作品に近づく方法を懇切丁寧に紐解いていきます。
 初回はなんと、『メトードローズ・ピアノ教則本』!「形の違いが分かるようになったら、アナリーゼ適齢期」です。
◆6つのポイントで究める『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法(佐々木邦雄)
 指導力に定評のある佐々木邦雄先生が、『ブルクミュラー25の練習曲』を全曲解説。曲のしくみと、ピアノの演奏法の両面から重要なポイントを語ります。今回は《お別れ》《なぐさめ》です。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
 34年ほど前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
 今回は「ジャズ系④スウィング・ジャズ 実践編」として、筆者が数十年前からアドリブのレッスンに使用している手法をご紹介いただきます。オンラインレッスンなどでも活用できるよう、リズム音源のQRコード付きでお届けします!
◆初級のピアノテクニック きほんのき(松本倫子)
 これまでの導入期のテクニック指導から一歩進んで、初級の子どもたちに指のテクニックをどう教えるかを詳しくお伝えしていく連載。今月のテーマは、「悪い習慣の直し方と見守り方」。
◆ピアノをめぐる情景(青澤隆明)
 音楽評論家として活躍する著者が、『ムジカノーヴァ』読者に向けて厳選したディスク、ピアニスト、コンサート等について綴ります。読後はピアノについてもっともっと知りたくなるエッセイです。
◆なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る 正しい奏法(智内威雄)
 左手のピアニストの智内威雄さんが、奏法の問題解決の研究者、プライベートや音大でレッスン・奏法を教える指導者、また演奏家としての視点から、「演奏」について実践的なアドバイスを綴ります。
 今回のテーマは「脱力演奏の第3段階 手首の動き」。
◆世界史から読み解く 音楽史(広瀬大介)
 18世紀から20世紀に至る世界史の大事件と、それを描いた、あるいはそれに影響を受けた音楽作品にスポットを当てることで、音楽をより深く愉しめるようになる連載。同時代の日本の状況にも目を向け、毎回ミニミニ年表で整理していきます。今回は、「オーストリア=ハンガリー二重帝国の成立とハンガリーの音楽教育~フランス・リスト、またはリスト・フェレンツ〈3〉」。
◆自己解決能力が高まる ばばっち先生のしつもんプログラム~ワーク付(馬場一峰)
 しつもんに答えることで、レッスンの悩みを自己解決できるようになる、馬場一峰先生のプログラムです。今回のテーマは、「なぜ、生徒は練習してこないんだろう?」です。
◆ピアニストのパリ日記(丸山凪乃)
 国際コンクールで受賞を重ね、ヨーロッパを拠点に多くのコンサートやフェスティバルに出演、現在はパリ国立高等音楽院の修士課程に在学中の丸山凪乃さん。12才から現在に至る、パリでの生活を綴っていただきます。
 今回は、「バリアフリーの音楽は社会への光」。
◆保護者と良好な関係を築くための 伝え方講座(古内奈津子)
 保護者との間でよくある問題を例に、良好な関係性を保ちながらスムーズに教室を運営していくための「指導者としての考え方」や「保護者への具体的な伝え方」をお伝えしていきます。
 第5回は、「月謝納入に関するトラブル対応」です。
◆楽器店カリスママネージャーが伝える 気持ちがラクになる 教室運営の基本を押さえよう(星野真之)
 数百名に及ぶピアノの先生のお悩みを解決し続けてきた楽器店のカリスママネージャーが、読んだらすぐに実行できる教室運営のアドバイスをお届けします。
 今回のテーマは、「困ったことが起きた時は、変化のチャンス!」。
◆マサさんの 目からウロコのコードのお話(松田 昌)
 コード理論を初めて習う方だけでなく、基本的なことは知っているという方にも「目からウロコ」が落ちること間違いなしの、松田昌先生の連載。コードのしくみや、アレンジへの取り入れ方などを教えていただきます。
 第3回は、「フラットファイブ(-5)とサスフォー(sus4)メジャーコードとマイナーコード(2)~コードとメロディーは助け合って存在している!~」です。
◆スギテツ presents ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会(杉浦哲郎)
 「クラシックで笑顔を創る」をモットーに活動する、ピアノとヴァイオリンのデュオ・スギテツ。ピアノ&編曲を担当する杉浦哲郎さんに、来場者みんなが笑顔になれる、ピアノ発表会の演出方法やアンサンブル楽譜をご提案いただきます。
 今回のテーマは、「泡盛を呑んでカチャーシーを踊るモーツァルト!?~ピアノ独奏でおもしろクラシック!~」です。
◆音遊びから始めよう~ピアノレッスンにつながる表現の種~(鈴木和子)
 子どもたちの表現意欲を育てるレッスンをしている鈴木和子先生に、導入期から始められるレッスンのアイディアを教えていただきます。今回のテーマは、「ハレルヤ!」です。
◆ピアノレッスンのトリセツ!(佐野由美子)
 初めてピアノを習う生徒や保護者に向けて、レッスンの“取扱説明書”をベテラン指導者の佐野由美子先生に作成していただきます。
 第5回のテーマは「一人で練習できるよ」です。

[教材]
◆メトードローズ・ピアノ教則本で読譜力と表現力をつけるレッスン(齊藤浩子)
 美しい曲で、易しいテクニックから徐々に深く学べる『メトードローズ・ピアノ教則本』。導入期のレッスンにメトードローズを取り入れている齊藤浩子先生に、活用法を教えていただきます。
第5回のテーマは、「シャープと休符」。

◆誰でもできる 作曲入門(壺井一歩)
 作曲をするのは難しい、と思いこんでいませんか?そんなあなたや子どもたちにオススメする、やさしい作曲講座です。実際に作曲をしてみると、「曲がどのように作られているか」が分かります。アナリーゼのヒントもたくさん見つかることでしょう。
 第3回は「ハーモニーをつけてみよう(1)基本の和音を理解しよう」。

◆入会2年で音大入試問題が解けるようになる! あやか先生の楽典ドリル(永瀬礼佳)
曲を解釈するためには、「楽典」の知識がまず必要不可欠です。でも、楽典というと「音大入試のために勉強するもの」「子どもには難しい」と思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか? この連載では、かわいらしいイラストと易しい解説付きで、幼児向けのドリルを掲載していきます。
第18回は「ほちょうちょうは♯が何個つく?」。

◆ハノンクリニック(奈良井 巳城)
 今回は、オクターヴの手の取り方について奥多部跳音先生に伺います。

[巻末とじ込み]
◆楽譜
【新連載】樹原涼子・轟 千尋・春畑セロリ
お話と音楽のきらめくバトン

 樹原涼子・轟千尋・春畑セロリという今を時めく3人の作曲家による新連載がスタート! タイトル通り、3人がリレーでお話と曲を書いていくもので、どのような展開になってどのような曲が生まれていくのかは、バトンを渡されるまで分からないというハラハラ・ドキドキする企画。毎月誕生する新曲を、どうぞお楽しみください。
 初回は、「ぼく 友だちができた。」(樹原涼子)。
 
◆付録 連載連動 あやか先生のレッスングッズ・シリーズ⑦
「休ふのマンションのパズル」(永瀬礼佳)
連載「入会2年で音大入試問題が解けるようになる! あやか先生の楽典ドリル」と連動したレッスングッズ・シリーズ。永瀬礼佳先生ならではの指導法から生まれた付録です。第7弾は、音価を学べるパズルです。

8月号で取り上げた曲一覧
※「今月の1曲」以外の作品(括弧内は取り上げた記事のタイトル)

アメリカ民謡:茶色のこびん(ポピュラー音楽指導塾)
伝カッチーニ:アヴェ・マリア(マサさんの 目からウロコのコードのお話)
樹原涼子:連弾組曲「美しい時間」Ⅳ.楽興の時~連弾組曲集『時の旅』より(樹原涼子の誌上マスタークラス)
作曲者不詳:スペインのフォリー(ピアノテーマパーク)
滝廉太郎、文部省唱歌(小原孝編):お正月~雪(ピアノ名曲フォーユー)
ブルクミュラー:アラベスク(初級のピアノテクニック きほんのき) 
ブルクミュラー:お別れ(『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法)
ブルクミュラー:素直(誰でもできる 作曲入門)
ブルクミュラー:なぐさめ(『ブルクミュラー25の練習曲』曲のしくみと演奏法)
ヘンデル:ハレルヤ(音遊びから始めよう)
モーツァルト(杉浦哲郎編):ハイサイトルコマーチ(ザッツ・エンタメ・ピアノの発表会)
文部省唱歌(小原孝編):茶摘み(ピアノ名曲フォーユー)
山田耕筰(小原孝編):赤とんぼ(ピアノ名曲フォーユー)